対象:住宅賃貸
賃貸マンションに約3年入居しています。数ヶ月前、賃貸情報誌に掲載されていた家賃が1万程安くなっていたので不動産にそのことで家賃の交渉をしましたが、契約時の金額だから・・・等で家賃の引き下げは無理でした。契約時に2年間で契約し、自動更新となっております。やはり、家賃の引き下げは無理でしょうか?年間にすると約12万も多く払っていたことになるかと思うとやりきれません。後から入居した方と家賃が違うこともありますか?こういうことは仕方ないのでしょうか?直接、大家さんに交渉することも考えましたが、専門家の方の意見を聞いてからと思い、相談しました。ご意見をよろしくお願いいたします。
パン3さん ( 静岡県 / 女性 / 39歳 )
回答:1件
値下げ交渉もありですが・・・
確かに家賃の下落はよく見られますね。
不動産の価格は株などと同じで経済に左右されます。
3年前に1000円で買った株が今100円になって、「私は1,000円で買った。900円返してください」と言っても無理であるのと同じで、賃貸借契約もその時の「約束」が最優先されます。
2年間をその価格で合意して契約した以上、よほど常識から逸脱していなければその価格は守られます。
募集時期により家賃が騰がったり下がったりすることはありますし、もちろん違反でもありません。
ここまでが前提です。
ではどういう交渉をしたらいいか、ですが・・・
「家賃を下げてください。でないと解約して出て行きます」という交渉でないと、貸主もyesとは言わないと思います。
貸主が「今から再募集して空室期間が出るくらいなら下げて住み続けてもらいたい」と思えばyesになりますし、「解約されてもいい。またすぐ次の入居者が入るだろう」と思えばNOになると思います。「家賃を下げてください」は貸主から見ると「この約束を破らせてください」という意味合いにもなります。
民間の賃貸借契約は公共のサービスではなく、甲と乙の合意契約である、という意味でやはりシビアな側面があることをご理解いただいた上で、ソフトに、しかし決意を匂わせるお願いベースの交渉がいいかと思います。
評価・お礼
パン3さん
大槻 様
お忙しい中、早速の回答をありがとうございます。
家賃の下落が良くあることとは驚きました。交渉術も教えていただきましてありがとうございます。検討してみます。
パン3より
回答専門家
- 大槻 圭将
- (東京都 / 不動産業 不動産コンサルタント)
- 株式会社ノースエステート 代表取締役
運用は慎重に。同じ心の温度で長期的ビジョンをお手伝いします。
顧客の代理人として、目先の利益に走らない不動産エージェントでありたいと考えています。仮に自社利益が減る提案でも、それが顧客にとってベストならプライドを持って提案したい、それが長いお付き合いになり、私共とお客様の発展に繋がると考えています。
(現在のポイント:-pt)
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