堀江 健一
ホリエ ケンイチグループ
鬼滅の刃17 呼吸法編6 早朝覚醒の場合、高血圧の薬は朝飲むか?夜飲むか?
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今回は前回に引き続き血圧のお話ですが、特に睡眠と血圧の関係を書いてみます。
私も歳のせいか血圧が高いので、少し違う効果がある降圧薬を2種類を処方され、服用しています。
一つは自律神経が血圧を上げろ!と指令を出す時の電気信号を弱くして、無線機に届きにくくするようなお薬。
もう一つは自律神経が血圧を上げろ!と指令を出し、指令が届く無線機の感度を下げて指令が届きにくくするようなお薬です。
結果的に血圧の上昇を防ぐことになります。
まずは高血圧の種類とその原因についてザっと見てみます。
単純に言って歳をとると高血圧になりやすくなりますが、その理由は
加齢に伴い血管の弾力性が失われることによるもので、そのため血の流れが悪くなり、特に心臓が収縮して血液を送り出す際の収縮期血圧が高くなるからだそうです。
血管の老化ですね。
古くなって固くなったゴム製の風船を膨らませるにはかなり息を強く吹き入れないとプゥーッとは膨らみませんよね。
それと同じ様です。
では若い人は大丈夫なのでしょうか?
高血圧の原因は、自律神経の不調と加齢によるものだけではないようです。
体重が重い分、生きているだけで体内の酸素量も多く必要になりますよね。そのためには寄り多くの血液を全身に送り出す必要があり血圧も高くなりがちのようです。
また食事量も当然多くなるでしょうから、塩分の取りすぎにもなりますからね。
★運動不足
運動をするとしないと血管が広げられてる機会が減るため、血流がよくなり悪くなりがちとなるようです。
先程書きましたように、アルコールには、血行をよくする、ストレスをやわらげるなどの効果がありますが、
多量飲酒は高血圧だけでなく、脳卒中や心臓病なども引き起こすそうです。
まぁこれはよく言われますよね。私も喫煙者なのですが、、、。
たばこの成分であるニコチンには、脳の快楽を感じる影響が大きいドーパミンが大量に出る仕組みがあります。
まぁそのため、たばこを吸わないとドーパミンが出にくくなる体になってしまい、しょっちゅう煙草を吸いたくなる中毒みたいになります。
またドーパミンだけでなく、「脳の覚醒」を促進するノルエピネフリンやアセチルコリンなども分泌されるので、全般的に血圧の上昇を招くと考えられているようです。
こうした生活習慣により血圧が高くなる症状を「本態性高血圧」と呼ばれているようです。
それとは異なり、他の疾患によって血圧が上昇するという、原因が特定されて明らかになっている高血圧を「二次性高血圧」 と言うそうです。
オムロンさんのホームページによると
その特徴は
①複数の薬剤を服用してもなかなか血圧が下がらないこと
②若年での発症
③急激な高血圧症の発症
④血圧変動が激しい高血圧症
などがあげられています。
またそれとも別に若年性高血圧症と言うものもあり、は全若年者中約1~3%の方にみられるそうです。
20歳代でも男性100万人、女性で20万人、30歳代では男性180万人、女性が50万人とも言われているそうですから、
若くても他人事では済まない数字のように感じます。
その原因が解っているものと解らないものがあり、多くは腎(じん)疾患によるものだそうです。
前から何となく引っかかるんですよね。
睡眠時間に血圧が高いと、体も頭も活動状態になってしまい、意識も覚醒して眠れなくなってしまうんじゃないかって。
血圧を下げるお薬とか飲めば、睡眠も良くなるんじゃないかって。
夜中や朝方に血圧が上昇してしまうと、途中覚醒・早朝覚醒してしまうのではないか?
と考えてみたわけです。
お薬の話になりますので、これまたドクターが解説して頂いているサイトをご紹介してみます。
「高血圧治療:降圧薬、睡眠、入浴、飲酒、食事との関係」
解説によると
降圧薬は朝内服するより、夜内服する方が心臓血管のトラブルが半減することが2年ほど前に報告されました。
理由は不明ですが、夜十分血圧を下げる事で眠っている間に心臓や血管が回復すると言うことだと解釈しています。
私は朝に飲むようにドクターから指示されていたので、かかりつけの薬剤師さんにも聞いてみたところ、
血圧は一般的には夜から朝方にかけて上昇して行き、夕方くらいから下降して行く。
降圧剤は24時間効き続けるので、朝に飲めば翌日朝まで降下があると考えられているため、朝に飲むよう処方されていることが多い、そうです。
そこで「朝飲んだ降圧剤が効果が切れて、夜中や早朝に血圧が上昇してしまい、早朝覚醒してしまう事はないだろうか?
そう言う可能性は考えられないかしら?」
と尋ねてみると
何とも言えない。良く分からないが、患者さんの中には2種類のうち一つは朝方飲んで、もう一つは寝る前に飲むような方もいるので、主治医に相談してみれば?
との事でした。
そこでさっそく主治医に相談して、試しに2種類の降圧剤のうち、1つは朝飲んで、もう1つは寝る前に飲んでみるようにしました。
すると、こればかりは「個人の感想です」としか言いようがありませんが、夜中や早朝に目覚めて眠れなくなることが少なくなったように思えます。
早朝覚醒があり、高血圧もある方は、血圧の薬を飲むタイミングを夜にしてみるのも効果があるかも知れませんね。
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