対象:新築工事・施工
新築を建て、先週内覧しました。
三階部分が大きなロフトのようになっていて、三階から二階を見下ろせるようにするためと、トップライトの光を落とすために、90センチほどが吹き抜けになっています。
将来吹き抜け部分に床をはって増築できるようにと、集成材の梁を渡してあります。その梁なのですが、木の素材が透けるくらいの黒に塗ってもらうよう依頼していましたが、実際に見ると漆塗りのようにべったりとした感じで気に入りませんでした。聞くと現場監督の判断で汚かったので違う塗料で塗りなおしたとのこと。
修正をかけるように依頼したところ、梁を取ってつけなおすことはできない。薄い木を張って塗りなおすか、木のクロスみたいなものを張るしかないといわれました。
確か建築途中ではしばらく梁はなく、梁頭のようなものが出ていてそこに梁をつけたので取れないことはないのではと言いましたが、床をはがしたりしないと取れないのでできませんといわれました。また変じゃないから大丈夫ですともいわれましたが、納得がいきません。
妥協して、決済するしかないのでしょうか。
ブロックさん ( 大阪府 / 女性 / 24歳 )
回答:1件
建築設計事務所に依頼する利点とは
(過去ログへの回答)
施主さん(クライアント)が施工中の状況を観れるケースと、いくつかのハウスメーカーのようにケガ防止等のため禁止しているケースがあるので、打合せ時の詳細が順守されているかは「監理建築士」の役目と言えます。
工事請負契約時の見積もり内容以外に「打合せ議事録」で施主側が希望された事項が現場に伝わるか否かは施工会社の管理者(現場監督)のチェックに左右されます。
竣工時の検査体制も請負ケースで分かれ
自社設計施工の場合
1. 社内検査
2. 施主検査
設計・施工別(建築設計事務所+工務店)の場合
1. 工務店側 現場管理者 検査
2. 建築設計事務所(工事監理) 検査
3. 施主検査
とチェック回数の違いや第三者のチェックの有無で、ご質問者様のようなトラブルが発生したりします。
後者の場合なら建築設計事務所(工事監理者)が施工時の時点で気づく内容です。
一方で私自身、ゼネコン勤務時代は施工者側として施主検査時に100項目以上にわたるダメチェックを受けた経験がありますが、確かに施工者側責任でチェック漏れがあった項目と、施主側の神経質な拘りで施工者側に非が無い項目は熟知できるようになりました。
建築設計事務所への依頼は「設計契約」と「工事監理契約」がありますが、後者は建築には素人である施主の代わりに工事を確認する業務なので自社設計施工で社内でうやむやにされる恐れはありません。
これから注文新築住宅をお考えの方にもご参考になれば幸いです。
回答専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
(現在のポイント:-pt)
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