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【金融庁、資産査定を厳格化】
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こんにちは、東京港区の公認会計士 森 滋昭です。
少し前になりますが、6月24日付のニッキン(日本金融通信社)によると、金融庁は、金融検査で、銀行や信用金庫等の資産査定の厳格化に舵を切り始めたそうです。
対象は、中小企業金融円滑化法に基づき貸付条件を変更した先です。
特に、円滑化法を施行した際に、債務者区分を要管理先・破綻懸念先(不良債権)から要注意先(正常債権)に区分を変更した先を抽出して検査をしているようですが、検査を受け銀行からは、「予想以上に厳しかった」との声が出ているそうです。
金融機関の方に伺ったところ、金融機関では承知のことで、来年3月に円滑化法の適用期限が切れるので、すでに銀行内に対策チームを作っているようです。
企業側としては、金融庁の方向転換が行われたのを受けて、金融機関の姿勢が変わってきていることに対応し、来年3月の円滑化法の適用期限までに、至急、経営改善を図っていく必要がありますね。
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