対象:ペットの医療・健康
現在10歳のゴールデン(♀)の病気で御相談です。1月6日に、初めて痙攣をおこし8日には4回おきました。翌日MRI・CTの検査もしました。(腫瘍等確認出来るものは見つかりませんでした。)いろいろな検査結果から<インスリノーマ>と判明。ステロイド(プレドニン)を飲ませ始めてからは発作も無く元気で過ごしております。
本日からはそれに加え抗生物質・胃薬・肝臓の薬も処方して頂きました。この病気には特効薬が無いとのことですが…良い結果を得られる可能性が高いのであれば外科的な方法も考えておりますが、12月頭に<子宮蓄膿症>で手術をしたばかりなのと高齢なこともありリスクは大きいのでは、とも思っております。犬の<インスリノーマ>は多く無いようでネットでの情報収集も難しく困っております。どんな些細な事でも構いませんので、何かアドバイスがございましたら宜しくお願い致します。
elayaさん ( 東京都 / 女性 / 37歳 )
回答:2件
犬のインスリノーマ
インスリノーマでも低血糖でひっくり返らなければいのですが、お問い合わせのワンちゃんの場合は転倒痙攣があるようなので何か処置が必要ですね。まずインシュリノーマが膵臓の一部で限局して発生しているのか、それとも膵臓全体にあるのかで、手術の適応かどうかが決まってきます。CT、MRではどうだったのでしょうか?また近くのリンパ節に転移はないでしょうか?
評価・お礼
elayaさん
御連絡が遅くなり申し訳ございません。いろいろと御相談にのって頂き有難うございました。
とっても悩みましたが…外科的治療は止めて内科的治療と家で出来る限りのことをして対応していこうと思います。
また質問をさせて頂くこともあると思いますが宜しくお願い致します。
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Re:インスリノーマの治療方法について
インスリノーマはその9割以上が悪性であるといわれ、転移しやすい性格を持っています。インスリノーマの治療は術前・術後の内科療法(食事療法含む)を加えた外科手術が基本です。ただ手術時には約半数で転移があるといわれています。膵臓部位別の発生率に関しては、ある報告では切除可能な部分に約8割の発生率といわれていますが、実際は手術でも分かりにくい場合もあるようです。また術後には膵炎などの合併症も約1割程度認められることもあるようです。しかし外科手術はその後の内科療法に対する反応を良くし、生存期間を延長させます。現段階においては発作も認められており、良い結果を得られる可能性を考えるのであれば外科手術は十分選択肢に入ると思われます。ちなみにインスリノーマの犬の平均生存期間は約16〜19ヶ月といわれています。
なおもうひとつの大きな治療の柱となる内科療法は現在服用中のステロイド剤以外にもいくつかの薬の使用が報告されています。そして現在はまだ検討段階ですがストレプトゾシンという膵臓のインスリンを出す細胞を選択的に破壊する薬が将来的な化学療法として期待されています。手術を希望されない、あるいはステロイドや食事療法でうまくコントロールできない場合には他の薬を検討してもよいでしょう。
評価・お礼
elayaさん
御回答ありがとうございました。とっても悩みましたが…外科的治療は止め内科的治療と家で出来る限りのことをして対応していこうと思います。
また質問させて頂くこともあると思いますので宜しくお願い致します。
elayaさん
インスリノーマの治療方法について
2008/01/18 15:59井上先生、早々の御回答ありがとうございます。MRI・CTでは腫瘍・転移共に特に異常は見つかっておりませんでした。現在の状況ですと開けてみないと確認は難しいとのお話しを受けております。(現在の担当医は外科的なものをあまり勧めてはいません。)外科的な方法以外に腫瘍の状態を確認する方法はあるのでしょうか?宜しくお願い致します。
elayaさん (東京都/37歳/女性)
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