インターナショナルプリスクールに2年ほど通わせると英語が出来るようになりますか? - 幼児教育 - 専門家プロファイル

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大澤 眞知子
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閲覧数順 2020年09月20日更新

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インターナショナルプリスクールに2年ほど通わせると英語が出来るようになりますか?

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科学に基づいた心理学から

10年前に書いたコラムが未だに有効、いやそれどころか更に声を上げる必要があるのではと思った質問に出会いました。

 

この10年間に、雨後の筍も驚くほどのスピードで出現しているいわゆる似非インターナショナルスクールに要注意。

子供の脳の正常な発達を阻害しないように。

  

【質問】 

インターナショナルプリスクールに子供さんわ行かせてる方、どうですか?
子供が1歳半です。近所にインターナショナルプリスクールができ1歳から入園できるようです。

2歳からそろそろ保育園にと考えていますが公立や認可は待機ありで、たぶん入れません。
そこでインターナショナルプリスクールが気になっており、年長さんまで通わすのは料金的に厳しいと思うので2歳、3歳と2年ほど通わせようと考えています。

2年ほどなら英語を身につける意味では、意味がないのでしょうか? 

せっかく入るなら英語を身につけてほしいと思うのですが、2年ほどは中途半端というのなら一般の保育園にした方がいいのかな?と考えています。

 

【回答】 

「日本の子供への英語教育」「留学の本当の定義」「日本人向けクリティカルシンキング思考法学習」などについてコラムを書き始めたごく初期に、このようなお問い合わせについて結構な数の回答をしました。

 

特に「幼児教育は早くから始める方がいいのですか」 

「日本で育つ子供への早期英語教育は効果がありません」

は参考になると思いますのでお読み下さい。

両方共、2010年に書いた回答コラムです。

 

現在は、カナダ在住、クリティカルシンキングの本場から日本人生徒向けのオンラインコースを開講し、日本の子供たちへ刺激を送り続けています。

 

10年前にコラムを書いて以来「以前インター幼稚園に通っていました」という生徒たちと多く接する機会がありました。

幼少期の脳がどう発達するのかの科学的見地からは予想通りでしたが、それら生徒たちには、ほぼ全員に回復不能な後遺症がありました。

日本語がセミリンガルに近く、年齢相応のコミュニケーションが取れないことです。

セミリンガルとは、バイリンガルとは全く異なり、母国語も第2言語(この場合英語ですが)も中途半端な、しかも親が作り出した人為的言語発達障害とも言える状態です。

 

本人たちは周りとコミュニケーションを取れていると思いこんでいる場合が多かったですが、みな独りよがりの発信で、周りからの声を受け止める能力もなく自分中心、すべての言語活動が非常に幼いまま止まっている状態です。

 

もちろん、周りからはよく受け入れられることもなく、交友関係もうまく行かず、日本の学校でも場所をみつけられない生徒が多かったです。

その結果「やっぱり日本の制度が合わない」と親が非論理的・感情的な決断をし、留学させる割合が普通の幼稚園で育った子供より多いと感じています。(データはありませんが、相談数などから推定しています)

 

留学となり、また表面化してくる悲劇的な後遺症が「文法理解の欠如」です。

 

幼い時期に、無理やり英語で教育を行う幼稚園などに入れた場合、もちろん言葉はわかりませんので見よう見まねで何とか言葉を発しようとします。

対応するNative Speaker保育士は、とにかく何か言おうとしているからと「わかってやろう」とし、正しい英語文法を使うやりとりではなく、めちゃくちゃな英語でのコミュニケーションを脳が覚えてしまいます。

 

その結果、英語文法の基本が完全に欠如したままの脳が残り、後になりいくら正しい文法を習ってもその脳が拒絶してしまうという傾向を数多く観察して来ました。

非常に簡単な基本文法–単数・複数、動詞の形、時制、主語と動詞の一致–などが理解出来ておらず、エッセイを書くと恐ろしいほどの間違いをします。

 

更に困ったことに、本人たちは「インター育ちだから自分の英語は優秀なはず」という思い込みから脱却出来ず、文法を習い直すことは拒否し、空自慢の中に閉じこもります。

 

その結果、留学も、日本での受験もすべてから弾き飛ばされ、言語でもセミリンガルで迷子、実社会でも中途半端な能力で迷子。

このような生徒をたくさん見てきました。

 

賢明な判断をなさって下さい。

 

Watch Out.

____________________ 

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