対象:リフォーム・増改築
建売住宅を購入して16年。子供たちも成長し、手狭になってきたので、増築を含めたリフォームを検討したいのですが、いかにも、「付け足しました!」という増築は嫌です。また、収納が少ないので、クローゼットや納戸もほしいし、屋根裏収納も…。何より各部屋の扉やお風呂、トイレにある敷居を取り外してバリアフリーにしたいのです。かなり、大掛かりなリフォームとなりそうです。建て直しも考えましたが、まだまだもったいない気もします。こんなリフォームは可能なのでしょうか。無理ですか?
ポンタッチさん ( 埼玉県 / 女性 / 43歳 )
回答:3件

藤田 将友
不動産コンサルタント
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増築を含めたリフォーム
初めまして、株式会社Rバンクの藤田と申します。
リフォーム自体は可能だと思いますが、以下の点をご参考にして頂き、
見積を取り、建替のコストと比較しては如何でしょうか?
1.土地の建蔽率・容積率を増築によりオーバーしないように計画する。
2.増築により構造の補強が必要な場合もあるため、国交省の定める検査機関に
建物検査を依頼し、然るべき補強方法を確認する。
また、バリアフリーにするためには、場合によっては、床面を上げる工事や、
それに併せて建具の交換工事等が必要になる場合もあります。
いずれにしても、かなりの工事費用が、かかる可能性がありますので、慎重に
ご検討下さい。
弊社では、このようなケースを建物コンサルティングとして請け負っております。
建物コンサルティング
詳細、ご相談等必要でしたら、ご連絡下さいませ。
評価・お礼

ポンタッチさん
早々のご回答、ありがとうございました。
リフォームでもかなりお金がかかってしまうのですね。
思い切って立て直しにするか、それともリフォームをすすめていくか…時間をかけて検討していきたいと思います。

森岡 篤
建築家
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設計によりますよ
ポンタッチさん、こんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
>いかにも、「付け足しました!」という増築は嫌です
はい、増築ではこれがとても重要な観点ですね。
「付け足した」と感じるか、「しっくり」と感じるか。
これは、建物の形から感じるものと、材料によるもの、2つの要素があります。
重要なのは、「形」によるものです。
増築の間取りがよく考えられ無理のないものであれば、しっくりし、増築なのに、まるで最初からこの形でできていたのではないかと思うような違和感のないものとなります。
間取りが悪いと、いかにも取って付けたようになってしまいます。
つまり、設計次第、「設計力」が重要なのです。
増築部の外壁は、既存と同じ材料を使えば違和感はありませんが、異なる材料でも間取りが優れ、材料の調和が取れれば、より良くなる場合もあります。
ご要望の内容から、難しいディテール(細かな納まり)、構造検討、申請上の問題等もあり、リフォーム屋さんに直接頼むのでなく、AllAboutの専門家などから、信頼できそうな設計者に依頼することをお勧めします。
ご要望は、建築的には可能と思いますが、敷地から決まる法規的なことで可能な範囲が決まりますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
参考にしていただけたら幸です。
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パルティータ建築工房サイトはこちら
東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅/リフォーム
住宅の疑問にこたえる、「住宅こたえるね!ット」はこちら
評価・お礼

ポンタッチさん
ご回答ありがとうございました。大変参考になりました。
やはり、家族も年齢を重ねるごとにその形態も変わってきます。『生活の変化に対応できるフレキシブルな家作り』…共感します。時間をかけて検討していきたいと思います。

深澤 熙之
建築プロデューサー
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住宅において住空間も大事なポイントです。
こんにちは、ポンタッチ様
外断熱リフォームを専門にしております。深澤煕之と申します。
先の専門家の方々が答えられておられる通りだと存じます。
わたしのほうから蛇足ながら、住空間の環境といった点で簡単に答えさせて頂きます。
住宅において、ライフスタイルに合わせ、使い勝手や間取りももちろん大事なところでございます。
建て替えにしても 古き良き時代の住宅を守っていく増改築に於いても家の中のカビや結露などの湿気の問題がなければ、住環境も良い訳なのですが、そういった部分も大事なポイントとしてご判断をされる事もお薦めしたいと思います。
老後生活になった際や健康という観点において、住空間の環境、快適さは重要な部分になってきます。
住空間を改善する外断熱外壁通気リフォームという工法の外壁リフォームの方法もあり、外見上は増改築した部分と既存の部分がわからなくなり新築住宅のようになり、家の中の結露やカビなどの問題を解決して、断熱効果のアップも見込めるエコリフォームという選択肢も一つにされたらいかがでしょう。
バリアフリーなどの家の中の工事に於いても先の専門の方も答えられていますが、工事仕様、方法によっては予算の割には良い工事ができたという事もあります。
甚だ簡単でございますが、いくつもの選択肢の中からご判断をされて、家族の和が更に強まって、家族、皆様の健康も守っていけるようなお住まいになるようお祈りを申し上げます。
深澤 煕之 拝
補足
再度の質問ありがとうございます。
費用についてはまず、外壁部分の工事の点だけを先にお話しをするとすれば、お家の形状やまた、どういった施工方法にするか工法にも種類がありますので費用もかなり違ってくるのですが、外観上を新築同様にという点を主にして、湿気を抑える、通気工法も取り入れ、今後の住宅メンテナンスを極力ゼロにするという方法の場合は220万円〜250万円くらいの中でないかと存じます。(適正な工法で施工した塗装費の2倍くらいの値段費用です)
また、断熱強化を更に図り二重断熱にして、通気の部分を損なわないようにもうひとつの特許技術の生かすという事であれば、250万円〜280万円くらいの間に収まるのではないかと存じます。
今、記載した費用は住宅に於いて、湿気対策が重要ですので、そういった部分の改善をする為の必要最低限の適正な工事方法で施工した工法を基にした費用でございます。
メンテナンスフリーで外見上を綺麗にするだけという方法(一般的に通常工務店さんやリフォーム業者が販売している施工方法)であれば
180万円〜190万円くらいで収まりますが、家の中の湿気対策はなく、逆に家が蒸れてしまう可能性もありますので、こちらの方法はあまりお薦めはできません。
現地を見た訳ではございませんのであくまで机上の上での概算であるとご判断を下さいませ。
後は増築部分ですがどのように設計企画をするか?
また、優先順位をたててどの部分まで工事をするかによって大幅に変わってきますが
あくまでおおざっぱな概算ですが180万円くらいから280万円を目安にしてご判断をされれば、ある程度のものができるのでないかと思います。
この部分においてもやはり企画設計も大事ですが大工職人の腕である施工技術及び現場監理者の管理能力がものをいう施工品質が重要な部分になってきます。
あくまで参考程度という判断をして頂ければ幸いでございます。
深澤 煕之 拝
評価・お礼

ポンタッチさん
貴重なアドバイスをありがとうございます。深沢さんがおっしゃる工法で増改築した場合、予算はどの程度かかるものでしょうか?(28坪の建坪を32坪ほどに増築をした場合。)増築しても新築同様に生まれ変わる、という部分にとても関心があります.
(現在のポイント:-pt)
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