対象:ペットの医療・健康
GPT
肝吸虫症は、肝吸虫のメタセルカリアが寄生しているコイ、フナ、モツゴなどの淡水魚の刺身を食べたり、加熱処理が不十分な場合に感染する疾患です。日本では、肝吸虫は八郎潟、岡山県の児島湾沿岸、琵琶湖湖畔、九州の筑後川流域に広く分布しています(以上、Gooヘルスケアから抜き出しました)。肝吸虫は胆管、胆嚢に寄生しますので、血液の酵素異常として現れるときは、肝酵素と同時に、胆管系の総ビリルビン、直接ビリルビン、ガンマGTPも上昇してきた思われます。また慢性的な寄生ならば、腹部超音波検査で、胆管や胆嚢の肥厚も見られるでしょう。
生食に関しましたは、どのルートで、何のお肉をどの程度の期間あげていたのかが判りませんので何とも言えませんが、ただ、生肉中心の食餌は、カルシウムや鉄などの欠乏症になることがありますので、サプリメントによる補充が必要だと思います。
いろいろな強肝剤を投与してもGPTが下がってこない仔はいます。この場合は右心の検査も必要になってきます。また、最終的には肝生検による組織学的検査で確定するしかない場合もあります。
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