増築を考える上で・・・。

ご質問ありがとうございます。
増築をお考えとのことですね。
まず同じ業者にご依頼されるメリットとデメリットですね。
メリットはやはり、新築当初から関わってきたので、敷地状況や設計図面、施工記録などが残っており、新築時に調達した建材が入手しやすいこと、同じ職人ならば目に見にくい施工箇所のおさまり具合などに記憶があるので、通常のケースは施工の手順が順調に進みやすいことです。工期も短くなり、無駄が省けることにあります。ただし、デミリットとしては、今回の増築工事に新しい視点での提案が出にくいことや、もし新築時の工事に何らかの瑕疵があったとき、それが第三者に見つけてもらうチャンスを失うことです。価格については、住宅メーカーよりもリフォーム業者やご近所の工務店の方が安くなることが多いようですが、これは「おまめちゃん」さんのお考えです。
もし信頼に足りるひとつのハウスメーカーにすべてを任せることができれば、それはそれで素晴らしいことで、長いお付き合いができることになります。ただし、新築工事の際の施工記録を残していないようなハウスメーカーでしたら、お任せすることには疑問を感じます。お客様のことを考えていれば、必ず施工記録を残していると思います。

新しい考えを出してくれる、と言う意味では業者を変えたり設計事務所を入れるほうがいいでしょう。

以前建てた業者を気にされているようですが、メーカーなら気にする事はないと思います。

大組織で動いている会社は、建てた当時と経営体制も異なっているはずですし、使われている素材も変わっているので、むしろ様々な制約がでてくることも考えられます。
人間的な付き合いが続いているのなら別ですが。

構造的にも木造ですので、前建てた業者でないと対応できないと言う事は全くありません。

私は新しい空間を生み出したいと言う考えがあるのなら、その意向にそった業者を選んだほうが良いように思います。

分からないところがあれば、事務所にご連絡下さい。 横山彰人