大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
「留学」は自分の人生への競争力をつけるため
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「留学」という言葉だけが一人歩きしている日本です。
一体本当はどういう定義なのかを考えずに、「留学したい!」という生徒や、頭ごなしに「留学」を否定する親やら。
また、逆に、日本でも大した結果を出してないまま「留学」を夢見る若者や、なぜか「留学させる」のが子育ての目的のような親も。
十分な資質があり、日本の教育制度でも成果を上げ、留学先の教育制度に合わせた準備を整えた生徒を、カナダの優れた教育機関に送り込んで35年になります。
生徒だけでなく、親の姿勢も大切。
柔軟で開かれた考えを持つことはもちろん必須ですが、自分からも積極的に新しいものに興味を持つ親。
ここですね。
その姿勢が、異国での勉学で奮闘する子供達を前向きに支えることが出来ます。
今日は「留学」の定義に、本日の日経新聞の記事から色をつけてみようと思います。
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May 28 (日本経済新聞より)
ー日本の競争力、27位に低下ー
2015年世界競争力年鑑によると、日本は6段階下がって61ヵ国中27位となった。
経済成長率の鈍化や構造改革の遅れが響いた。
部門別には
最下位(61ヵ国中61位)は、政府部門の財政、移民政策、ビジネス部門の国際経験、経営幹部の競争力。
60位(61ヵ国中)は、語学力。
57位(61ヵ国中)は、管理職教育。
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調査したIMDのサイトによると、総合首位は米国。
そりゃそうでしょうね。
以下、2位香港、3位シンガポールと続きます。
日本から優秀な生徒たちを送り込んでいるカナダは総合5位でした。
Yay!
この結果から浮かび上がってくる「留学」のひとつの定義は:
「日本の環境にはない競争力を習得すること」でばっちり決まります。
最下位に近い語学力しかない日本で、英語運用能力を習得するのは無理。
管理職教育も悲惨的に低いレベルの日本で、世界に通用するleadership を学ぶのはまず不可能。
最下位の競争力しかない経営幹部が勉強したのは日本の大学ですよね。
ありゃりゃ。
また、最下位のビジネス経験しかない日本の教育環境が、若者の将来にプラスでしょうか?
今の日本では習得出来ない能力・知識・スキルを習得するために、最適な教育・社会環境を持つ国で勉強すること。
これが「留学」のひとつの定義です。
自分の未来のために、世界レベルの競争力を身につける。
そんな「留学」を目指す若い能力、日本にいては後悔するかも。
Come Join Us in Canada!
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Virtual Teaching を駆使し、 カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの能力をつけた生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
Super World Club(大澤眞知子、Robert McMillan)
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