対象:投資相談
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現在、地球上にある諸問題をみていると、産業革命以来の人口増加と資源の消費で、今後もこれまでのような”発展”が続くとはとても思えません。
経済についても、アップダウンは必ずある、と誰もがいいますが、経済の基本は資源にあると思うのですが、その資源が枯渇し、すべての人の生活の基盤である環境汚染や破壊が進むなか、今の経済システムが続くわけがない、と考えてしまいます。
となると、もっている資産についても何をどう運用しべきなのか、指針がもてず、結局何も運用していないまま、今現在のような、不況に突入してしまいました。
FPの先生方の経済システムの今後についての見解と、個人的に私が今現在とるべき態度について、ご意見いただければ幸いです。
komatta76さん ( 兵庫県 / 女性 / 32歳 )
回答:6件
経済の基本は「底なしの欲望」。
はじめまして、FPの岩川です。
資産運用を考えはじめると、投資の本質を考え、また、経済の仕組を考えます。
では、経済が成立し続けるか・・・・・
と考えると資源の枯渇に行き着くということですか?
私も共感しますが・・・
●「経済の基本は資源にあると思うのですが・・」との事ですが、
私は、経済の基本は「人間の欲求」にあると思います。
食べたい、飲みたい、住みたい、遊びたい、買いたい。
人は、次から次への底なしの欲求におぼれています。
この世界は、欲求を満たすには、すべてお金と言う道具が必要です。
では、そのお金を手に入れるには、
「誰かにお金を貸し、金利や配当を得る」
「労力(仕事)を提供し、給料得る」
給料や配当をくれる株式会社は、
「お金を投資してくれる株主のために利益追求を要求され続ける」
「労力を提供してくれる社員に給料を支払い続ける」
常にお金の貸し借りを行い、欲求を満たす道具である「お金」に執着して
行動しているのが、現実であり、現在の仕組です。
資源がなくなれば、資源を作り出そうとするのが人間です。
人間は、欲求を満たすことであれば、何でも行います。
(決して良いとは思いませんが。)
komatta76さまが、ご自身の大切なお金を投資に回せず躊躇するのは、
損失が恐いのでなく、損失により自分の欲求を満すこと出来なくなる事が恐いのではありませんか?
「今回は特別!?、サブプライム、不景気、基軸通貨が・・・」理屈はともかく、
現実は「人間の欲求」がすべて。
人の心が経済を動かしていると思います。
人間の欲求がある限り、おそらく長期投資は成立せざるを得ないと考えてしまいます。
世の中が成立しないのは、欲求を満たそうとする人間が減ること。
つまり、「人口減少」が一番恐いのでは?
評価・お礼
komatta76さん
回答ありがとうございます。
たしかに、いわれてみれば経済の基本は「人間の欲求」ですね。ただ、その人間の欲求の中でも根源的な食欲(というか生存欲?)を支える食料を生み出す土地が、環境破壊によりどんどんなくなり、世界的規模で人口が増えていることを考えると、「お金」がそもそも意味をもたない無秩序な(他者の食料を奪い取る「力」が意味をもつような)世界になるような気もするのですが、それは私が悲観的すぎるのかもしれません。
日本に限っていえば、本当に「人口減少」は大問題だと思うのですが、政府や行政はそういう長期的な問題にはどうしても意識がむかないようですね。 産科医の減少を放置していたり、禁煙外来には保険がきくのに、妊婦検診は自費負担だったり、人口を増やすことには興味がないようで、本当にこの国の行く末が不安です・・・。
専門家のみなさんの様々な見方をうかがい、とても参考になりました。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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焦点を絞ってみてはいかがでしょう
komatta76様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
問題2つが混在しているように思います。一つは、これからの社会経済がどのようなものになっていのか?もう一つは、komatta76様の資産運用をどうするのか。
問題の焦点が後者にあるのであれば、社会経済問題に対する予測もその範囲に抑えておけばよいでしょう。高々50年程度の話ができればよいのではないでしょうか?
その中で、現在の経済システムが続くわけがないと思うのであれば、新しい経済システムを支える企業の株式に投資すればよいと思います。ご指摘のように資源が大切というのであれば、資源に直接投資することも可能ですね。
ただし、komatta76様の予想が外れることも考えられます。そうなったときに、資産運用が根底から崩壊するような投資は避けるべきでしょう。
ベーシックなグローバル投資を中心にして、一部をkomatta76様が思うような将来の経済システムをになう企業や資源に投資するのがよいと思います。
考え方に行き詰まったら、制約条件を厳しくして回答を出しやすくしてあげることも大切だと思います。一度回答を出してみて、それから制約条件を緩めていけば考えやすいと思います。
評価・お礼
komatta76さん
回答ありがとうございます。
なんだかもやもやとしていた頭をすっきりさせてもらいました。
個人の資産運用に関してはあまりごちゃごちゃ考えずに、杉山さんのアドバイスを参考にシンプルに考えるのがいいですね。
大変参考になりました。
回答専門家
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したたかに資産運用を。
今後、社会・経済がどのように進展するのかということと、komatta76さんの個人の資産運用とは相互に関連し合うのですが、直接結び付けて考えるとなかなか資産運用はやりにくくなりますね。
資産運用については、komatta76さんのライフプランが描ける範囲で考えられればよいのではないでしょうか。現状の混乱の中ではどうしても悲観的にもなってしまいますが、個人の運用レベルでも、過去の経験や現状の分析、将来の見通しなどさまざまな情報、意見に耳を傾けて悲観すぎず、楽観すぎず、バランスよく、したたかに資産運用は進めていくものかなと思っています。
回答専門家
- 佐々木 保幸
- (京都府 / 税理士)
- 税理士法人 洛 代表
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どちらのコースを選びますか?
