対象:住宅設計・構造
?現在検討中の会社から「国の住宅保証性能はお金がかかるからとらない。自社の住宅保証制度があるし、国の基準にそって建築しているから問題はない。とりたいのならとってもらっても構わない」といわれました。
この言葉を鵜呑みにして住宅保証性能はとらなくていいのでしょうか?
やはり次に売却する事を考慮するととっておくべきなのでしょうか?
?基礎の立ち上がり幅は120mm、断熱材もすべて10K、土台105mm、水セメント比57%等と本当に基準の最低ラインをクリアしているのみでグレードアップしている事はないです。この最低ラインをクリアしていれば本当に問題ないのでしょうか?
?右隣の家は民法では違反になるところまでせまるような(境界となるブロックと壁とのあいだに室外機がすれすれに入る程度の壁面後退)建物をたて、建築協定では大丈夫だから問題なしと回答。
左隣の家の勝手口の扉を開けば検討中の土地へ侵入することを伝えると境界ブロックを高くするから問題ないと(隣の方の扉が全開しなくなることは了解済みだということ)回答され、不安が募ってきました。本当にこれらは違反ではなく、問題ないのでしょうか?
たくさんの質問をしてしまい申し訳ございません。宜しくお願いします。
なおさらさん ( 大阪府 / 女性 / 26歳 )
回答:3件
住宅保証性能制度に入った方が安心です
住宅保証性能制度には加入した方が安心でしょう
その費用負担は、住宅会社に押しつけず、オーナー側で負担して下さい
この件を申し出ても、回答が同じなら、その住宅会社に発注するのは
止めた方が良いと思います
会社そのものが性能保証制度に加入していないか
第三者の現場検査に対応できない現場監理能力しかない可能性があります
隣家の離れは、境界から50cmまでは、認められています
敷地内にブロック塀(厚さ15cm)があるのであれば残りは35cm
おおよそ室外機分の離れですね
勝手口のドアを90度開けると敷地境界から出るので
塀をかさ上げしてドアが全開できなくなるが
境界から出ることはなくなる・・・対策としては
間違っていないと思います
評価・お礼
なおさらさん
ありがとうございました。
性能保証には入ろうと決めました。
境界についてのことは違反ではないということはわかりましたが、対策としては間違っていないだけなので、もう少しよく考えていこうと思います(今後近所付き合いしていくことですし)
ありがとうございました。
回答専門家
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住宅性能評価を上手に利用しましょう
はじめまして
昨年、国土交通省の発表では「2006年住宅着工戸数に占める''住宅性能表示制度の利用戸数の割合は、約20パーセント''」だったそうです。(年々増えつつあります)
ご存知だと思いますが、住宅性能評価項目は10項目ほどありますので、なおさらさんが等級を上げたい項目と建築基準法クリア程度でよい項目をハッキリさせてから、設計打ち合わせをされてみてはいかがでしょうか。
参考 http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/4440
神戸に住む私の友人は「阪神・淡路大震災」を経験しているので、関東に住む人より''耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)''に対するこだわりは強かったです。
なおさらさんも耐震等級にこだわられるなら、等級を上げた場合ご質問の基礎データより上のスペックが必要になると思います。
現在の確認申請の下りにくさに加え、設計時点での性能評価審査と施工時点での性能評価審査があるので、対応力のない会社は面倒くさがりますw
参考 http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/4582
ご検討中の会社の横柄?な回答にはそのニュアンスが含まれているかもしれませんね。。。
近隣の問題に関しては、住んでからお付き合いが生じるわけですから業者任せにせず、ご家族で挨拶ついでにお話して解決されたほうが安心して建築できますよ(^^)
近隣あいさつは億劫になりがちですが、早く動いたほうが勝ちですv
すてきなマイホームになることをお祈りいたします
やすらぎ介護福祉設計 齋藤
評価・お礼
なおさらさん
ありがとうございました。
性能保証には入ろうと決めました。そして耐震等級に関しては打ち合わせをしていきたいと思います。
境界についてのことはおっしゃるとおり、今後の自分たちの付き合いのことですし、早く動こうとおもいますvありがとうございました。
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
齋藤 進一が提供する商品・サービス
バリアフリー住宅(新築・リフォーム/リノベーション)のご相談
終の棲家としての「介護福祉住宅・障がい者住宅・車椅子住宅・高齢者住宅」の考え方をアドバイス致します。
森岡 篤
建築家
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性能保証制度と完成保証制度
なおさらさん初めまして
パルティータ建築工房の森岡と申します。
**住宅性能保証制度
(財)住宅保証機構に、性能保証制度と完成保証制度があります。
完成保証制度は、工事中に万一工事会社が倒産したとき保証する制度です。
性能保証制度は、10年保証対象の構造体や屋根雨漏りなどについて、審査に合格した住宅について保険で担保するもので、もし工事会社が倒産したとしても保証されます。
住宅保証機構以外にも、似たような保証制度があります。
建設業界は厳しい状態が続いており、優良な工務店でも今後も健全であるかどうかは誰にもわかりません。
私の廻りでも、いくつもの倒産例があります。
性能保証制度は、完成引渡後10年間に工務店が倒産したときの保証と考えることができます。
私は、クライアントには、工務店の倒産の可能性を考えておくべきとお話ししています。
工事期間は、通常半年程度でその間に倒産の可能性は低いこと、完成保証制度でも全額保証されるわけでないので、当事務所では余り使用していません。
その代わり、工務店への支払いを「出来高方式」にすることで、万一工事中倒産したときの過払いを減らすことでリスクに対応しています。
一方、完成後10年工務店が元気かどうかはわかりません。
当事務所の住宅では、例外なく性能保証制度をお願いしています。
倒産の可能性を考えているので、「自社の住宅保証制度がある」など何の意味もありません。
「性能保証制度は不要」という会社程、使用することをお勧めします。
**最低ラインをクリアしていれば本当に問題ない?
最低ラインはあくまで最低であって、適性ではありません。
考え方によって、最低ラインで良い部分もあるかもしれないし、最低では不足し、性能を上げなければいけないことも多いでしょう。
これらをバランス良く種分けをするのが設計です。
なおさらさん
適正について
2008/01/17 23:18詳しい回答ありがとうございました。
悶々としていたものがだいぶんとすっきりしました。
素人のため、森岡さんに回答していただいた部分で再度お伺いしたいのですが、最低ラインは最低であって適正ではないという部分なのですが、その適正であるということを見分けるには素人の私たちにもできるのでしょうか???それとも設計された設計図を他の会社にもっていき、判断してもらったほうが良いのでしょうか????
初歩的な質問なのかもしれませんが、どうぞ宜しくお願いします。
なおさらさん (大阪府/26歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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