文鳥が片目をよくつぶります。

やはり小鳥はその専門の先生の治療を受けられたほうがいいと思います。ちょっとした違いと言いますか、小鳥の治療ためにいろいろな工夫をされているようです。また、専門であれば、同様のいろんなケースをご覧になられていますので、これまでのご経験から、詳しいお話も伺えると思います。

眼を瞑るということですが、眼や眼の周りが赤くなっていたり、腫れていたり、出来物があったりということはないでしょうか?あるいは瞳が白く濁っていませんか?
眼が赤かったり腫れていたりしたら、眼瞼炎や角結膜炎、瞬膜炎などの眼の炎症が考えられます。炎症があると、涙や目やにを出すことがあり、眼が開けにくくなってしまいます。
検査してもらったようにトリコモナスの感染によっても眼の炎症は起こりますが、鳥の眼の粘膜は薄く弱いので、埃や些細な外傷でもすぐに炎症を起こしてしまいます。また、感染症ではトリコモナス以外にもマイコプラズマや細菌、ウィルスの感染でも起こることがあります。
出来物がある場合は、腫瘍が疑われます。
また、瞳が白く濁っている場合は、5歳という年齢も考え、白内障が疑われます。白文鳥に多くみられ、はじめは片目から発症することも多いです。
鳥かごの中で飼われている場合は環境が変わらないので、失明しても不自由なく元気に生活することができ、気付きにくい病気です。病気が進行すると両目に発症してしまいます。
現在、お薬を内服されているようですが、トリコモナスによる炎症の場合、炎症が治まるまで数日かかりますので、お薬が終わるまで暫くご様子をみて下さい。鳥自身が気にして引っ掻いてしまうと悪化してしまうので、それだけ気を付けて下さい。お薬が終了しましたら、再検査も兼ねてかかりつけの病院もしくは鳥専門病院への受診をお勧めいたします。