対象:ペットの医療・健康
6才のオーシーですが、6月中旬より鼻の色が少しずつ薄くなり7月初旬には完全に脱色して全面が薄いピンク色になってしまいました。特にただれた様子はないのですが、唇の色も同じような状態です。また睫毛も白くなってしまいました。かかりつけの病院のアレルギー検査で鶏肉、やコットン等衣食住に関わるものが引っかかり、アルゲンフリーのドッグフード等の生活や環境の改善をしましたが、ほとんど変わらない状態でしたので他の病院で診て頂いたところ、特定はできないが小柳原田症候群に近いのではということで、ステロイド等の治療を続けています。少し唇や目の周りに色が戻ってきましたが、あまりかんばしくありません。このような症状をご覧になったことはありますでしょうか。薬の副作用も心配ですし病名がわかると対処しやすいのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
jexさん ( 兵庫県 / 男性 / 55歳 )
回答:2件
白斑
生後一年以内に発症する白斑という自己免疫疾患では、鼻の他、唇、口腔、肉球、爪、眼瞼に左右対象にメラニンを持つ細胞(メラノサイト)の破壊が起こってきます。またこれとは違って、鼻だけ色が変わる疾患もあります。フォークト小柳原田病もメラノサイトの破壊が起こる疾患ですが、まず、眼の疾患が先行して起こってきます。そのほか円板状紅班性狼瘡も似たような症状が出ます。http://www8.ocn.ne.jp/~dearest/health/hifu.htmlに好発犬種など、上手に、詳しく記載されていますのでご覧になって下さい。
評価・お礼

jexさん
お礼が遅くなり申し訳ございません。他の病院でも検査をしましたがやはり先生のおっしゃる通り白班の可能性が強そうです。最近少しずつですが色が戻りつつあります。おっしゃるように目はとても綺麗なので安心しました。また内蔵も問題なしとのことなので、しばらく様子を見ることにします。ただ、突然脱色が起きたので何らかの原因があると思います。ワクチン接種後起こりやすいとか聞いたことがありますが、何かご存知でしょうか。
とても参考になりました。ありがとうございました。
回答専門家

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RE:黒い鼻がピンクになってしまいました
VKH(ホクト小柳原田様)症候群は可能性の一つではあると思います。
しかし、VKHでは通常、ブドウ膜炎、白内障など視覚障害が見られることが多く鼻や口唇の色だけでは特定できません。同じく免疫介在性の皮膚疾患である白斑や、エリテマトーデスという病気なども考えられます。
まず、皮膚以外になんらかの病変(内分泌疾患、など)がないか、検査を行ったうえで最終的な確定診断には、皮膚の組織生検が必要になります。
また、皮膚の痛みや痒みがなく、元気、食欲など臨床症状に問題がない場合は、特に治療の対象とならない場合もありますが、頻繁にみられる病気ではないので、より詳しく検査を希望される場合は大学病院や皮膚の専門医に行かれるという選択肢もあります。
まず、かかりつけの先生とご相談の上、しばらく今の治療で様子をみるか、あるいはさらに詳しい検査を行うかなど、治療の選択肢をきいてみることをおすすめします。
評価・お礼

jexさん
ご回答ありがとうございます。やはり白班のようです。おっしゃる通り内蔵の検査をしました。元気ですし、検査結果は異常がないのでしばらく様子を見る事にしました。ただ急激に脱色したので何らかの原因があるのだと思います。何か情報がございましたら教えていただけますと幸いです。どうぞよろしくおねがい致します。
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