マンションのユニットバスのバス、トイレを別にしたい

賃貸マンションで浴室にトイレが設置されているタイプのユニットバスを浴室とトイレとに分離する工事で1室と11室での費用の違いについてのご回答。

費用については、大きく「商品（設備機器や金物）の単価」と「設備配管、電気、間仕切等の工事代」に分けられます。
商品については通常での割引率（メーカーや商品によりことなる）と数量での割引率（代理店による）があり、数量ではおおよそ10単位以上から変わってきます。
次に工事代については、工事する職人の人工数で計算されますが、例えば4時間程の作業でも8時間（1日）の計算で工事費が請求される事があります。また工事が複数の職種となる場合はそれぞれの人工数となるため、同時に数が工事できるほうが効率的になり、割安になります。
具体的な費用として１室と11室での違いについては、建物や部屋、仕様などにより異なりますが2、3割の差がでるとは考えます。

なお浴槽、洗面、トイレからなるユニットバスを3点式と呼んでいますが、トイレを分離した場合、浴槽と洗面台が設置された2点式タイプと浴室のみのタイプがあり、洗面台を浴室とは別に個室として脱衣場または洗面化粧室としたプランの場合、金額が増加します。
また、内部プランによってはトイレのレイアウトにより、キッチンや設備関係の移設などによる工事範囲の増加も考えられますので、プランと設備計画を含めた検討が必要かと考えます。
最近の30平米程の新築賃貸マンションでは、浴室とトイレを分離するタイプの企画が一般的になってきていますが、ご予算と事業収支にあわせた商品の差別化としてリノベーションをご検証をください。