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酸素欠乏と閉塞感あり?職場環境改善陳情と健康増進を
充分に空調が効かず空気の流れもないような職場では、酸素不足から息苦しい感覚を覚えるのは無理からぬところです。多額の金銭情報を扱う業種などでは、窓もなく人の出入りも制限されたオフィスで半ば缶詰め状態で仕事をする事があるようです。
そのようなオフィスで終日働いていると、酸素濃度が低下する一方で二酸化炭素濃度が上昇するような環境に置かれる可能性がありますので、集中力の低下やミスの連発、頭痛、吐き気、イライラ感などの症状に見舞われる恐れがあります。
あるいは物理的な側面だけでなく、閉鎖的な環境に閉じ込められることによる心理的な圧迫感から、自律神経失調、うつ状態、閉所恐怖症などのメンタル面での障害に発展するケースもあるようです。
このような職場の環境要因をベースとする体調不良に対するアプローチは、職場の環境改善に関するものと個人の健康増進に関するものに大別されます。
まず職場環境に関するアプローチとしては、同じ職場の同僚に同様の症状を訴える人がいないかどうか確認する必要があります。同類の訴えの人が複数いる場合には、職場の担当部署(人事や総務など)に陳情し状況を伝えなければなりません。
解決策の一例として、オフィス内の酸素濃度等の測定や社員のアンケート調査などで情報収集した上で、空調の整備や酸素カプセルの導入、空気以外のオフィス内環境整備(色や音、香りなど)などが図られます。
次に個人レベルでの対策としては、多少の空気の悪さや閉鎖的な環境にも負けないような体や心を育む健康増進を図ることがあります。そのポイントは免疫力や自律神経などの調子を整え、細胞内に酸素を取り込む能力を高める取り組みです。
具体的には食事の栄養バランスを改善して体温を向上させ、適度な運動をし、十分な睡眠をとり、ストレスを貯めずに発散させることなどですが、詳細はこのQ&Aやコラムで何回も解説しておりますので、参考になさってください。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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