対象:住宅設計・構造
土地を購入する予定で、現在検討中の土地が、50坪で、北向き西端の角地で、北側と西側は道幅8メートルの道路に面しており、南側と東側はすぐ隣に家が建つ予定の土地です。また、西側には、道路を挟んで2階建てのハイツが建っております。方角鑑定をしていただいた先生には「北向き西端の家はよくない」と言われ、母にも「北から風が吹き、西日の当たる家はよくない」といわれました。なぜですか?、私自身、南に家が建つので、日当たりが悪く、家の中が暗くて昼間でも電気をつけなければいけなかったり、洗濯物が乾かなかったり、寒かったりして、光熱費がかかるのでは?と思います。
ショコマロンさん ( 奈良県 / 女性 / 27歳 )
回答:7件
理想的な土地について考えてみると・・・・。
はじめまして、ショコマロンさん。
やまぐち建築設計室の山口といいます。
よろしくお願いします。
さて、方位の鑑定をされた先生と、お母様。
お二人とも北向き西端の角地はよくない・・・と
おっしゃられている理由はなぜ?
という事かと思うのですが、
気学や風水などの学問上よくないという事ではないですか?
人は古来から自然とうまく付き合いながら暮らしていました。
自然をうまく生活に取り込んで暮らすことで、
健康であり、環境に応じて幸せな暮らしをしてきたと・・・・。
その学問が、
気学や風水といったカタチで私達の暮らしに伝わっています。
年配の方や自営されている方はすごく気にされる事でもあります。
古い時代から、「四神相応の地」という理想の土地の
考え方があります。
四神とは東西南北の守神で、
それぞれ清竜・白虎・朱雀・玄武という神をいいます。
このそれぞれの守神に当てはまる土地の条件が
気学・風水ではよいとされているので、
西北の角地というのは条件上そうではないという理由から
よくないとの返事だったのではないのかと思いますよ。
その他にも引越しの時期やその向き、周期など、
様々な要因も指摘されているのかもしれませんね。
「環境によって運気も左右されますよ。」
という感じで考えてみてください。
暮らし方や建て方を工夫する事で解決する場合もあります。
お母様と、アドバイスをしてくださった方と
じっくり話しをして、土地だけではなく、
納得できそうな話であれば、
建物での解決策を考えてみるのも一つの方法ですね。
楽しい住まい造りになるとよいですね。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
両方とも解決出来ますよ
北西の土地は風水的な観点でも、また洗濯物や寒さ、光熱費の面でも十分解決出来ますよ。
風水の場合は建物の中心から見てその方位から玄関アプローチが取れるか?ということが
大切です。それに関してはクリアーは可能です。
またご自身が心配されている、洗濯物や寒さ、光熱費は北西の土地だから、というのは
あまり影響しませんよ。
どちらかというと、建物の仕様で、その辺りは決まって来るでしょう。
もし、土地が気に入っているようでしたら建てることを前提に専門家に相談されると
十分解決できると思いますのでその点は安心していただいても大丈夫です。
素敵な家造りが出来ればいいですね。
八納啓造 拝
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
家づくり全般で分からないことがありましたらいつでもご相談ください
志田 茂
建築家
11
北向き西空き でも幸せな家はできます。
志田茂建築設計事務所 志田と申します。
北側道路、西側は隣地の庭、東および南はビル
という土地で家を設計したことがあります。
家相も考慮した家です。
施主のご実家なので、選択の余地はありませんでした。
南から日が直接入る事はほとんどありません。
でも決して暗い家ではありません。
その家は3階建てなので、ビルに囲まれていても
それなりに日があたる時間が増えます。
3階のルーフバルコニーでは洗濯もよく乾きます。
そのご家族はとても幸せに暮らしていらっしゃいます。
なので、問題ないのではと思いますよ。
ただ、回りのひとがあまりに「そう」言い、ご自身でも気になるのなら
やめられたほうがいいかもしれませんね。
要は、与えられた条件をマイナスにとらえず
いかに「いい事」を楽しめるか、、のようです。
ご参考までに・・・
その家は No.4 家想の家
楽しんでいらっしゃる様子はブログのほうで Home Room [Works] No4
森岡 篤
建築家
-
北道路、南道路、一長一短
ショコマロンさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
日当たりだけを見れば、南側が道路の敷地の方が良いです。
一番条件のきびしい一種低層住専で高さ5mからの北側斜線があっても、北側道路の敷地で南に家があると、冬は庭に日が当たりにくくなります。
しかし、北側道路の敷地では、南側の庭は道路から丸見えにならず、落ち着いた庭が作りやすかったり、北側の斜線が道路で緩和されるので、北側の高さ制限が少ない、これらは、私の中では高いポイントなので、必ずしも南側道路の敷地が良いとは私は考えていません。
どちらも、メリットディメリットがあります。
西日問題は設計的に解決できるし、家の中が十分明るく、暖かい家をつくることは可能です。
ショコマロンさんが納得して「良い家ができそうだ」と思い、優れた専門家に依頼すれば問題ありません。
しかし、志田さんのおっしゃるように、回りの意見が気になって、どうしてもこの土地を愛せないならば、やめたほうが良いかもしれません。
気持ちの問題は重要です。
参考にしていただけたら幸です。
パルティータ建築工房サイトはこちら
東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅/リフォーム
住宅の疑問にこたえる、「住宅こたえるね!ット」はこちら
樋口 好伸
建築プロデューサー
-
直感を大事にしてほしい。
ショコマロンさん こんにちは!
