対象:住宅設計・構造
回答:4件
借りる人と意識のズレが有ります
賃貸併用住宅にした場合、建築主の方は当然ですが自分の家という感覚
で生活します。しかし、借主はお金を払って住んでいる感覚ですから
同じ屋根の下で生活している人達の意識のズレがどうしても出ます。
そのズレを理解しておかなければなりません。
賃貸併用にした場合には建築費も多く係ります。事業計画をしっかりと
立てておく必要が有ります。修繕費、入居率、税金、返済金など諸々の
出費が多く、又その積み立てもして置く必要が有ります。そこのところ
は賃貸専用の建物を建てるのと同じですが、忘れがちなポイントです。
自分の住いも兼ねるわけですから賃貸専用の建物にするよりも緻密な計
画をして置かないと問題が自分にも降りかかってきます。
これがデメリットと言えるかもしれません。それらの問題がクリアでき
ていれば収入付住宅となるわけですから収入がある事がメリットと言え
るでしょう。別の考え方で入居する人たちと楽しいコミュニティーが醸
成できたら他に換えがたい物になりますのでそちらにも目を向けて考え
る事も出来ます。
回答専門家

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ビジネスオーナーという考え方
賃貸併用住宅とは、平たく言えば、専用住宅に賃貸部分がくっついた形です。そしてこれは、日本にも昔からある「間借り」の文化につながるところがありますので、基本的な背景としては、日本の文化に根付いたものだと捉えてもいいと思います。
そういった角度で捉えながらメリットとデメリットを考えてみると、
【メリット】
・賃貸収入が入る
・支払いに充当できる
・不労所得が手に入る
・収入源の数が増える
などなど、賃貸収入による部分が大きいでしょう。
【デメリット】
・空室リスク
・音の問題
・契約に関して素人
・管理できるかどうか?
などなど。
特に、賃貸契約をしっかりしないと、家賃滞納でも追い出せないときがあります。また、借り手のニーズを読み違えると空室状態がつづく可能性もあります。
このあたりは不動産の専門家と建築家が組めばある程度クリアーできると思いますが、''「自分はビジネスオーナー」''というくらいの気持ちは必要になるでしょう。
回答専門家

- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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宮原 謙治
工務店
26
将来予測の中での計画を・・・
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
用途地域・資金計画ががわかりませんので具体的な回答は出来ませんが、私の経験からお答えします。
結論は、賃貸併用住宅をやめて、空き地の部分は貸しガレージのされたほうが良いと思います。
その理由は、賃貸住宅部分に掛かる建築費の償却を家賃収入で10年で可能ならOKかもしれませんが、最近の賃貸相場の動向を冷静に考えると厳しいの一言です。
私は、土地所有者に賃貸住宅を建築してもらい、それを10年間サブリースして賃貸した経験があります。最初の内は入居効率も良かったのですが、最後の方は、設備などの修理や空き室が出たりで苦い経験をしました。
その時の悟りは、賃貸オーナーの継続は難しいということです。昨今の賃貸事情は、家賃は新築の間は入居もスムーズですが、古くなると賃料も下がる、修理費をかさむで、採算が取れないのがほとんどです。
また、税務面でのメリットも少なく、もろ手を上げてお奨めできないというのは結論です。
(現在のポイント:21pt)
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