対象:心の病気・カウンセリング
始めに「うつ病」と診断されました。デプロメールとデパスが処方され6か月。引っ越しに伴い、医者が変わりました。次の医者は2週間ごとの受診の際にありとあらゆる薬を試す人で、瞬く間に、薬の量は膨大に。その中にりーマスが含まれました。でも1度も「躁鬱」と言われたことはなく、「うつ」といわれました。1年間にわたるその先生との診察にけりをつけ、次の医者へ。新しい先生は薬の量に驚き、次々と薬を切って行きました。1回7錠ほど飲んでいた薬が1回3錠ほどに減りましたがりーマスはなくなりませんでした。もっと通えば薬ももっと減ったと思うのですが、3か月ほどで先生と不仲になり、転院しました。次の先生は今までの薬を軸にほとんど内容をいじりませんでした。そして引っ越しで転院。新しい医者に「なぜりーマスがあるのかわからない」と言ったところ「最初の先生がなぜ出したのかはわからないけど、他の抗うつ剤の作用を高めるために私は、そのままりーマスを受け継いでいます」と言われました。その後、その病院に都合で通えなくなり、転院。その時の紹介状の病名は「抑うつ状態」。今の医者で「なぜリーマスが必要か」ときいたところ、「微妙な気分の変動を、なだらかにするように」と言われました。自分は躁鬱でないとおもっています。常にうつ状態で、辛く、躁気分を味わったこともありません。診断で躁鬱といわれたこともありません。でもリーマスがなくならないのは不思議です。お医者さんは、躁鬱患者には、そのことを隠すのですか??どう考えても自分ではうつなのですが(本などを読んだり、聞いたりした時の躁の状態に自分が当てはまる行動はない)でもリーマスが消えないので躁ではないのか・・・と不安です。
wakka-さん ( 埼玉県 / 女性 / 32歳 )
回答:2件
リーマス(炭酸リチウム)
''リーマス(炭酸リチウム)''やデパケン(バルプロ酸)は''気分安定薬 Mood stabilizer''といい、躁病の治療、うつ病の治療増強、そして躁鬱・混合状態に対して用います。従って、うつ病をはじめ気分の変動が生じやすい方にも処方するのです。
Wakkaさんは「うつ病」や「抑うつ状態」と診断されたそうですが、それ以上の詳しい病名や病態について説明を受けられていらっしゃらないようですね。つきましては、主治医にその点をご相談されてはいかがでしょう。主治医も''病状説明''を介した''精神療法''をして下さることでしょう。
ちなみに拙著コラム「躁うつ病」や「新うつ病」もご一読いただけると幸いです。最新のうつ病・躁うつ病の分類を書いております。どうぞお大事にして下さい。
茅野 分(銀座泰明クリニック)
回答専門家
- 茅野 分
- (東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
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菅野 庸
院長・医師
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うつでもリーマスを使います。
一般的に精神科医であれば、うつ病の方でもリーマスを使う場合があります。
抗うつ薬の効果を高めようとしたり、感情の変化をなだらかにするようにという目的で、先生方も出されたと思います。
何も隠しているとは思いません。
他にも、感情調整薬としては抗てんかん薬も出したり、抗不安薬も出したりします。
不安であれば主治医によくお尋ねください。
尋ねることは患者の権利としてあり、医師には答える義務があります。
それがインフォームドコンセント、という納得した上での治療同意であり、治療契約となります。
(現在のポイント:-pt)
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