多分、あちこちと、土地探しをされての現在にたどり着いているんだと思います。
なので、感じてらっしゃるでしょうが、なかなか、これ!っていう土地に巡り会うは難しいですよね
私も、よくお客様から、土地に関するご相談を頂くのですが、
その時は必ずこう言います。
『土地の不利な諸条件を建築にて解決していくのが私たちの仕事です。土地との出会いは、お見合いのような物で、なかなかこれや!っといった土地には巡り会いにくいです。だから周りの状況よりも、ここが気に入ったとか、ピンときたとか、少し運命めいたような物を感じたのであれば、それは買いだと思います。』
ショコマロンさんのように、その土地の善し悪しが分かっていて、家に対する要望がハッキリしているのであれば、後は建築をする方にその全てをお話する事でほとんどは解決する様に思います。
勿論100%要望に添う事は無理かもしれませんが、それは、どの土地を選択しても、同じ事、
何かしらの問題はおこうりうることですよね。
建築をする立場からすると、条件の悪い土地程、ファイティングスピリッツが湧いて来ます。
不利を快適に換えることに、必死になって頭を絞り込みます。
そうして、出来上がるプランにはたくさんの愉しい要素が含まれるはずです。
どうぞ、そんな風に“我が家”作りを楽しんで頂けたらなと思います。
プラス、プラン作りや実際の施工にも出来るだけ参加して頂いて
家づくりを実感として感じて頂き,
たくさんの想い出を作って頂ければなぁ、、と思います。
頑張ってくださね。
for the children
すべては未来のこども達の為に。。
感謝。
higuchi
西尾 昌浩
建築家
-
環境・立地条件は大切に
はじめまして、ショコマロンさん
アトリエGivensの西尾と申します。
風水では南西〜北東方向が鬼門に位置しますが
これはただ単なる占いではなく、古い民家では南西に水場つまり台所を配置すると西日により食べ物がすぐ腐ってしまうので置かないようにとか北東に火の元になるかまどを置くと強い北風の影響で火事になりやすいということからきているようです。
日本の民家では西側によく仏壇や床の間がありますが、これは仏壇や床の間を置くことによって開口つまり窓をなくし西日を避ける日本人の知恵です。
風水には科学的根拠のあるものも多いです。
今は冷暖房や断熱・断熱サッシ・工法などが発達していますのであまり気にすることもなくなりましたが、西日や北風の影響をまったく無視はできないでしょう。
また、日当り面でもできるだけ配慮する必要があるかと思います。
ショコマロンさんのおしゃられるように光熱費にも影響する可能性はあります。
快適に暮らすためには 日の光 風向き 緑などの自然条件や環境に十分配慮したいものです。
土地は大きな買い物ですので、できれば購入前にその土地で快適な住環境づくりが可能かどうか専門家に相談されてみてはいかがでしょうか。
よい家づくりができますように
宮原 謙治
工務店
-
北西の方向からうける太陽と風の影響
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
土地探しは大変な作業です。最近は土地を探して家を建てたいと言う若い家族の相談が増えてきています。ご希望の広さと予算を気にしながらの土地探しなのでしょうね。また、お母さんのアドバイスも一理ありますので、無視する訳にもいかないでしょうね。
ところで、方位を知ると言うことは自然の恩恵と脅威を知ることになります。
何故、北や西の方位を嫌がるのでしょうか?
それは、夏の西日、冬は季節風の北や北西からの風を受けやすいからです。
夏の西日は、ストレスをもたらすことになり、冬の風は冷気をよび冷やされるからです。
しかし、いくら良い方位の土地であっても、方位を生かすことが出来なければ自然の恩恵を受けられません。そのためには、建物の配置、間取りと窓のとり方を十分に理解することです。
ご指摘の光熱費が高くついてしまう住宅は、機械化環境(人工的設備)にお金を掛けた住宅です。
あくまでも省エネ住宅の基本は、自然の恩恵である太陽光線・空気(大気・風)湿気・地熱を十分享受できる自然が主役の計画をして、エアコンなどの設備や補助的に考えることです。
高気密高断熱住宅は、エアコンと換気扇がなければ住めない住宅です。
家族が心身ともに健康で快適な生活を送るためにも、自然を良く知ることが大切です。
どうぞ、頑張ってください。
(現在のポイント:2pt)
このQ&Aに類似したQ&A