大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「高校留学とは?ー日本では決して知り合いになることもない、いやなろうとも思わない類の日本人と。。。」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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高校留学とは?ー日本では決して知り合いになることもない、いやなろうとも思わない類の日本人と。。。

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留学 大学・高校正規留学 2023-07-08 04:44

ここまで問題の多い高校留学に、未だに間違った思い込みがまん延していますね。


毎回、高校留学の現実を伝えるコラムを書く度に思います。

このテーマ、書いていて本当に怒りが込み上げてくるから、もうこれで終わりにして前に進もう、と。

もっと楽しいこと書きたいな、と。


でもね、真面目な親子が、本当に真剣に思い込みをしたままカナダに向かうのを見ていると

「やはり、やめられないな。社会的・道義的責任を捨てるわけにはいかない。」と、また書き始めます。


今日は、こんな話題から。 

ネットの留学相談コーナーでさえ、回答の論調が変わって来ましたね。

みなさん、いくら何でもこの醜い現実を無視するわけにはいかないと思い始めているのかも。

現実を見据えた回答が多くなったこと、厳しい回答が多くなっていることに「ネット相談」もやるねぇと思ってしまいます。


高校留学についてこんな回答を見つけました。 

「日本では決して知り合いになることもない、いやなろうとも思わない類の日本人とつるむこと。これを高校留学と呼ぶ。」


思わず拍手、まさにその通り。


子供を留学させる時、どこの地域に行こうか、どの学校がいいかを一生懸命考えて、中には親子で実際にカナダにやって来て自分の目で学校や環境を確かめる方もいます。 

学校のランキング、州ごとに出している各学校のRatingを細かく調べる方もいますね。


しかし、全く見えていないことがあります。


留学する高校にどどっと存在する日本人の存在です。

どこに行っても日本人だらけですよ。


田舎の町に行っても、寂しい田舎の小さな町に行っても、「なんでこんな所に日本人がゴロゴロ?」と驚くほど多いです。

せっかくカナダに留学して、日本人の中にぽいっと放り込まれるのが高校留学の現状だとは、実際に到着してみるまでは考えても見ないでしょうね。


しかも、その日本人の顔ぶれ、振る舞いたるや、一挙に暗い穴に落ちるような気になります。

レベル低いですよ。


日本では入学する高校を決めるには、まず成績、そして環境、忘れてはいけないのが「同級生の質」。

自分に合わない、つまりそのグループには合わない高校は選ばないはずです。


なのに、高校留学する場合は「はい、ここにしましょうね〜。」というエージェントにお任せ。

留学先に一体どんな日本人がたむろしているかなど考えもせずにやって来ます。


中には「日本人のいないところに行きたいです。」とエージェントに頼み、「はい、もちろんその希望に沿いますよ。」

着いてみるとエージェントの真っ赤な嘘に大衝撃。

2桁の上る数の日本人がすでに「日本人村」というグループを組んでいます。

レベルも質も、相性も、モラル感も全く自分と異なる日本人がグループを組み新入生においでおいでしています。


英語も出来ない、勉強もしない日本人の群れの中に取り込まれ、折角カナダに来て日本人グループと行動するという何とも悲劇的な生活が始まります。

つるまざるを得ない、まるでヤクザのような塊が、カナダの高校に存在する「日本村」です。


周りのカナダの高校生は、そんな群れた日本人など相手にもしません。

むしろ嫌悪の目で見ることもあります。

ですから、「日本人村」に入らない=ひとりぼっち ということになりますので、余程精神的に強い場合以外は完全に「嫌な日本人とつるむ留学生活」が待っています。

 

先日こんなコラムを書きました。

カナダに出来てしまった『日本人留学生のステレオタイプ』


そのステレオタイプをもう一度読んで見て下さい。

In short

日本の親が面倒みることを諦めるくらい出来が悪く、素行も悪い、勉強する気もない、金遣いだけが荒い日本人。

英語は悲劇的に出来ない。

これが、カナダの学校・教師・高校生の親たち、社会の人たちにできてしまった「日本人高校留学生」の顔です。

カナダの周りの人たちが日本人高校生グループを見る目です。


そのような日本人村の高校生は、もしあなたが留学していなかったとしたら

「日本では決して知り合いになることもない、いやなろうとも思わない類の日本人」でしょうね。

しかも、ひとりぼっちになりたくなかったら、つるまざるを得ない日本人です。


更に悪いニュース。

この9月からはカナダ中にまさにステレオタイプそのままの日本人高校生があふれている高校留学になります。

どどっと送り込まれます。


さて?

それでもいいですか?


留学は大学からの理由がおわかりですか?

確かに、大学でも幼い精神年齢の日本人はいわゆる「ともだち」を悲劇的に求めつるむ傾向もありますが、

ま、もう大人です。

妙な「村」を形成している日本人と無理やりつるむ必要などありません。

大学生活は全く異なります。


ね?

留学は、大学から。


カナダには大学からいらっしゃい!

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