竹内 和美(研修講師)- コラム「心の目がどこにあるかで、仕事ぶりが変わるのでしょう」 - 専門家プロファイル

竹内 和美
実践型研修で、結果が即・行動に現れます

竹内 和美

タケウチ カズミ
( 研修講師 )
株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
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心の目がどこにあるかで、仕事ぶりが変わるのでしょう

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プロとして生きる! キャリアを磨こう 2012-05-29 23:03
先週木曜日は、札幌で研修の打合せを行いました。
年間の研修計画の中で、内製化できる内容のものは、自分たち社員が講師となって進めるという
企業様の取り組みを応援させていただいています。
OJTとOFFJTという分け方をして、知識を蓄えるタイプの研修も必要ですが、知識をすぐに成果に変えるための座学と行動を一体化させる取り組みは、重要なことと理解される企業の人事担当者の皆さんや、経営者の方が多いのですが、なかなか、その一体化が難しくてとおっしゃるのです。

なぜなら、それは、教える人が常に社内にいらっしゃらないからに他ありません。
どうしたらよいかという知識と経験を持った人が、すぐにアドバイスや改善策を考えることができないから、知識は知識、経験は経験、という具合に、バラバラになってしまうのです。
また、常に刺激を与え続けられる人がいないことも、OJTとOFFJTを分離させる種になります。

研修の内製化の推進と定着のためのコンサルティングを兼ねたこの日の打合せは、とても充実しており楽しい時間になりました。

ところで、仕事の成果を見えるようにプレゼンテーションしなければならない、ご担当者の方の苦労は、たいへんなものであることが想像できます。
特に、製品やサービスを作るのではないため、知識がどれほど蓄えられたか?それが実務でどう活かされているか?
目に見えないものを形にするのは、たいへんですが、やりがいがあるのも間違いではありません。

そのやりがいある仕事を、どの角度から見るかで、仕事ぶりが変わってくるように思います。

今週は、私事で始まりましたが、このことは、ある業者さんの仕事からも、はっきり確信できました。

というのも、業者さんは二人組でやってきてくださったのですが、ひとりは、サービス業従事者らしく、爽やかな笑顔、きびきびとした態度、テキパキと仕事をこなしていきます。
常に、わたしにもわかりやすく進行状況を解説しながら、時には、次はこうしたらよいと、アドバイスを加えながら、作業を進めていらっしゃいました。

もう一人の方は、経験も浅いらしく、ベテランの方の指示のもとに作業するのですが、
愛想も悪く、態度もだらだらしています。
作業は、してくださるのですが、どこか「?」や物足らなさを感じる仕事ぶりです。
先輩作業員の方から仕事のコツを教わっても、「はい」という返事も返さない様子を見て、わたしが腹立たしくなるくらいです。

札幌の担当者の方は、いつも、社内で働く同僚や後輩、新人社員の方たちの方を見ています。
今週出会った業者の方は、お客様である私の方を見ています。

心の目が、どこを見ているかで、仕事をする姿勢や態度が変わるのです。

自分の方ばかり見ている経験の浅い作業者の方は、信頼関係を築くことができません。

仕事は、自分を育てるものですが、自分が育つために心の目をどこに向けたらよいか?
もう一度、考えてみませんか?

その言葉は、相手を励ますのか?受け入れるのか?
その視線は、相手を見守るのか、信頼を伝えるのか?
その表情は、相手が勇気を出す支援になるのか?
あらゆる角度から物事を見る癖をつけ、柔軟性を持てるようになりたいですね。




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