対象:会社設立
現在整体師として新たに個人事業者として開業届けの登録をしようと考えているものです。2年前に会社は退職しており、整体の先生の下で勉強を積んで、最近口コミで実際に患者さんの施術を自宅や出張で始めたところです。
将来的には店舗を構えての営業を目指しております。まだ月に2万円くらいの収入なので、開業の届出などはあとからでもいいとは思うのですが、忙しくなるぞ!やったるぞ!という意気込みも込みで早めに届出を出したいと考えています。
そこでいろいろと知りたいことが出てきましたので、よろしくお願いします。
質問1 開廃業届けは、年の初めのほうがお得とか損だとかありますか?
質問2 個人事業主として始めるのにあたっては、自分の屋号で銀行口座を新しく作らなければいけないのですか?また、経費の支払いは従来の自分の個人名義のクレジットカードは継続して使ってもよいのでしょうか?
質問3 当面は自宅での施術と出張という形で自宅が仕事場所となるのですが、必要経費として家賃・光熱費・通信費などはすべて計上してもよいのでしょうか?ちなみに賃貸マンションに妻と2人暮らしです。
質問4 諸経費は、すべて領収書をとっておかなければいけないのでしょうか?またそれは個人名でよいのでしょうか、それとも屋号でないといけないのでしょうか?
初歩的な質問ですが、よろしくお願いいたします。
ジョンこはるさん ( 大阪府 / 男性 / 37歳 )
回答:1件
小竹 広光
行政書士
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開業届出の時期、屋号、経費、について
''質問1 開廃業届の提出時期''
開業届の提出時期そのものでは、特に損得はありません。
本来、事業を開始した時点から1ヶ月以内に「開業届」を提出しなければならないことになっておりますが、そのまま事業を開始してしまう方も多いようです。
年間20万円以上の事業所得がある場合、確定申告をすることになりますが、「開業届」を提出したのと同じことになります。
ちなみに、所得(売上-経費)が年間290万円を超えなければ「事業税」は発生しませんから、「開業届」を提出しても特に不都合はありません。
開業届の手続き法や届出書、書き方については以下をご参照下さい。
国税庁[手続名]個人事業の開廃業等届出手続
''質問2 屋号を決める必要性''
屋号については、決めることも決めないことも自由です。
銀行口座も個人名で問題ありません。クレジットカードもそのまま利用して構いません。
''質問3 自宅での個人事業に関する経費について''
自宅を仕事場とする場合、確かに経費をどう区別するかは難しいです。
税法上「業務遂行上直接必要であったことが明らかにされる部分」については経費として算入していいことになっております。
一応、簡単に説明すると以下のような感じです。
> 家事と事業の経費の区別に関する、簡略な目安例
家賃→全体が30畳
仕事場としている部分がそのうちの10畳
3分の1を事業分として算入
電気代→電気が全部で8個
事業で使用しているのはそのうち2個
4分の1を事業分として算入
<
''質問4 諸経費の領収書はすべて必ず必要か''
もちろん原則は領収書が大事です。
しかし、交通費やお祝儀、交際費、など、領収書を残せない場合もあります。
この場合には出金伝票をつくり、詳細を記載しておくなどしておく、その他の疎明資料と一緒にしておく、等としておいた方がいいです。
評価・お礼
ジョンこはるさん
大変ありがとうございました。
またわからないことがありましたら、質問させていただきます。よろしくお願いします。
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