対象:住宅・不動産トラブル
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築40年以上の大変古い木造アパートの経営者です。
祖父の代からのものですが、そろそろ辞めたいと思っています。
理由は、建物自体の安全性が危ういが補修や立て直しするつもりはないこと。
家賃収入が管理の手間に見合わないことです。
二十年以上住んでいる老夫婦や一人暮らしのお年寄りもみえるのですが、こういった場合どういった手順で退去していただくのがベストでしょうか。たまにそれとなく話をしても「ここより安いところがないから辞めないで欲しい」と懇願されてしまい困っています。
しかし、いつ壊れてもおかしくないようなボロなので、住居者の安全の為にもはやく決断したいのですが。
アドバイスよろしくお願いいたします。
こっぺぱんさん ( 岐阜県 / 男性 / 41歳 )
回答:1件
加藤 俊夫
司法書士
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契約解除の正当理由
こっぺぱんさん、こんにちわ。
現在の借家法では、借主の権利のほうが強く保護されています。
かといって、何が何でも貸主は我慢しなさいというのは公平に反します。
そこで、貸主自身が建物を使用する必要がある場合や建物の利用状況や現況を見て解約することが相当であると判断される場合には、貸主からの契約解除も認められます。
その場合にはいわゆる立ち退き料を支払うことが付加的に求められます。
ご相談内容から、建物がに居住するのに危険な程老朽化しており、修繕できない或いは修繕するのに多額の費用がかかり経済的に見合わない事情があると思われます。
お住まいの方がご老人であるとのことで話しにくいと思いますが、地震などで建物が壊れてしまったら取り返しのつかないことになること、その危険を知ってこのまま住んでもらうことは立場上できないこと、又退去にあたっては、それ相応の立ち退き料を支払うことで理解してもらうしかありません。場合によっては新しい転居先を探してあげることも必要かも知れません。
なお、立ち退き料については、個別事案により異なりますので一概には言えませんが引っ越し代や移転先の保証金が一応の目安になるようです。
以上少しでも参考になれば幸いです。
評価・お礼
こっぺぱんさん
とても丁寧でわかりやすいご回答をありがとうございます。
一番の心配は、やはり倒壊なので、その辺りを説明して退去を考えていただくよう話をしてみたいと思います。
立退料のことも参考になりました。
本当にありがとうございます。
(現在のポイント:-pt)
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