対象:住宅設計・構造
回答:4件
可動式か気持ちの切り替え
なおしげさん、はじめまして。
design studio bAOBabの鈴木と申します。
他の建築家の方がアドバイスされているようにグレーチングのバルコニーの床の雨対策で光を取入れるためにはガラスかポリカーボネートということだと思います。
ただ透明のものを使用するとグレーチングを通して落ちて来た雨水などの汚れやホコリなどが気になってしまうかもしれません。
またきれいに納まるかどうかという問題とコストも検討しなければならないでしょう。
バルコニー下にガラスやポリカーボネートの屋根を設置すれば当然、光を取り入れるためにグレーチングにした効果が落ちるということも考えなければなりません。
そこで一つはオーニング(日除け)のようなものを設置する。(可動できるもので対処する)
もう一つ面倒ですが、一番簡易なものは雨の時は下のデッキにシートを敷く。
などの対策をする。
あともう一つは木はそう簡単には腐らないのでウッドデッキの経年変化を楽しむということもあってもいいかもしれません。(アドバイスになってないかもしれませんね)
ただあまり手を入れてお金をかけるよりも気持ちの切り替えをすることも対策の一つではないでしょうか。
御参考いただければ幸いです。
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本田 明
工務店
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こんなのでは、ダメでしょうか?
1.そのバルコニーの上に、ガラス等の透明な素材の屋根を付ける。
2.床の素材をFRPのグレーチングではなく、床に耐えられるような素材の透明な床材にする。
適度な補強をすれば、ポリカーボネート樹脂版や防犯用の合わせガラス・強化ガラスなどの素材が利用できると思います。
専用住宅を想定して答えています。不特定多数が利用する建物では、2については冒険で、利用する場合には、素材メーカーと十分な打合せが必要でしょう。
補足
>屋根が汚れるといやなので
何度かウッドデッキの屋根に、
ポリカーボネートの平板や折版を用いたことがあります。
◎08Mk邸 セカンドハウス
◎デッキの例
多少のホコリは防ぎようがありませんが、雨で流されるので、
そんなに気にするほどでもないのではないでしょうか。
透明な屋根の汚れについては、自分の経験からすると
1.ポリカのスモークブラウン色(アルミカーポートの屋根に
良く使われている)はそれが目立ちにくい。
透明よりも色付きの素材や型ガラスのような素材の方が
目立ちにくいと思われる。
2.屋根の勾配がある程度あった方が良い。
(1/10〜2/10位の緩勾配だと確かに埃が溜まりやすそう)
3.屋根部分が低いと目に近いのでどうしても気になる。
出来るだけ高い位置、目から遠い位置に設置する。
>すべるので危ないといわれました
確かにすべるかの知れません。しかし、ご自宅で使うのであれば
それは注意すればいいことのような気がします。
石の床などは、同じように滑りやすいと思います。
近頃は、雨に濡れた石の床で滑って転倒する事故があると、
素材の選び方が悪いと
設計者が責任を負わなければいけなかったりするそうです。
しかし、素材の品質について危険や壊れやすさなどを、
あまりに過度に追求していくと、だんだん選択の巾がなくなります。
障子を扱う時に紙が破れないように、細い桟が折れないように
丁寧に扱うのと同様に、
ご自宅なら、使い方のモラルということも考慮して
そのような素材を使ってもいいようなきがします。
また、素足ならそんなに滑らないとも思います。
グレーチングの下にもう一つ透明な素材の屋根をつけるのは
1.納まりが複雑になる(費用がかかる)ワリにかっこよく造りにくい。
2.多分掃除がしにくい。
ように思われて、私はあまり良い方法のようには思えません。
評価・お礼
なおしげさん
1は 屋根が汚れるといやなので無しです。
2は、相談書き込む前に業者の方に言ったら
すべるので危ないといわれました。
一応、専用住宅です
森岡 篤
建築家
1
ポリカーボネート製折板
なおしげさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
私の過去の事例で、似たようなケースがあります。
このケースでは、床は木製の格子デッキとしています。
下階に出入り口があり、雨が当たらないようにするために、一部にポリカーボネート製の折板を使いました。
光を通すために、乳白色のものを使用しました。
外部でゴミが溜まるので、そうじができるようにしておくと良いと思います。
写真は、2階の床と、1階出入り口、上部ポリカーボ折板を示します。
参考にしていただけたら幸です。
補足
説明不足でしたが、左が2階、右が直下の1階(夜ですが)の写真です。
2階床の格子状の木製デッキの下に、ポリカーボネート製の折版を庇上に設置し、雨を防いでいます。
横山 彰人
建築家
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グレーチングの雨対策
アルミ製のバルコニーにグレーチングを敷く事は難しい事ではありませんが、光だけを採って完全に雨が漏らないようにしょうと思うと、簡単ではありません。
ガラスやポリカを使うことによって可能ではありますが、防水の問題、樋の問題、アルミとの納まりの問題を解決しなければなりません。
簡単な方法としては、グレーチングの下に別にガラスかポリカの屋根を作ることでしょうか。
いずれにしても、デザインの問題もありますから、設計の方と相談することをおすすめします。
(現在のポイント:-pt)
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