対象:年金・社会保険
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私は自営業で、年金は国民年金に加入しています。もちろん遅延なく毎月の保険料を支払っていますが、包み隠さず言うと「はっきり言って年金など払いたくない」と思っています。
連日の年金関連報道では、給付開始年齢が上がり、年金額が減り、支払額が増え、挙げ句の果てに社保庁に関する不祥事沙汰、、、。言うだけでもうんざりしますが、自営業の私は国民年金にしか入っていないので(付加年金などは利用していません)、将来の受取額は微々たるものです。もう定年はありませんし、生涯現役なので年金を受け取ること自体期待していません(最近は年金=税金だと思うようにして、お国のためにという思いで払ってます)。
こんな状態なので、年金は無駄な出費だなという認識を持っています。そこで、もし今支払わなければどうなりますか?というご質問です。将来の収入、保障がなくなるという意味では全く問題ありません。それよりむしろ、国などから強制徴収や例えば資産差し押さえ、書類送検といった問題や何らかのペナルティを受けないかどうかが心配です。(国が)年金への加入は個人の自由で支払わなくてもOKという立場なら、もう支払わないようにしようと思います。ご教授ください。何卒よろしくお願いいたします。
伝助さん ( 大阪府 / 男性 / 30歳 )
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年金は老後の所得保障だけではありません
伝助さん、はじめまして。ご質問ありがとうございます。
社会保険労務士・CFPの古井佐代子です。
伝助さんのお怒りはごもっともですが、年金は年を取ってから受け取るとは限りません。
「定年はありませんし、生涯現役なので年金を受け取ること自体期待していません。将来の収入、保障がなくなるという意味では全く問題ありません。」とのことですが、それは、一定程度の年齢まで今のまま元気で働き続けることができるという前提での話ですよね。
例えば交通事故に遭って重い障害を負ってしまうとか、万が一亡くなってしまう、という可能性もゼロではないわけです。
公的年金はこのような障害や死亡に対しても年金が用意されています。
悪質な滞納者に対しては、国から強制徴収・財産差し押さえもあります。2005年度に最終督促状を約58,000件に送付、財産差押えの件数は1,000件を超えています。
また、未納対策として、国民健康保険証の有効期限の短縮も打ち出しています。
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山中 伸枝
ファイナンシャルプランナー
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制度を最大限利用する、という方法も
伝助様 はじめまして、FPの山中伸枝です。
ご質問を拝見し、伝助様のお気持ちも尤もだと思いました。
「社保庁も一体何やってんだ!」その通り。ここのところ年金については、何にも良いニュースはありませんでしたものね。
その中で、高い意識を持ち保険料をきちんと納めている伝助様は素晴らしいと思います。
さてご質問の件、年金を払わないとどうなるか?
まず、老齢年金受給のための条件に25年ルールというのがあります。詳しくはhttp://profile.allabout.co.jp/pf/fpyamanaka/column/detail/1979
伝助様は30歳ということですから、今保険料の支払いを単にやめてしまうと今まで納めた分が水の泡になってしまいます。
また、年金財源の1/3が現在税金(国庫金)で賄われていて、更にこの割合は1/2まで引き上げられる予定です。つまり保険料を納めない、年金を受け取らない人でも、「税金」という形で年金制度を支えているということです。
ペナルティについては、まだどうなるか分かりません。年金保険料の支払いを健康保険とペアにしたらどうか、などと話は出ていますが、実現するのかどうかもまだ不明です。
例えば公的制度を最大限有効活用をするという手もありますが、確定拠出年金は初めていますか?老後資金作りで考えたら現状最強の手段だと思います。
社会人として国の制度・国民の義務はきちんと果たす。その上で意見は強く持つ。知識を持ち最大限制度も利用する。
お手本的なお答えかも知れませんが、ご参考になれば幸いです。
確定拠出年金についてご不明な点等ございましたら、別途ご連絡下さい。fpyamanaka@hotmail.co.jp
(現在のポイント:-pt)
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