対象:住宅設計・構造
建築家に設計依頼を検討中です。設計料というものは、総工事費の10〜15%が相場とのこと。そこで質問です。我が家の場合、現在田んぼになっている土地の地盤改良なども行う予定です。先日、ある建築家にプランを出してもらったのですが、総工事費の中に地盤改良の金額も含まれていたように思います。一般的に設計料というのは、家屋の工事にかかる費用で計算されるものだと理解していたのですが、こういった場合はどうなのでしょう。地盤改良のみ先行して別の業者に頼めば、補強箇所などの問題が生じてくるので望ましくないと言われました。
coccoroさん ( 兵庫県 / 女性 / 33歳 )
回答:9件
建築は地盤の上に建ちます
こなんさん はじめまして
家は地盤の上に建ちますので、通常地盤改良も総工事費に含まれます。
たとえば、地盤の状況が悪くて杭が必要になった場合、
それが工事費に含まれるのと同じ考え方です。
また、建築の設計に応じて地盤改良の方法等を検討するわけですから、当然設計料の中に含まれるものです。
もっと分かりやすい例を挙げますと
既に地盤改良が行われていた敷地に設計者が家をせっけいすることになりました。
施主は地盤改良が済んでいるので、そのまま建築をお願いしたそうです。
築後半年で家が傾きだしたのですが、裁判の結果、設計者が地盤の検討を怠ったとのこと。
つまり、そこまで設計者に責任があるのですから、快く支払ってあげてください。
そして設計に合わせて地盤改良を行うべきだと思います。
ブログ/家づくり実況中継
建築倶楽部/前田敦
評価・お礼

coccoroさん
回答いただきありがとうございました。確かにおっしゃる通りですよね。ただ、建築予定の部分に対して、埋め立て部分が非常に大きく、以前に別の業者で見積もった埋め立て地盤改良の金額が1000万近くであったため、それに伴い設計料が150万アップしてしまうという事が引っかかっていましたので・・・。この度はご意見いただき大変感謝いたしております。ありがとうございました。
回答専門家

- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
地盤のことは設計者に任せたほうが良いと思いますよ。
こなんさん。
こんにちは。シーズ・アーキスタディオの白崎です。
まず、設計があって、それを元に地盤改良を行ないます。
設計者は建築主に依頼を受けたらば、工事費、お客様の要望をバランスさせながら設計を詰めていきます。なるべく安くするために、杭なのか地盤改良なのか、地盤改良もその範囲や仕様をどう設定するかなど色々なことを検討します。地盤が悪ければ、設計の手間はその分、余計にかかっています。
ただしそれも程度問題で、たいした作業でなければ、設計料の追加項目にしない設計者も大勢いらっしゃいます。
全体事業費の中では地盤改良の工事費が仮に5%とすると、それに対する設計の増額分は5%×10%で全体の中の0.5%にしか過ぎません。
地盤改良の方針からすべて設計者に委ねるのが賢明で、仮に0.5%を削ろうと思うと、こなんさんがご自分で地盤改良の仕様まで工事業者に指示することになります。指示があいまいだと、地盤業者も過剰に工事することにもあり得ると思います。
0.5%程度、設計料を安く済ませるより、0.5%分、しっかり仕事してもらった方が、良い住宅になりません?
補足
こなんさん。
地盤改良に1000万ですか。
「別業者」というのもひっかかります。
私が田んぼの真ん中で設計した鉄筋コンクリートの住宅は、建築面積が216平米(65坪)に対して、400万で杭地業を行ないました。(杭地業は地域差がかなりあるので、参考程度に)
「別業者」の地盤改良の仕様は、今回の設計者がチェックして、妥当と判断したのでしょうか。
私の経験では、杭もしくは地盤改良は上物の10%を超えないようにするのが、妥当な設計だと思っています。
それを超えないように、基礎方式や構造を決定していきたいところです。
こなんさんがどのくらいの規模の住宅を望んでいるかは判りません。敷地の状況も詳しくは判りません。
しかし、住宅の地盤に1000万かけなくても、他の方策があるように思えます。
その設計者に「設計料の増額の話よりも、別業者が提出した地盤改良が妥当かどうかの判断を聞きたい」と問うた方が良いのではないでしょうか。
敷地全体に、所定の地耐力を出すような地盤改良になってませんか?
もし、そうだとすると、設計は楽で、通常の設計と変わらなくなります。
「無駄にお金をかけないために、設計に手間をかけてもらう」のが筋で、「工事費が上がるから、設計料も上がる」のは筋が通りません。
設計料が上がるのは、あくまで余分に手間がかかるときのみです。
評価・お礼

