小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - お勧めの取り組み のコラム一覧
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「理解し合っているはず」の思い込み
このところ体罰に関する話がいろいろなところで取り上げられ、一種の社会問題化しています。この件については、私も人との接し方、指導の仕方、コミュニケーションの取り方といった切り口で、気づいたことがあればこれからも書いてみようと思っています。 先日、柔道全日本女子の監督が辞任することになってしまいましたが、この会見の際に「コミュニケーションは取れていると思っていたが、一方的な信頼関係だっ...(続きを読む)
「ネガ・ポジ変換」っていいですよ!
「ネガ・ポジ変換」ってお聞きになったことはありますか? そもそもは写真の世界での言葉みたいですが、最近は本来の意味とともに、「ネガティブ(否定的)な言葉を、 ポジティブ(肯定的 )な言葉に言い換える事で、前向きになって やる気を出そうという思考方法」のことも言うようです。「ネガ・ポジ言い換え」などとも言うようです。 これに関する書籍や、言い換えを助けるスマホアプリまであるようで、そもそも...(続きを読む)
まず目に見える小さな所から変えてみる
オンライン上のあるコラムを読んでいたところ、現場力を組織の力に高めるという視点で、ニューヨークの治安改善に関する話が書いてありました。 そもそもは地下鉄の凶悪犯罪の抑制が発端のようですが、「ブロークンウィンドウ(割れ窓)理論」といって「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」という理論に基づき、第一弾として地下鉄の治安...(続きを読む)
信賞必罰の「罰」
このところ、体罰に関する問題が多く語られています。体罰というのは、基本的に「威圧と恐怖による支配」だと思うので、良い効果を生むとは思えませんし、コミュニケーションの取り方としても論外だと思います。罰という事がいったいどういうことなのかを良く考える必要があると思います。 話は少し変わりますが、主に経営者の方々から「信賞必罰」という言葉を聞くことがあります。「信賞必罰の企業風土にしたい...(続きを読む)
良かれと思っての逆効果
「せっかくやってやったのに何だ!」「こちらの気も知らないで!」 怒りの程度は様々ですが、こんな話を時々聴きます。 何についてかというと、社員旅行や飲み会、社内レクレーションなど、福利厚生やコミュニケーション向上を考えた社内行事について、経営者や管理職の方々がおっしゃることです。 つい先日もある会社の部長さんが、「どうせ若い子たちはお金がないし、たまにはいい店でご馳...(続きを読む)
仕事柄で感性が違う「仕事の優先度」
ある会社の研修で、仕事の優先度の話をしました。仕事の「緊急性」と「重要性」で判断する仕事の優先度の話です。 事例としてはご存知の方も多いと思いますが、多くの組織では「仕事の優先度」を決める時に、その仕事の重要性(大事かどうかの程度)でなく緊急性(いつまでにやるかの期限)で決めてしまうことが多いというもので、「本当は重要な事の方を優先すべきじゃないの?」というお話です。 ...(続きを読む)
どんな仕事でもプロのはず
つい先日、仕事中の移動で都内を歩いていた時、小学生の女の子二人が小走りで横断歩道を渡ろうとしたところへ、2トントラックがそこそこのスピードで左折してきました。一瞬危ないかと思いましたが、女の子二人が気づいて立ち止まったので、何事にもならずにすみました。 トラックの運転手さんを見ると、携帯電話片手で話していて、歩行者には全く気づいていません。こういうことが一歩間違うと事故になるのだと...(続きを読む)
「ゆとり世代」と揶揄する失礼
企業の人材育成に関わっていると、「ゆとり世代は・・・」という話題が出ることがあります。 肯定的な話はほぼ一切なく、「受け身で言われたことしかやらない」「打たれ弱い」「失敗を恐れてチャレンジしない」「競争心がない」など、「だからゆとり世代はダメなんだ!」というようなダメ出しの指摘ばかりです。 でもこれって、その世代に人たちに対して、ものすごく失礼で差別的な指摘だと思います...(続きを読む)
なぜ「人と接する仕事がやりたい」と言うのか
採用面接などで「どんな仕事にやりがいを感じるか」「どんな時に仕事の喜びを感じるか」という質問をすると、「人から感謝される」「人の役に立っている」「有難うと言ってもらえる」といった答えを聞くことが、特に最近多くなったと感じます。たぶん震災などがあって、自衛隊の方々やボランティアの方々が被災者と向き合う様子なども、そんな気持ちが増している一つの要因になっているように思います。 ある会社...(続きを読む)
経営者や著名人の異口同音
私が人事の仕事に関わるようになってから5,6年経ったころ、自分の立ち位置がどうあるべきなのか、何を基準にすればよいのか、自分の中でもあいまいで迷っていた時期があります。 人事の仕事は相応の経験や専門性が必要である一方で、多くの人に関わることですし、専門家でなくても何となく感覚的に見えるような部分もあります。一概に正解がないということもあり、一言言いたい人はたくさん出てきます。その結...(続きを読む)
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