植森 宏昌
ウエモリ ヒロマサ巨額詐欺事件が又、発生しましたね。
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毎回、毎回と言うか何故、ここまでなるまで監督官庁は放置してたのか理解に苦しみますね。
前回のAIJに続き今回は債権回収会社MRIインターナショナルが事業への投資として集めた約1300億円超を運用せず、大半が消失している可能性がある事が判明しました。
この会社の事業内容に関しては以前に私の知り合いから聞いた事があり、個人的には胡散臭い会社だなという印象でした。内容的には診療報酬を保険会社に請求できる権利を債権化した金融商品を扱う事業を展開しており、事業へ投資すれば最大年利8.5%で資金運用できると謳い日本の顧客約8700人から約1365億円の資金を集めていたと言われています。個人的には、どうすれば年8.5%もの高金利を安定して出せるのか教えて欲しいぐらいです。投資した方も、その部分で疑問を持つべきでしたよね。
新聞記事に因ると監視委が今年に入り運用状況などを検査した際、運用の実態が確認できなかったとの事ですが、今迄の検査は何をされてたのでしょか?疑問ですよね。当初は配当金を支払われていたらしいのですが、近年は支払いが滞ってた時点で苦情なり何らかの相談が何処かの機関に入ってたでしょうし放置してた方々の責任も大きいと言えますよね。
結局、毎回、泣かされるのは消費者です。保険会社にしても、証券会社や銀行、投資会社にしても免許を与えて事業を認めてる監督官庁があるのなら、もっとしっかり管理するとか、免許の交付自体を厳しくするとかの処置を講じないと今後も同じ様な初めから詐欺を目的にした連中が出てくるでしょうね。そろそろ本腰を入れて調査して欲しいものです。
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