対象:投資相談
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おせわになっております。株式と債券の分散効果に疑問を持っている個人投資家です。
初心者向けのモデルポートフォリオとして、株式と債券のインデックスファンドを半々に持っておくポートフォリオが推奨されています。分散効果が効くという説明です。しかし各国の金利が低い現在、債券の株式に対する相関は低いままなのでしょうか?
株式と債券の分散効果の説明として、
1. 株式が下がる(≒ 景気が下がる)
↓
2. 金利が下がる
↓
3. 既発債の価格が上がる
というのが一般的だと認識しています。ところが現状の低金利です。もう金利を下げようにも下げられない中で、債券は株式下落のクッションになってくれるのでしょうか?
どうかご教授お願いいたします。
Moriya, Tomoさん ( 東京都 / 男性 / 30歳 )
回答:1件
分散投資の効果を過信しないほうがよいでしょう
Moriya, Tomo様 バームスコーポレーションの杉山です。
一般的な説明はご指摘の通りです。
世界各国の金利が下がるところまで下がって、もう下げようがないというのが実態であることも確かです。
現在、一番のリスクは各国の財政出動の結果発行された国債をだれが買うかという問題です。もし、買い手が十分でなければ、債券は安値で売却され、長期金利が上昇します。イールドカーブは急勾配化します。こうなって一番の打撃を受けるのは、住宅ローンです。住宅ローン金利が上昇すれば、住宅ローンの借り換えが抑制され、景気回復のための個人消費が刺激されません。これが現在考えられるワーストケースシナリオ。
ある程度は、現実に米国で起こっている現象ですが、これがひどくなると、株式も債券も共倒れという状態になります。ただし、債券(国債)の価格の下落程度は、株式のそれよりかなり低いものになるでしょう。下落の程度が異なれば相関係数はある程度下がりますよね。
株式の価格が下がると債券の価格が上がるという分散投資効果が最も望ましいものですが、現実はそれほど完全なものではありません。
評価・お礼
Moriya, Tomoさん
ご回答ありがとうございます。
景気が悪いのに金利が上がるというのは、個人投資家向け入門書の内容とは違う事態ですね。分散効果がそれほど期待できるものではないのですね。とはいえもちろん株式に集中するのも怖いので債券にも投資はしておきますが。
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