対象:住宅設備
回答:2件

菱田 剛志
住宅設備コーディネーター
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オール電化について
利便性と経費について分けて考えるその前に、ガスの違いで都市ガスはガス会社さんより地中のガス管を通って各戸に、LPガスはボンベを基本的には各戸に配置してガスを供給します。一部LPでも地域で供給機能を持たせているケースもありますね。
基本的に都市ガスの方がLPガスより安い傾向にありますが、LPガス会社さんの中にはかなり安く供給されている会社さんもあります。
ガスと電気の違いですが、オール電化にすると給湯器にかかる料金は電気の方が6分の1くらいの金額で済むケースが多く、光熱費の削減につながります。調理に係るガスと電気は大体同じくらいでしょうか。
ただ、床暖房や冷暖房をオールガスで行う場合もあり、その場合はガスの方が有利なケースもあるかもしれません。新築時など電力会社さんとガス会社さんに希望設備を伝えれば光熱費の試算をしていただけると思いますよ。
利便性というよりも安全性と言った方が良いのでしょうか。火災の発生率が低く住宅の火災保険などもオール電化住宅の方が割引などがございます。
節電は必要なことですが、オール電化は給湯に電気が多くかかりますが、深夜の余った電気を安く購入すようになっています。原子力などは火力調整ができないため夜は電気を余らせているケースが多いのです。ですから、発電不足はあまり関係ないと思います。それよりも古い家電製品は電力消費量が多いので、機器を省エネ型にする方が良いと思います。
災害時、電気がなければガス給湯器も基本的には動かなくなります。電気で制御している機器がほとんどです。災害時に一番復旧が早いのが電気、水道、ガスの順になります。電気が復旧しなければ何も使えません。唯一LPガスは各戸にありますので、安全性が確保されれば調理器だけは使えるようになります。但し、これも電気制御のものであれば使用できません。
あまり、変わらないというより電気の方が早く通常生活に戻れる可能性が高いと思います。

辰巳 喜代次
住宅設備コーディネーター
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ご回答
おはようございます。
ご質問ありがとうございます。
オール電化のメリットは、ランニングコストの安さです。
深夜電力を利用して、お湯を貯湯タンクに蓄えておくので、コストが安く付きます。
しかしながら、初期投資のコストがガス機器に比べると割高となってるのが現状で、
「イニシャルコスト(初期コスト)+ランニングコスト」を合算して、耐用年数(約10年?)
で計算するとCM等で言われている様な安さにはなりません。
あくまで「ランニングコスト」でのお話なのです。
災害時の復旧の早さに関しては、ケースバイケースで変わってくると思われます。
電気とプロパンガスが比較的早く普及する傾向にあります。
プロパンガスは、現在、各世帯にマイコンメーターが付けてあり、常時ガス漏れが無いか
監視しています。万が一、地震が発生すると、震度5以上で自動的にガスを遮断します。
その後、メーターの復旧ボタンを押すことで、漏れがないかを再確認し、漏れがなければ
使用することが可能です。コンロは乾電池で動いている物が主流ですので、ガスが復旧すれば
使用可能です。最近、100V 電源が必要なタイプのコンロもありますが、非常時用に「乾電池ケース」というのが販売されており、それに乾電池を入れ、接続することで応急的にコンロの使用が
可能となっております。
ご参考までに。
(現在のポイント:-pt)
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