こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの上津原です。

今日は、保険会社のリスクについてお話します。

昨日、アリコジャパンなどの保険会社の親会社であるＡＩＧがアメリカのＦＲＢから緊急融資を受けてアメリカ政府の管理下におかれました。

ＡＩＧの動向は、ファイナンシャルプランナーの一人としてここ2ヶ月、かなり気になっていました。アリコジャパンの保険について、保険代理店の方と一緒になってご提案していた案件が数件あったからです。株価や格付けは毎週定期的にチェックしていました。

私が出した結論は、
「ＡＩＧの株価が落ち着くまで提案しない。」
ということでした。提案しないままお客様の年齢（または保険年齢）が上がってしまうと、お客様にご迷惑がかかります。実際にそのような案件もありました。でも、

「お客様にご提案した保険の保険会社が破たんしたらもっと迷惑がかかる。」
と思い、あえて提案しない姿勢をとりました。

2ヶ月前の格付けはムーディーズもＳ＆ＰもダブルＡクラスです。アリコジャパン自体は堅実に経営しているのは推測できましたが、心配でした。

今回アメリカ政府の管理下に置かれることにより、ひとまずは危機を脱しました。だから、お客様へリスクをお伝えした上で提案を再開しようと思います。

10年前には格付けがトリプルＡだった会社でも、今回のようなことは起こります。保険も資産運用のひとつでありリスクもあるということを、私たちは頭に入れておく必要がありそうです。