対象:ペットの医療・健康
宜しくお願いいたします。
4歳のシェルティ(オス)です。
1歳半のころから生食を与えていました。
(生食がとてもよいと聞きましたもので)
与え始めてから半年後に健康診断のために血液検査をしたところ、肝臓の数値が(GPT855・GOT90)と高数値でした。
肥満もなくとても元気で症状もなかったことから本当にびっくりしました。
ウルソなどのお薬を飲ませ少しずつ数値は下がりました。
GOTはすぐに正常値になりましたが、GPTが未だに400〜500という感じです。
病院でも原因がわからないという事で今はサプリメントを与えているだけです。
私は生食を与えていたので【肝臓かどこかに寄生虫が付いたのでは?】とずっと疑っているのですが、的外れなことなのでしょうか?
一度簡単な検便は病院でしていただきましたが、異常なしでした。
肝吸虫などの場合、検便や血液検査も特別な検査でないと分からないのでしょうか・・・。
生食は数値が高いことが分かってから止めています。
とても元気なのですがこのまま高数値が続くとどうなるかととても心配です。
腎臓など他は数値に異常はありません。
何か教えていただけることがありましたら
宜しくお願いいたします。
まさぴろさん ( 大阪府 / 女性 / 43歳 )
回答:2件
GPT
肝吸虫症は、肝吸虫のメタセルカリアが寄生しているコイ、フナ、モツゴなどの淡水魚の刺身を食べたり、加熱処理が不十分な場合に感染する疾患です。日本では、肝吸虫は八郎潟、岡山県の児島湾沿岸、琵琶湖湖畔、九州の筑後川流域に広く分布しています(以上、Gooヘルスケアから抜き出しました)。肝吸虫は胆管、胆嚢に寄生しますので、血液の酵素異常として現れるときは、肝酵素と同時に、胆管系の総ビリルビン、直接ビリルビン、ガンマGTPも上昇してきた思われます。また慢性的な寄生ならば、腹部超音波検査で、胆管や胆嚢の肥厚も見られるでしょう。
生食に関しましたは、どのルートで、何のお肉をどの程度の期間あげていたのかが判りませんので何とも言えませんが、ただ、生肉中心の食餌は、カルシウムや鉄などの欠乏症になることがありますので、サプリメントによる補充が必要だと思います。
いろいろな強肝剤を投与してもGPTが下がってこない仔はいます。この場合は右心の検査も必要になってきます。また、最終的には肝生検による組織学的検査で確定するしかない場合もあります。
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Re:犬の肝臓の数値
犬の肝酵素で特にGPT(ALP)値に異常が認められる場合ではいくつかの鑑別すべき疾患があります。胆管炎や胆汁うっ滞などの胆のう疾患、抗痙攣薬などの薬の投与歴、骨肉腫などの腫瘍、副腎皮質機能亢進症などが原疾患として挙げられます。レントゲン検査、超音波検査、血液検査、副腎ホルモン検査、肝生検などを行うと通常、原疾患が何であるのか確認できます。また、肝吸虫を心配されていますが生肉の摂取で感染するものではありません。通常、淡水魚などの第二中間宿主を摂取しないと感染しません。肝吸虫の感染確認は便検査を行います。ただ、産卵数が少ないことが分かっていますので複数回の検査が必要になるかもしれません。原疾患が何か分からないということで心配ですが血液検査以外の検査を行っていないのであれば追加の検査が勧められます。
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