対象:住宅設計・構造
1.木造瓦葺平屋建(昭和24年建築)
2.木造2階建(昭和56年増築)
3.準防火地域
敷地132坪 建坪48坪
1.2.がある中古住宅を購入予定です。1.は数寄屋風の趣があるものなので、手入れするぐらいで留めて起き、(3.なので新しく防火面を替えないといけないのか?判りません)
2.の3LDK部分を、生活用家屋として、台所、風呂、トイレ、玄関、全く新しく、間取りも少し変更し、大幅なリフォーム するつもりでした。
ただ、公道西側5mに接面部分が幅2mしかなく、20mほどのアプローチの玄関に続き、建物1.2がくの字型でその中に日本庭園があり、塀の接道面が公道東側4mで工事手間が掛かりそうです。日本庭園の趣はある程度残しつつ、塀の一部分に1台分の駐車場を作る予定です。
ある程度の耐震補強済みで、床下シロアリの被害はないようです。2階雨漏りの跡ありましたが、修理済みとのこと。しかし、屋根部分も手入れの必要感じています。
2.の部分はリフォームでなく建て替えた方がよいのか、悩んでいます。
nnnonさん ( 愛知県 / 女性 / 59歳 )
回答:4件
建替えかリフォームか
nnnon 様へ
こんにちは。お問い合わせ頂きありがとうございます。
古未来工房の藤倉です。
御質問の内容を拝読させていただきました。
路地奥に日本庭園を静かに囲むように1,2の建物が
ただずんでいる大変趣の有る敷地全体の雰囲気が伝わってまいります。
さて、敷地が準防火地域にありますので、以下の建築基準法による決まりがあります。
「外壁および軒裏で炎焼の恐れのある部分を防火構造とすること」とあり、
準防火性能がある外壁構造方法が求められます。
現在もし外壁が下見板張り等の木材が使われている場合は塗り壁やその他の準防火性能
を有した外壁構造が必要になります。
1の建物は建築年数や建てられた年度により、大変価値のある材料が含まれていると
推測します。是非大切に手を入れながら住み継でいただきたいと思います。
2の建物は耐震補強や修繕の様子が判りかねますのではっきりとした答えは出来ませんが、
御要望のリフォームは結構大掛かりとなりそうですね。
大規模リフォームは新築をあまり変わらないくらい建築費用が掛る場合もありますので
その場合は新築も平行して考えるとよろしいかと存じます。
一つ確認したいことがあります。
公道に接道する道幅は2M以上確かにあることを確認してください。
2Mありませんと再建築不可の建物となり、リフォームという
選択肢しか残されない場合がありますので宜しくお願いします。
もしnnnon 様がよろしければ、現地調査のため出張も可能ですので宜しく御検討くださいませ。
もちろん、依頼するかどうかは未定のままでかまいません。
それではいつでもご連絡お待ちしています。
以下電話番号とメール番号です。
03-5261-1867
mail@komirai.com
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
志田 茂
建築家
-
難しいところです
はじめまして、志田建築設計事務所 志田と申します。
文面だけではつかみずらいのですが、個人的には「面白い」と感じます。
''リフォームか建て替えか・・''と聞かれれば
たいがいの人は「建て替え」と言うでしょう。そのほうが手っとり早いし、なにより、リフォームしても「保障」がつけられない、、という事。建て替えれば、その「保障」がついてきます。
「保障」と言われれば「そうか・・」と思わざる得ないのですが。。
数寄屋風の平屋と2階建の建物は、つながっていますか?
その場合、2階建部分のみ建て替えが、昨年改正された建築基準法では、一筋縄ではいかなくなっています。となると、方法は、「全体リフォーム」か「全部建て替え」。ただし、管轄の行政と事前によくお話になってください。「2階建部分を建て替え」もありかもしれません。
ただ「じゃあ建替」となってしまっては、いいものは残りません。
数寄屋風(数寄屋造り?”〜風”?)は、時間を伴ったものは、その味わいはとてもいいものです。新築でいくらお金を掛けてみてもすぐにその良さはでてきません。なので、それを手直しするというのはとてもいいと思います。「2階建て」部分は「増築」しているという事なので慎重に検討する必要はあると思いますが、個人的には「リフォーム」の方向性を考えてみたいと感じます。
敷地条件により、重機(大型作業車)が入らないのであれば、その手間代を考えると、建て替えでも割高になります。であれば、耐震補強含めての改修の場合、それなりの金額にはなりますが、金額的には、リフォームのほうが安く済むのでは、と考えられます。
ご相談の件は、現状をみない限り、はっきりした事を申し上げる事ができず、個人的な考え(趣向?)にとどまってしまいます。
いっしょに考えてくれる設計事務所や施工会社とともに現状を確認し、行政との話を含めて、最適な方向を考えてみてください。
各務 謙司
建築家
-
まずは建築家を探して、相談しては?
''数奇屋風の母屋''に対して、''2階建て''は''増築''とありますので、
二つの建物が''繋がっている''と仮定して、考えて見ます。
まず、最初に確認が必要なのが、それらの建物が、
共に建築基準法上の''検査済み証''を取っているかどうかです。
これは、不動産の仲介業者さんから''元の持ち主に問い合わせる''か、
或いは''役所の建築指導課''に直接行って、確認することができます。
検査済み証を取っている建物であれば、
古い建物のリフォームに長けた設計事務所と一緒に作戦を練って、
役所に相談に行けば、ある程度''選択肢''が見えてくると思います。
問題になるのが、どちらかの建物が検査済み証を取っていない場合で、
この時はやはり難しくなり、方針も限られてくるでしょう。
一番簡単なのは、既存の住宅を潰して、全体を新築で計画することでしょう。
ただ、古い数奇屋風の建物は、もう一度同じような物を作る事が
ほとんど不可能です。全ての建替えは''最後の手段''としてとっておき、
まずは、この問題を一緒に考えてくれる''設計事務所''を探し、
色々とご相談してみては如何でしょうか?
弊事務所でも、幾つか''和風住宅のリフォーム''をお手伝いしております。
ご参考までに、そちらのホームページのアドレスを記載しておきますので、
お時間があるときに、こちらをどうぞご覧下さい。
カガミ建築計画 各務謙司(カガミケンジ)
青木 恵美子
建築家
-
どちらもありですね。。。
nnnonさま
はじめまして! AAプランニングの青木恵美子です。
ご質問拝見致しました。すてきなお宅にお住まいをご検討のようですね。
私は、過去に同じようなお宅を2軒ほど手がけております。
1軒は、茶室と和室を残したい! というご要望で大型増改築。
もう1軒も、お父様の残された和風住宅の趣きを受け継ぎたい! というお宅です。
どちらも新築という選択もありましたが、住み継ぐ良さを選択されました。
nnnonさまのお悩みも選択肢が多いが故に悩む事だと思います。
節道幅など工事詳細は検討余地がありそうですが、とりあえず、建築家にご相談ください。
また違ったアイディアがあるかもしれません。
[有限会社AAプランニング:http://www.aaplan.com/
赤坂サロン 港区赤坂7-5-1 赤坂パークハウス205
TEL: 03-6912-1477 FAX: 03-6912-1478
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A