大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「Facebook, Twitter などへの依存中毒症状」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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Facebook, Twitter などへの依存中毒症状

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科学に基づいた心理学から 2012-05-02 16:36

 

facebook, twitter などsocial network に日常を振り回され、人の事を気にし過ぎ、ネット上での人の目を気にし過ぎ、疲れ果てている方はいませんか。

アメリカやカナダのpsychologist はこんな名前を使い始めています: Facebook Addiction(フェイスブック中毒)

こんな症状を見せる「彼女」についての問い合わせをいただきました。
最近の困った社会状況だと思い、コラムでお話することにしました。

まず、facebook, twitter などのソーシャルメディアには、もちろん良い面と悪い面とが共存します。 
そのどちらを利用するかは本人次第。
 
(私もfacebook, twitter を利用します。 指導している生徒の家庭とのネットワークです。 どうやって脳の発達を促しているか、今日の教材、その成果などを報告しています。)

そのように多くの人とつながることによりメリットを得たり、リアルタイムで起こっていることを知るのは良い面ですね。
人間は社会的な生き物ですので、他の人とネットワークを持つことは非常に大切ですから。

しかし、残念ながら、facebook, twitter などのweb上でのつながりは、本来人間が求める「つながり」だとは感じられない人も多数存在します。

面と向かっての会話、直接会う「つながり」。 
これが人間が元々遺伝的に求めているものですので、facebookやtwitter からは、どうも満足感が得られないと感じる人たちです。

(私は会社名Super World Club として利用中。 個人でのfacebook使用は興味ありません。 昔の同級生が今何をしていて、先週の火曜日の朝ご飯に何を食べたかなど、知りたいとも思わないからです。)

さて、悪い面です。

24時間、facebook, twitter に一切アクセスしないとどうなるかの研究でこんな結果が出ています (The University of Maryland. 2012)。

落ち着きがなくなる、 混乱する、心配ばかりする、イライラする、、精神的に不安定になる、強迫観念を持つ、じっとしていられない、正常でない行動を取る、パニックになる、ねたむ気持ちが異常に強くなる、怒りを覚える、孤独感が強くなる、依存心が強くなる、うつ状態になる、周りに非難されている錯覚に陥る・・・などの症状が現れました。

オフラインを24時間続けると、このような禁断症状が出てしまい、オンラインになることを渇望します。
そして、その禁断症状と渇望症状は、なんとアルコールや煙草中毒よりと強いと報告されています。

わぉ。  中毒です。
アルコールや、煙草をやめる方が、facebook, twitter をやめるより簡単だということです(the University of Chicago Booth School of Business. 2012)。

更に、facebook, twitter にはこのような中毒症状を引き起こす面だけでなく、人間の大切な時間を奪ってしまう怖い面もあります。  
本来なら、仕事、家庭などで血の通った人間的な語らい関係を築くはずの時間を、仮想空間での関係作りに奪われてしまっていることになります。
このための個人的、社会的損失は計り知れなく大きいと考えられ、社会全体としての経済的損失も現在研究中です。 

では、どうやったら悪い面を避けることが出来るか。

一番簡単なのは、facebook, twitter をしないこと。
科学者絶対お勧めの方法です。

えぇ~そんなわけには、ですか。 

では、次なる方法は、使用時間を制限することです。
一日15分から30分が限度として。

アルコールも、飲み過ぎは身体への負担が大きいです。
でも、一日1~2杯ならそれほど悪い面は気にならないですね。

Facebook, twitter も同じです。
Watch out.

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