coccoroさん
回答いただきありがとうございました。確かにおっしゃる通りですよね。ただ、建築予定の部分に対して、埋め立て部分が非常に大きく、以前に別の業者で見積もった埋め立て地盤改良の金額が1000万近くであったため、それに伴い設計料が150万アップしてしまうという事が引っかかっていましたので・・・。この度はご意見いただき大変感謝いたしております。ありがとうございました。
回答専門家

- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
設計料算定の考え方
こんにちは。伊藤朱子アトリエの伊藤と申します。
質問を拝見して、私の見解をお答えしたいと思います。
設計料の算定に関しての考え方はそれぞれの建築家によって異なるものなので、一般的に言う「総工事費」をどう考えているのかということも建築家によって異なると考えます。
今回の建築家は「総工事費」を「現状から建物が完成するまでにかかる費用」という考えを持っているのかもしれません。
ですから、今回は地盤改良も必要であればその費用も「総工事費」に含まれてしまうわけです。
仮に現在建物が建っていれば今回の建築家は解体費を含む工事金額を「総工事費」とみる可能性があるとも言えるわけです。
設計料や諸費用も含めた予算というものがおありでしょうから、建築家とよくお話し合いをした上で、納得できる金額で設計契約をされたらいかがでしょうか。
評価・お礼

coccoroさん
回答いただきありがとうございました。確かにおっしゃる通りですよね。ただ、建築予定の部分に対して、埋め立て部分が非常に大きく、以前に別の業者で見積もった埋め立て地盤改良の金額が1000万近くであったため、それに伴い設計料が150万アップしてしまうという事が引っかかっていましたので・・・。この度はご意見いただき大変感謝いたしております。ありがとうございました。
回答専門家

- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
建築家と話して決める事をお勧めします。
設計料の内容はお互いに納得が出来ていないと不信感が出ますので、疑
問を解決されるための質問は賢明だと思います。さて、設計料が総建築
費の利率から割り出す方法を多くの設計事務所で採用されていますが、
この根拠は旧建設省から出されている報酬に関する告示が参考にされて
います。告示はパーセント表示では有りませんが告示で計算した場合と
建築費から割り出した数字が大体同じようなために現在使われている例
が多く有ります。しかしご質問のように建築費に何を含むと言う事は各
設計事務所が決めている事で一般解が無いのが現状です。総建築費と言
う表示から言えば建築に掛かる全ての費用となりますので地盤改良工事
も含まれる事になります。地盤の補強は設計上も大事な事であり今後長
く過ごす家の基礎の基礎になる事ですから分離で発注する事はお勧めで
きません。設計料については相手の建築家の方と納得出来るまで話をし
て契約したら如何でしょうか?尚、手前味噌で恐縮ですが、私の事務所
では建築費から割り出した設計料では有りません。私のような事務所も
ある事をお知り置きください。
評価・お礼

coccoroさん
回答いただきありがとうございました。確かにおっしゃる通りですよね。ただ、建築予定の部分に対して、埋め立て部分が非常に大きく、以前に別の業者で見積もった埋め立て地盤改良の金額が1000万近くであったため、それに伴い設計料が150万アップしてしまうという事が引っかかっていましたので・・・。この度はご意見いただき大変感謝いたしております。ありがとうございました。
回答専門家

- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
基本は地盤まで含んでいると思います。
前に書かれていらっしゃる方々とほぼ同じお答えになりますが、
責任の所在をはっきりさせるということで、
設計の一部とされた方が良いと思います。
基礎の設計をする場合、基本的には、
地盤の強度に応じて、基礎の形態、鉄筋やコンクリートの量を算定することになっています。そのためにも地盤強度の設定は必要です。
当社の場合では、地盤が悪いときや3階建ての場合など、
構造設計者からの指示を仰ぎ、建物重量を概算し(そんな大変ではないですが)、
建物の重さに見合った強度の地盤改良を工務店や改良業者に依頼することもあります。
特別な住宅計画でなく、信頼の置ける改良業者さんであったり、認定証をいただけるなどの場合であれば、必ずしも設計範囲とする必要もないかもしれませんが、
設計者にトータルに見てもらった方が安心だと思います。
補足
この回答へのコメントで150万が設計からの新たな追加と書かれていたので、ちょっと気になって連絡させていただきました。
全体の工事金額、建物の構造など計画内容がわからないままですので、申し上げる立場ではないかもしれません。その前提で読んでいただきたいと思います。
150万という金額が、設計事務所からのUPとして提示されたのでしょうか?
設計料の割合については各事務所で考え方はまちまちですし、難易度による調整をされているかもしれません。
お話のような金額になる事務所があることも確かですが、一般的な住宅の場合、作業量的にそれだけの金額になるとも思えない部分があるのも確かです。
また、工事金額が上がれば、設計料率というのも下がるものです。
ざっくばらんに、その建築家の方とご相談されても良いのではないですか。
評価・お礼

coccoroさん
回答いただきありがとうございました。確かにおっしゃる通りですよね。ただ、建築予定の部分に対して、埋め立て部分が非常に大きく、以前に別の業者で見積もった埋め立て地盤改良の金額が1000万近くであったため、それに伴い設計料が150万アップしてしまうという事が引っかかっていましたので・・・。この度はご意見いただき大変感謝いたしております。ありがとうございました。
回答専門家

- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
相互の十分な理解が必要
ボッテガベルタ太田と申します。はじめまして。
さて、ご質問の件ですが、そもそも総工事費×10〜15%という概念をはずして考えたほうがいいと思いますね。古いお役人の考案した計算方法を通例のように未だに我々建築家側も使っているのは事実ですが、あくまでもこれは目安にしか過ぎません。
地盤改良費を含むか含まないかというよりは、設計者の仕事の責任範囲を明確にし、その仕事をするために必要な人工数(1日8時間として何日間かかるか)、そして経験値に基づいた設計者の技術力を総合して決めるものであって、これはお施主様のご予算、仕事の難易度も勘案し相談の上で、お互いが納得して取り決めるべきものです。設計者としての責任は地盤も含みますから、その前提で、%ではなく、総合的に設計料を取り決めるべきです。
ただし、建築家側から一つだけ加えさせていただきます。基本的に欧米に比べて日本は設計料が安すぎます。当然の話ですが良い設計があってよい家ができます。設計者の技術力とセンス、裁量がその後の出来不出来を左右すると言っても過言ではありません。したがって、まず信頼の出来る設計者を選び、お施主様も一緒に協力しながら家を作るというお気持ちで臨んでいただきたいと思います。設計料もその信頼の中で成り立っているものですから、設計者が十分力を揮える金額をお支払いになることは結果的にお施主様にもいい形で残ると考えます。
最後に%の考え方について、一般の方が幾らが妥当なのか判断できないでしょうから、通常の設計行為を手抜き無く行えば、仕事量としては、概ね10〜15%の金額になるという目安と考えてください。
評価・お礼

coccoroさん
回答いただきありがとうございました。確かにおっしゃる通りですよね。ただ、建築予定の部分に対して、埋め立て部分が非常に大きく、以前に別の業者で見積もった埋め立て地盤改良の金額が1000万近くであったため、それに伴い設計料が150万アップしてしまうという事が引っかかっていましたので・・・。この度はご意見いただき大変感謝いたしております。ありがとうございました。
回答専門家

- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
設計料の考え方について・・・
こんにちは・・・B&B住研の羽入と申します。
その土地が地盤改良が必要な場合には、当然それを含めた物が総工費となります。地盤は設計に非常に重要であり、その設計士が判断し、杭基礎にするかべた基礎にするか地盤改良にするかを決定します。従って土地の状況を含めて設計するものであり、総工費に含まれると考えるのが一般的です。
それと地盤改良だけ別請負にする事は、完成後の補償問題でトラブルが生じた場合、お互いが責任回避され収拾に時間とお金がかかります。これは避けたほうが良いですね。
それと設計料の考え方ですが、設計料は皆さん高くて無駄では!と考えている方が多いのですが、それは間違いです。我々設計事務所が設計監理することにより、業者も積算が緻密になり適切な価格で見積もってきます。素人に出すときは、チェックしようが有りませんよね。ですから高めの価格になるでしょう。ハウスメーカーなどは、広告宣伝費・工場経費等も含まれており、当然単価が高くなっています。また工事に段階に入っても、我々プロの立場で現場チェックし手抜きはなくなります。従って設計料の10%ぐらいは、我々が参画することにより総額は同じ程度で、良い建物が完成引渡しされる事は間違い有りません。
評価・お礼

coccoroさん
アドバイスありがとうございました。
建築について少しでも知った上で家作りに取り組んでいきたいと思います。
金額的なものは、素人にはわかりづらいものですので、こういった形でお話が聞けて感謝いたします。
回答専門家

- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
算出の根拠をよく聞いてみてください
こなんさん、初めまして。
こなんさんの質問内容と評価コメントみて、気になったことがありましたので、後れ馳せながらアドバイスさせていただきます。
まず、地盤改良の概算見積ですが、住宅の規模や構造、地盤状況が分かりませんが、それでも1000万円は高いと思います。また、その地盤改良を検討するにあたり、設計料の追加分がでるのは致し方ないことですが、追加分がその費用の10〜15%というのも高額すぎると思います。
よくよくその建築家に算出の根拠を聞いてください。
ただおそらくは、その地盤改良の施工方法も範囲も工事費も概略でしょうから、正式に決まってからの契約とするか、先に契約済みであれば精算になるのだと思います。
お施主さんからは意外と設計料のことは聞きにくいのかもしれません。でもこれから家を一緒につくって行き、長い付き合いになるわけですから、始めから疑問など持たないように、分からないことは何でも話をしてみてください。建築家はそれを説明する義務がありますから。
なお、別途発注の件は先の皆さんが回答されている通りだと思います。
アトリエ24・飯沼
評価・お礼

coccoroさん
アドバイスありがとうございました。
建築について少しでも知った上で家作りに取り組んでいきたいと思います。
金額的なものは、素人にはわかりづらいものですので、こういった形でお話が聞けて感謝いたします。。
回答専門家

- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
地盤改良か杭事業か
こなんさん はじめまして
現在田んぼの土地ということはこれから農地転用申請されて(または申請中)住宅を建てるということですね。
通常は不動産会社など転用後住宅を建てられる状態から売り出すのが一般的です。
大規模な地盤改良を行っても売り出す区画ごとに分担させるので、こなんさんに全額負担させていないか気になります。(全てこなんさんの土地だとしても30-40坪なら100-200万位が相場だとおもいますが)
大規模な埋め立ての場合、土をねかせて沈下を待つ方法などもありますので、1000万を住宅・土地取得費用以外に払うのはもったいないとおもうのですが・・
どうしても取得したい土地・場所ならば、地盤調査で各深度のN値がわかりますので、地盤改良が有効なのか杭が有効なのか専門家と相談されてはいかがでしょうか。
回答専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング