対象:住宅設計・構造
設計事務所の新築戸建て(建替え)を依頼し、引渡しを明後日に控えたものです。
この設計事務所とは坪単価×建築面積の建築費用(=?とする)で施工契約をし、それ以外のオプションや解体費用(=?とする)は別扱いの契約となっておりました。
打合せ段階では?と?を合わせた見積もり書を提出頂き、その内容で納得し、銀行のローンや諸費用の計算等をしておりました。
ところが、引渡し直前になって見積もり内容に漏れがあったとの連絡がありました。解体費用役160万円が抜けているとのことで、自分たちの非を認めているものの、その分を追加で支払ってほしいとのことでした。
私としては引渡し直前の時期に言われても困るという率直な思いと、経済的に支払いができない状況でもあります。一応融資先の銀行に確認しましたが直前での追加融資は受けられないと言われてしまいました。工事前に言ってくれればプランを変更して減額することも可能でしたが、すでに建物も完成しているのでその方法もとれません。
私に非があるとすれば、解体費用が掛かっていることは把握しているにも関わらず見積もり内容をチェックしきれていなかったということですが、見積もり表を見るのも慣れていない素人にすべて責任を押し付けれれてもやっぱり納得いきません。
このようなケースの場合、見積もり漏れの160万円を全額支払う義務があるのでしょうか?それとも払うことを拒否してもよいのでしょうか?
どうしても支払わなければならないのであれば、160万円をなんとか工面するまで引渡しを延ばしてもらうしかないかと思っています。(すぐに工面できる額ではありませんが)
専門の方に良きアドバイス頂けますと大変ありがたいです。
内容の不足分がございましたら返答させて頂きます。
宜しくお願いいたします。
houseさん ( 神奈川県 / 男性 / 29歳 )
回答:2件
建築工事請負契約
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
ご質問の件ですが、何だか今更っていう感じですね。
通常は着工前に設計図の確認もさることながら、工事費の確認をするのが普通かと思います。
設計や融資、代金の支払等すべての窓口がこの設計事務所であれば、設計事務所の落ち度として払う必要性はないかと思います。
また、契約形態がどのような形を取っていたかも疑問です。
建物の解体工事等が別契約となっていて、きちんと請負契約とか工事注文書などを結んでいたのでしょうか?
本来であれば、解体を建物本体工事に入れない場合は建物除却の工事請負契約を締結すべきでしょう。
しかしながら、ご自身の方も費用確認と工事内容を着工前にはすべきことで、頼んでいたものが付いていなかったり、別の仕様になっていても気づかないことになってしまいます。
いずれにしても、今回の問題が解決するまでは引渡しは受けない方がいいでしょう。
建築側にも不備はありますが、買手も確認することは重要でしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
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森岡 篤
建築家
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いくつかの疑問点
houseさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
大変なことになってしまいましたね。
文面からいくつかわからないことがあります。
設計事務所の一般的な業務のやり方は、設計事務所は設計と監理を行い、工事は工務店が行います。
建主、設計事務所、工務店は、互いに分離・独立しています。
建主-設計事務所は工事監理契約を結び、報酬として設計監理料を支払います。
建主-工務店は工事請負契約を結び、工務店に工事費用を支払います。
つまり、設計事務所と工務店とは、金の流れはなく、設計事務所と工事契約することもありません。
houseのお宅では、どのような契約、支払い方法(工事費を誰に払う)となっているのでしょうか。
>坪単価×建築面積の建築費用で施工契約
「坪単価×建築面積」というのは、概算です。
工務店の見積(各工事の明細を積み上げ工事費を算出)は出ていますか。
建築費用、解体費用が別の契約ということですが、各々契約書は交わしているのでしょうか。
契約書を交わしていれば、冒頭に総額が記載されているので、解体費用の総額である解体費用が抜けていた、ということはあり得ないのですが。
ご相談の内容は、もちろん建築工事の契約上の話なのですが、支払うべきかどうかの判断は、民法上の話です。
弁護士会の無料法律相談や無料法律相談ネット等で相談されるのが良いかと思います。
引渡し直前で、大変不安と思いますが、がんばって下さい。
きっと良い方向に向かわれると思います。
参考にしていただけたら幸です。
(現在のポイント:-pt)
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