母親(74歳)は夫と2年前に死別で遺族年金(168万円)と老齢年金(41万円)の年収があり、現在私(息子)が扶養しておりますが、母親名義の空家を2月から賃貸することになり、母親に不動産取得が出てくる予定です。
賃貸での不動産取得予定額は月6万×11ヶ月=66万円、敷金6万円、礼金無しで、支出としては固定資産税が8万、賃貸の管理費が4万円(年間)の予定です。
質問は2点です。
?賃貸で得る不動産取得に対する経費として、固定資産税と賃貸の管理を必要経費として計上してよいでしょうか?
?上記?が大丈夫であれば、私なりの計算なのですが、基礎控除38万と寡婦控除27万を計上して、今後も母親を扶養し、扶養控除できますか?また、母親の分は確定申告すべきでしょうか?
(66万+6万)−(8万+4万)=60万(不動産所得)<基礎控除38万+寡婦控除27万=65万(控除額)
以上、よろしくお願いします。
ふっくんさん ( 宮城県 / 男性 / 50歳 )
回答:1件
合計所得金額38万円を超えますと扶養から外れます。
ふっくんさん
こんにちは、税理士の大黒崇徳です。
扶養に出来るかどうか合計所得金額が38万円以下であることが要件のひとつですが、
この合計所得金額とは、所得控除額を差引く前の金額となります。
ご質問のケースでは、敷金を収入として計上していますが、
返還を予定している敷金でしたら収入に含めなくて結構です。
また、必要経費として減価償却費もありますので
これらを加味して所得金額を算定する必要があるかと思います。
ちなみに確定申告ですが、基礎控除等の所得控除額を
差し引いてマイナスになるようでしたら、特に申告の必要はありません。
もし、ご不明な点がありましたら遠慮なくご連絡下さい。
評価・お礼

ふっくんさん
税理士 大黒様
いろいろと勉強になりました。
もやもやしていたものが、ふっきれました。
ありがとうございました。
回答専門家

- 大黒たかのり
- (東京都 / 税理士)
- 大手町会計事務所 代表税理士
資産運用と節税のことならお任せ下さい。運用会社出身の税理士。
今の運用に満足ですか。今の税金の支払に満足ですか。今の相続対策に満足ですか。不安な時代だからこそ、確かな情報と信頼できる相談相手が必要です。運用も節税もすべてオンリーワンのオーダーメイド。土日早朝深夜も対応する身近なパートナー。
大黒たかのりが提供する商品・サービス

ふっくんさん
所得控除額を差引く前の金額?
2008/02/12 22:31早々の回答ありがとうございます。
ところで、合計所得金額が38万円以下の用件に対して「この合計所得金額とは、所得控除額を差引く前の金額」と有りますが、よく理解できません。
今回の場合、敷金は将来返還予定ですので収入へ計上しないとして、不動産取得予定額は月6万×11ヶ月=66万円なので、既に38万円を越しているので扶養できないと言うことでしょうか?
また、減価償却費の件ですが、建物はS37年新築、S57年増改築なので、減価償却費は無いに等しいと思います。但し、3年前にトタン屋根の塗装と給湯設備を更改していますので、若干の償却費は計上できると思いますが、領収書が有りませんので無理ですね。
もうひとつ質問させて下さい。
母親を扶養できないとして、母親自体の確定申告には寡婦控除27万も入れて申告して良いですか?
66万−(8万+4万)=54万(不動産所得)<基礎控除38万+寡婦控除27万=65万(控除額)
質問が長くなり申し訳ございません。よろしくお願いします。
ふっくんさん (宮城県/50歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング