小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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「みんなそう思っている」というリーダーの思い込み
ある会社の社内ミーティングに、オブザーバーとして同席していた時のことです。 仕事の進捗状況の確認をしている際に、リーダーがあるメンバーのことを、かなり厳しい口調で叱責し始めました。私が見ている限りでは、別に仕事上の進捗遅れや不手際があった訳でもなく、ごく一般的な話の流れの中からだったので、何がきっかけだったのかがよくわかりません。見方によっては、俗にいう、“キレた”に近い様子です。 ...(続きを読む)
「ビールはいつからおいしくなった?」、緩やかな変化を自覚する大切さ
お酒飲み同士で話していると、「ビールがおいしいと感じたのはいつからか?」という話題になることがあります。 最近の若者はビール離れだそうなので、あまりわからないかもしれませんが、ビール好きの人に聞くと、初めはおいしいと思わなかったのに、いつの間にか好きになっていたという人が多く、みんなその境目がわからないと言います。中にははっきりとしたきっかけや思い出のある人もいますが、どちらかと言えば...(続きを読む)
「働かないオジサンの言い分」に似ていると感じたこと
ウェブ上の記事で、「働かないオジサンの言い分」という話がありました。 50代読者からの投書だそうで、その内容は 「年功序列の給与の中で、若い頃は安月給で働かされ、会社には十分貢献してきたはずで、いま多少働きが悪くてもその頃の“貸し”がある。途中で処遇を引き下げたり、クビを切られたりするようなやり方はルール違反だ。」 「若者は“使えないのに給料が高い”と言うが、自分たちも年をとれば、...(続きを読む)
自分の成功体験を否定するのは難しい
少し前の話題ですが、夫婦ともに高学歴の芸能人が、「私たちは、親の用意してきた道を歩んできたのではなく、学歴をつかみとってきたという誇りがある。努力の証明書として学歴がある」と発言し、そのことがネットで炎上したという話がありました。 「コツコツ頑張ったものは評価されて然るべき」と擁護する意見も一部にある一方、「安っぽい自慢」「親のおかげと気づけ」などと批判されていました。 この話につ...(続きを読む)
「仕事を任せてもらえない」には理由がある
ある会社でのことです。社員からこんな話を聞きました。 「上司が仕事を任せてくれない」 「自分に判断させてくれない」 「権限委譲してくれない」 と言います。 だから自分の目標達成ができないのだそうです。 この社員のことを上司に話を聞いてみると、ちょっと渋い顔をして言うのは、 「指示したことはやらないで、違うことばかりやるんですよね・・・」 「だから信用できずに、任せたい仕...(続きを読む)
「評価制度」でやる気を失い、業績を下げているという話
会社がある一定規模を超えると、“評価制度の導入”というテーマが必ず出てきます。 業務状況や成果などの評価を行って、その結果を給与ほか他の処遇に反映すること、優秀な人材の確保、モチベーション向上、人材育成などにつなげようという意図であることがほとんどです。 「評価制度」に限らず、社内で運用されるさまざまな制度には、当然メリットもデメリットもあります。その運用を進める中でメリットを大きくし、...(続きを読む)
異動や業務の希望を聞くことに伴う責任
3月、4月という季節は、企業では異動が多い時期です。 社員の配置や異動は、会社の権限で行うことが原則ですが、社員のやる気を促すためや、会社に対する満足感を高める一環として、本人の異動希望にこたえる制度を設けている会社があります。 ローテーション制度やフリーエージェント制度などの呼び名がついているものや、自己申告制度の一部として話を聞いているもの、その他いろいろな形があります。 中に...(続きを読む)
「上司から先に研修すべき」が当てはまらないと思うとき
企業研修を行う中で、比較的よく言われることとして、「上司から先に研修すべき」という話があります。 実際に研修をしていると、受講者から「この内容の研修を上司たちは受けているのか」「できていない上司が先に受けるべき」などという批判が出るのは、わりとよくあることです。 こんなことから、研修を行う場合には、役職が上位の者から順番に下位に向かって実施していくということが良いとされることがあり...(続きを読む)
「会社への不満」で見える会社業績への影響
同じ会社の人間が集まれば、自分の会社に対するグチや不満が話題になるのは、よくあることだと思います。 私がいろいろな会社を見てきた中で、この「会社への不満」の程度や中身と、業績との関連性を感じることがあります。 まず、この不満がある会社と不満がない会社ということで見ると、実は不満がある会社の方が業績が良い、もしくは伸びていることがあります。一見よさそうな「不満がない」という状態は、言...(続きを読む)
ときどき出会う「困った応募者」は、結局自分が損をしている
企業の人材採用を担当していると、いろいろな人が応募してきます。最近のような人手不足の環境であれば、応募して頂けるだけでも大変有難いことですが、ときどき扱いに困る応募者に遭遇することがあります。 単純に求人要件に合わないのであれば、それは普通にお断りをするだけですから、これについて困ることはありません。問題はそれ以外の理由で、応募自体を受け付けることが難しいような人です。 私の...(続きを読む)
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