対象:ペットの医療・健康
Re:インスリノーマの治療方法について
- (
- 3.0
- )
インスリノーマはその9割以上が悪性であるといわれ、転移しやすい性格を持っています。インスリノーマの治療は術前・術後の内科療法(食事療法含む)を加えた外科手術が基本です。ただ手術時には約半数で転移があるといわれています。膵臓部位別の発生率に関しては、ある報告では切除可能な部分に約8割の発生率といわれていますが、実際は手術でも分かりにくい場合もあるようです。また術後には膵炎などの合併症も約1割程度認められることもあるようです。しかし外科手術はその後の内科療法に対する反応を良くし、生存期間を延長させます。現段階においては発作も認められており、良い結果を得られる可能性を考えるのであれば外科手術は十分選択肢に入ると思われます。ちなみにインスリノーマの犬の平均生存期間は約16〜19ヶ月といわれています。
なおもうひとつの大きな治療の柱となる内科療法は現在服用中のステロイド剤以外にもいくつかの薬の使用が報告されています。そして現在はまだ検討段階ですがストレプトゾシンという膵臓のインスリンを出す細胞を選択的に破壊する薬が将来的な化学療法として期待されています。手術を希望されない、あるいはステロイドや食事療法でうまくコントロールできない場合には他の薬を検討してもよいでしょう。
評価・お礼
elaya さん
御回答ありがとうございました。とっても悩みましたが…外科的治療は止め内科的治療と家で出来る限りのことをして対応していこうと思います。
また質問させて頂くこともあると思いますので宜しくお願い致します。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
現在10歳のゴールデン(♀)の病気で御相談です。1月6日に、初めて痙攣をおこし8日には4回おきました。翌日MRI・CTの検査もしました。(腫瘍等確認出来るものは見つかりませんでした。)いろいろな検… [続きを読む]
elayaさん (東京都/37歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A