komatta76様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の件、スケールの大きな話ですが、個人的な見解を述べさせていただきます。
資源の枯渇や環境破壊は、大きな問題ですが、それゆえに、経済システムが続かないとは思いません。
もちろん、資源をめぐって戦争が起こったり、環境破壊を原因とした天変地異などが起これば、別ですが、問題があるということは、その問題の解決に向けたビジネスも成立しやすいということです。
経済システムにとってのダメージは、私は、人口減少だと思います。
人間がいる限り、食べるもの、着るもの、住むところは、絶対に確保しなければなりません。それらを確保するためには、お金が必要です。
お金を得るためには、通常は、働かなければなりません。そうすると、経済活動が生まれます。そして、人口がどんどん増えていくと、経済活動が活発になります。経済成長も起こります。かつての日本もそうでした。
ですが、いまや、日本は、人口減少社会に突入しようとしています。
人口がどんどん減っていくと、経済は、衰退していきます。加えて、高齢化が進めば、国の年金財源も枯渇していきます。国も会社もお手上げです。
そんな中、リスクをとった運用を全く考えないと、どうなるのでしょう。
判断のポイントは、「時間とともに問題が表面化していくコース」と「時間とともに問題が解決していくコース」のどちらを選ぶかです。
もちろん、今の段階では、どちらのコースも、結果は見えません。
しかし、結果を見てから、後者のコースを選ぶことは、できないのです。
以上、ご参考にしていただけると、幸いです。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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スケールの大きな話ですが・・・
はじめまして、komatta76さん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
これまでも歩んできた革命となるものは、資源を新たに発掘してきた結果だとも言えますね。
ただ現在は、太陽光を取り込んだり風を取り込んだりと変わってきていますよね。
予想ですが、これからは発掘などではなく、資源となるものを開発されたりしていく可能性はありますよね。
また、地球を離れ、宇宙に出て行くことも考えられます。
ただこれが50年、60年で起こるかどうかは分かりませんね。
また今回の問題は、先進国の金融社会が生んだ問題だとは思いますが、まだまだ発展途上国はあります。
こういった国がまだまだ成長はしていくと思います。
もし、今世界人口が半分になったとして、経済が大打撃を受けたとしても、その後はそこからは経済はどういった形でも生まれてくると思います。
運用しなくても生涯を生きていくだけの資産をお持ちでしたら何も問題はないと思いますが、運用をお考えでしたらグローバル化した世界ではありますが、伸びて行く国も停滞する国もあると思います。その国がどこかというのは先にならなければ分からない事だと思いますので、幅広く分散投資で運用していく事が重要だと思います。
前田 紳詞
ファイナンシャルプランナー
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”希望”を持てば克服できます。
komatta76さま
こんにちは、FP診断サービスの前田の前田です。
私も昔、komatta76さんと同じようなことを考えました。
*20年前、世界のいろいろな国を旅して回りました。
その時に行った地域に、
”イスラエルからの独立闘争をしていたパレスチナ・ガザ地区”
”内戦で混乱状況のスリランカ”
”チャウシェスク政権打倒の革命1ヶ月後のルーマニア”
等があります。
上にあげた国々には資源はおろか、食べ物もありませんでした。
スリランカは貧しい人々は1日1ドルあれば生活できますが、それすら困っている人たちがいました。
ルーマニアの首都ブカレストにはパン1つする売っていませんでした。
さらに、パレスチナやスリランカの人々と話をしても、彼らには将来への”希望”がありませんでした。
*しかし、ルーマニアの人々と話すと ”希望” がありました。
20年たった今、ガザ地区は独立を果たしましたが今だ紛争が絶えません。
スリランカもまだ内戦が続いています。
ところがルーマニアは当時と比べると大変豊かな国変わりました。今回の金融危機でやや混乱していますが、20年前と比べれば食べ物はあります。
日本も江戸時代の鎖国で世界で最も遅れた国の一つから明治維新で大国になりました。太平洋戦争で負けて、資源も食べ物もろくに無い状態から再び世界の経済大国になりました。
これらも人々が”希望”を失わなかったからです。
komatta76さんは まだ32歳、ライフプランではまだ50年人生があります。
まだまだいろんなことにチャレンジが可能です。
投資というのは ”金融商品”を購入することだけではありません。
*自分自身に投資をすること
も大切なことです。
私のように海外のいろんな国を見てきたり、資格をとったりするような”自分への投資”も検討されてはどうでしょうか?
ご質問、ご相談とかあればいつでもお気軽にメールしてください。
評価・お礼
komatta76さん
回答ありがとうございます。
私は10年以上前、海外を旅して、インドや中国では「こんな人たちが経済成長し始めたら日本なんかあっというまに追い越される」と思い、ヨーロッパでは成熟した社会を目にして、日本の若者に迎合する今時文化のあさはかさを憂いました。
>komatta76さんは まだ32歳、ライフプランではまだ50年人生があります。
>まだまだいろんなことにチャレンジが可能です。
>投資というのは ”金融商品”を購入することだけではありません。
>自分自身に投資をすること
いわれてみればその通りですね。世をうれいてばかりいないで、これから50年をどう生きていたいのか真剣に考えて行動をおこしたほうがよっぽどいいなと思いました。
専門家のみなさんの意見を伺い、大変参考になりました。
(現在のポイント:-pt)
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