対象:住宅設計・構造
回答:10件
住空間で考えると大きくは3つほどありますね
2世帯住宅は、二つの家族が場を共有するという意味で
とても奥深い住環境づくりだと思います。
さて、質問の件ですが、共有するスペースと設備に関して。
これまで多くの2世帯住宅の相談や実際に家づくりをしてきましたが
ポイントは
●リビング・ダイニング
●お風呂周り
●キッチン
ですね。お互いがどこまでストレスなく関われるか?が上記を共有する
かどうか、になるでしょう。
参考になりましたら
八納啓造 拝
回答専門家

- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
つながった空間を持つこと
二世帯住宅は、決まった形があるわけでは無いので、敷地条件、世帯の構成やライフスタイルあどのよって如何様にもプランニングできる住まいです。
それだけに、まず各々の世帯が住まいに対して明確な考えを持ち、その後二世帯ですりあわせていく作業を時間を掛けてまとめて行く必要があると思います。
思いつきで決めたり、面倒な話し合いを避けると、出来上がってから双方の世帯がストレスを抱えながら住み続けることになりかねません。
二世帯住宅として計画したのにメリットを享受できない家や、デメリットが目立ってしまい結局どちらかの世帯が出てしまった家などの例も結構あるようです。
それだけに二世帯が共有する部分は慎重にすべきです。
提案として、共有する部分と言うより、つながった空間を持つこをお勧めします。
例えば、中庭やルーフテラス、双方の玄関からつながった土間空間などです。
また、どちらかの住まいに、家族全員が集まれる場所があると、お正月やお盆、あるいは何かの記念日、あらたまった来客時などのハレの時にも有効に利用でき、家族のコミュニケーションも無理なくとれることと思います。
写真の住まいは2棟をバルコニーでつなぎ、庭と駐車場を共有した二世帯住宅です。
親世帯には10畳の客間と8畳の土間玄関を計画しました。この土間はちょっとした来客時の接客や学校帰りの孫たちがちょっと寄っておやつなどを食べたりするなど、多目的に利用されています。
アトリエ24・飯沼
参考コラム
http://profile.allabout.co.jp/pf/atelier24/column/detail/13402
回答専門家

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集まって住む意味をまず考える
当然の事ですが、バスやキッチン、トイレなどの水廻りを
共有すれば空間と設備費の節約になります。
完全分離型からすべてを共同で使うタイプまで 面積や
予算、そして家族の関係によって様々です。
空間的には 中庭、上下階につながる吹き抜けの庭など
1戸建ての住宅では、実現しにくい空間をプランに
組み入れることができるいいですね。
面積的に厳しい場合など、階段室に余裕をもたせて
サンルームのような空間にしてみるの面白いのでは
ないでしょうか。
しかしながら、最も大切な事は
「集って住むことの意味を考える」ことだと思います。
そこに何か、積極的な意味(思いやりや、楽しさなど)を
見出せれば、成功に近づくのではないでしょうか。
(PLYO 2世帯住居+スタジオマンション)
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ライフステージに合わせて
二世帯住宅を考える時には、
・完全共有の場合、いくら家族とはいえ、他人が一つ屋根の下に暮らすので育ってきた環境次第
では、気を遣う暮らしになる。
・一部共有(水廻り、キッチンは別)の場合、お互い気を遣わなくてすむ。ただし水廻りが2倍に
なり、コストがかかる。将来の利用を考える必要がある。(リフォームの必要性)
・完全分離型の場合、コスト的にかかるが将来的には賃貸住宅として利用が可能。
それぞれのケースをふまえ、住まわれる人たちの生活時間帯や家族構成によって何が共有出来るか検討された方が良いと思いますし、将来の事を考えてどれだけの期間2世帯住宅として活用できそうなのかも含めて考えて行くと自ずとどういう部分で共有すべきか答えが出てくる気がします。
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まず最初にやるべき重要ポイント
二世帯住宅を建てるときに、上手に共有したほうが良いスペース・設備へのご質問
ですが、まずはじめに「どこを共有にすべきか」という事を検討することが大事だ
と思いますので、私は、この点について少々述べさせていただきます。
●まず、検討すべき主要事項として、
1)''玄関''を共有にするか、個別にするか。
2)''水まわり''を共有にするか、個別にするか。
3)''LDK''を共有にするか、個別にするか。
以上をまず決めなければなりません。
この検討事項は、ご両親世帯と子世帯で時間をかけて決めるべき重要箇所です。
合わせて、それぞれの''世帯の本音''を尊重していくことが二世帯住宅を
成功させるための重要ポイントですので、この点も整理します。
この段階を経て、両世帯の家づくりの目的・方向性が決まったところで、
はじめて検討できるのが、''共有部分の具体的な落としこみ''になります。
ここまでくれば、おのずと''最適な共有部分の形''が見えてくるのではないでしょうか。
※この作業を飛ばして、二世帯住宅の成功はありません。
●また、二世帯住宅を検討するうえで大事な視点として、
''『両世帯がストレスなく快適にコミュニケーションをとれること』''
''『10年、20年先までの家族形態を考慮して計画すること』''
※家族形態が変わった時に大変住みにくく、つぶしがきかなくなるのも
二世帯住宅の特徴です。(二世帯住宅は築浅での建替えが多い)
この2点を押さえておくことが、重要なのではないでしょうか。
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二世帯住宅に向けての試し方
だいぶ回答が遅くなったので、違った見方で「二世帯住宅」についてお話いたします。
親夫婦と子夫婦で、旦那さんの親なのか奥様の親なのかで共用したくなる(あるいはしたくない)スペースが変ってきます。
一番分りやすいのは、ご家族4人(あるいはお子様もつれて)で旅行に行かれるとハッキリします(^^)
食事もお風呂も寝るのも移動も一緒でストレスを感じる場面は、二世帯住宅にも当てはまります。
最近の福祉業界は「二世帯同居」よりお茶の冷めない距離でお互いのプライバシーを尊重するほうが好まれています。
ご参考まで
やすらぎ介護福祉設計 齋藤 進一
回答専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう

