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植森 宏昌
ウエモリ ヒロマサ
毎年恒例の兄の書道展です。
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毎年、恒例の兄の書道展です。お近くをお通りの方や御興味のある方は是非ともお立ち寄り下さい。下記に兄からの紹介文を掲載させて頂きます。
いつもお世話になっております。19回目を迎えた寧社書作展は20年以上前に大学や高校教員を中心にして故・今井凌雪先生の発案で新書鑑誌の原稿作りのために始めた中国語翻訳会から派生したものです。
これまで、書体、作品形式、題材など、その時折に様々な共通テーマを決めたり、チャリティー展、今井先生を偲ぶ特別展示などを企画してきました。
...今回は、「私のこだわり」をテーマに設定しました。作家は当然のことながら作品一点一点にこだわりを持って制作しているはずです。そのこだわりが題材、用具用材、表具、制作環境であったり様々です。しかし、それらは普通、自分の胸の内に留めておいて明らかにするものではありません。今回はあえて明確にすることにより、それが正しいのか鑑賞者にチェックしていただきたいと思います。
今回もさまざまな書体、書風、材料で240cm四方の大作から葉書以下のサイズまでバリエーション豊かな作品が並びます。また、私と｢王鐸｣という共通コーナーを設けます。雪心会では取り上げることの少ない明末清初の｢王鐸｣を各自がどう料理するのかご覧いただけたら幸いです。例年通り作品一点一点に関する説明文書も配布します。授業や作品制作のヒントもあると確信しています。
私たちのこれらの書作品を通して、多くの方々と様々な場面での―こだわり―について、親しくお話ができれば幸甚です。
ご高覧ご批評の程、宜しくお願いいたします。
また、毎月一回土曜日に「寧楽漢学講習会」でお世話になっている奈良女子大学名誉教授の横山弘先生から、『寧社』（ここ奈良《寧楽》の地からメッセージを発信するグループ）と名付けていただいたこの会。本年も横山弘先生にご無理をお願いし、十六日午前十時半から、「王鐸」らが活躍した「明末清初という時代」という題でご講演をお願いいたしました。ご自由に聴講頂けます。
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