青木 恵美子
建築家
-
敷地を生かすこと!
前回の二世帯住宅についてのご質問にも答えましたが、二世帯住宅と一言にいいましても、色々なタイプの二世帯住宅がありますね。
息子家族との二世帯。娘家族との二世帯。兄弟家族との二世帯。など。。。
その家族の形態により、共用する部分を考える必要があります。
また、住宅の形態による二世帯住宅の違いがあります。
そちらについては ↓
http://profile.allabout.co.jp/pf/aokiemiko/qa/detail/7493
さて、ご質問の 二世帯住宅だからこそ共有できるもの について。。。
それは、敷地を生かすこと! だと思います。
考えてみてください。二世帯住宅は住宅は二つでも、敷地は一つです。
敷地が一つだから二世帯住宅なのです。
門扉や庭なども二つに小分けしたら、二つの住宅とかわりません。
中は二つでも、外は一つにして、敷地を大切に共有しゆったりとした敷地を有効利用することをおすすめします。外を共有することで、敷地にゆとりが出てきて家を大きく見せることも出来ます。まだ二世帯も外を共有することで、お互いに生活は干渉せずにいい関係を保てます。
その例を写真で添付いたしますので、ご覧ください。
また 関連コラムもお読みいただけましたら 幸いです。
http://profile.allabout.co.jp/pf/aokiemiko/column/detail/17175
http://profile.allabout.co.jp/pf/aokiemiko/column/detail/17177

敷浪 一哉
建築家
-
重要な空間はなるべく分けましょう。
お互いの家族の親密度合いで、共有する部分を考えるのがよいとは思いますが、やはり毛色の違う2つの世帯が同居するわけですから、お金と広さの許せる限りは別々にされたほうが、結果的に良好なのではないかと思います。
共存するという意味で、共有するメリットがあるのは、外部空間(アプローチや庭)などでしょうか。
ちなみに、写真の住宅(陽だまりをつくる家」は厳しい日照条件の中で建てられた2世帯住宅です。
唯一陽の光のよりどころである中庭をお互いが共有しています(ここの場合はすべての居室が共有しています)。
つまり、「光」を共有しているということです。
詳しくは
http://profile.allabout.co.jp/pf/skal/column/list/series/4459/
をどうぞ。
(現在のポイント:-pt)
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