対象:住宅設計・構造
現在賃貸住宅に住んでいますが、夫婦2人で子供がいないため、将来も賃貸に住み続けることができるか不安を持っています。
そこで、住宅を購入したいと思っていますが、今住んでいる川崎市内周辺で探すと、資金的に建て売り住宅しかも土地50?程度の3階建てしか無理だと思っています。
建て売り住宅の寿命は、30年程度と聞いていますが、このようないわゆるミニ戸建ての住宅を購入したとして、寿命はどのくらいなのでしょうか。
しっかりメンテナンスをすれば、長くもたせることはできると思いますが、それでも大規模なリフォームや解体建て替えなしでもつのはどのくらいなのでしょうか。
というのも、多額のローンを払ったあとで建て替えやリフォームのために、また多額の資金を用意することは年齢的に無理だと考えているためです。
難しいとは思いますが、ご教授願えたらと思います。
ねこだいすきさん ( 神奈川県 / 男性 / 47歳 )
回答:7件
手入れのための費用は必要ですよ
賃貸がいいのか持ち家がいいのかはなかなか難しい問題ですね。賃貸の時に無かった様々な税負担もかかってきますし手入れの費用も自己負担になりますので、生涯コストとしてどちらが有利なのかは一概には言えないですね。
建売のメーカーが大手か地場かあるいは不動産屋なのかによっても大きく異なるようです。大手なら安心と思われがちですが、大手から地元の協力会社に下請けで流れていきますので、結局、その協力工務店の施工レベルに左右されるでしょう。
住宅を長持ちさせるためのポイントとしては、換気をこまめにして湿気を排除するようにしてください。24時間換気のための換気扇が付いているはずですので、その通りに実行されてください。こまめな手入れを行えば、震災による被害を除けば、建売でも十分長持ちするはずですよ。何年持つかと言うことは一概に言えないと思いますが、適切な時期に適切な手入れを行えば30年は持つのではないでしょうか。ただし、何らかの天災による被害は別問題ですので。
多額のリフォームのための資金準備は一度には無理がありますので、毎月、少しづつでもその目的のために積み立てられることを心がけてください。なんにせよ長持ちさせるための最低限の手入れのための費用は避けられませんので。
評価・お礼
ねこだいすきさん
回答ありがとうございます。
日本の家が持たないのは、湿気が原因と聞いたことがあります。やはり、換気を怠らず、こまめな手入れを行うことが重要ということですね。
しかし、それでも30年ですか。
悩むところです。
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自分たちのライフスタイルも大切に
ねこだいすきさんへ
はじめまして。ねこが大好きなんですね。
僕も大好きです。かわいいですよね^^
ちょっと話がそれてしまいましたが、建売住宅
の寿命について。これは先に書かれている建築家
の方の回答どおりだと思いますよ。
ですので僕はちょっと別の角度でお話しますね。
というのも「子供がいないので賃貸に住み続ける
のが不安」ということですが、それはどういった
思いから来ていますか?
例えば家賃を払い続けることに対する不安という
ことでしたら、これは住宅購入された時のローン
に対する不安ともつながっているところなので
もしそうなら、お金のライフプランを立てることを
まずお薦めしますよ。
今世の中には、独立系のFPという方も増えて
来ています。有料にはなると思いますが、30年
先までのある程度の資産運用などのシミュレーション
などをされると、不安からではなく、本当に自分たち
が過ごしてみたいライフスタイルから住まいのことを
考える事が出来るようになると思います。
私自身の経験からしても、この資産運用のシミュ
レーションをしたクライアントさんたちは人生に
前向きになりながら家づくりを実践されました。
これは大きなポイントだと思いますよ。
関東方面にも信頼できる知り合いのFPもいます
ので興味があったらいつでも声をかけてください。
参考になりましたら。
八納啓造 拝
評価・お礼
ねこだいすきさん
回答ありがとうございます。
ほんとに猫はかわいいですね。
毎日通る道にいる野良は、目が合うといつも
にゃ〜と鳴いて、それはかわいいんです。
それはともかく、「子供がいないので賃貸に住み続けるのが不安」というのは、家賃のこともありますが、借りられなくなるのでは、という不安です。保証人も不要なURの賃貸という手はあるのですが、現在の家を借りるときも保証人で困ったので、年寄りになったとき果たして貸してくれるところがあるのだろうか、と今から不安なのです。
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- 八納 啓造
- (建築家)
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メンテナンスの時期
こんにちは ねこだいすきさん
はじめまして、アトリエ人杢座(ともざ)の友成です。
以前、ある木造の分譲住宅団地で外見では異常のない建物を100棟単位で、部位を限定して異常がないか調査するプロジェクトに参加した事がありまて、調査していくと建物の異常は築年数と比例していない事がわかります。
異常の中で、外部から侵入した雨水が木部を腐らせる事例の原因を追っていくと
雨水は必ずしも屋根から侵入するのではなく、バルコニーの手すり、窓の回り、外壁の継ぎ目、などあらゆる所でした。
これは、施工方法、施工精度によるものと考えらますが、建物も人間の体と同じで、病気の前兆がありますので、良く観察していると、ちょっとした浸み、小さいヒビ割れ、外壁のふくらみ、床や壁の傾きなどが現れてきますので、調査して異常があればメンテナンスして行けば、部分的な補修で済みます。
屋根・外壁などは、セメント板、金属、瓦、防水シート材、モルタルなど材料によって異なりますが、10年〜15年程度に補修、塗装が必要でしょう。
設備で気をつける事はキッチンや浴室の水漏れです、これを放置すると構造躯体を腐らせて大がかりな修繕になってしまいます。
建物の大手術をせずに、寿命をのばすためには人間と同じで、建物の健康診断を定期的に行い、こまめにメンテナンスして行くことが必要ですね。
評価・お礼
ねこだいすきさん
回答ありがとうございます。
購入時には、専門家にチェックしてもらうつもりでしたが、施工方法や施工精度をチェックしてもらうのは重要ですね。
あとは、やはりメンテナンスですね。
参考になりました。
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はじめまして。
はじめまして。
一戸建て、マンション、注文住宅etc選ぶ選択は色々ございますが、
ご予算やお住まいになる地域など悩むところです。
(川崎市周辺の地価は高いですしね!)
しっかりと職人が建築をして、換気、掃除やメンテナンスを気にかけていれば、家は長持ちするものです。
(日本人は飽きっぽいというところもありますが。。)
マンションなんかですと修繕費という積み立てを皆さんされるのですが、
一戸建てでも手を入れていくような計画は大切ですね。
まずは物件探し。日当たりや風通しなど、建物の周り、家の中からもよく観察してください。
大きな買い物なので、色々考えると不安が大きくなってくると思いますが、是非楽しんで下さい。
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答えは政府が発表した200年住宅にあります。
ねこだいすきさん、初めまして。
建築プロデューサーの佐藤昌史です。
色々な考え方があるようですが、ひとつだけ明確なのは「これからの日本の家づくりの基準は政府が発表した200年住宅が基本」だということです。
まだ詳しく知らない家づくりの専門家が多いとは思いますが、ねこだいすきさんの求めている答えはすべて政府が発表した「200年住宅」の中にありますのでご安心下さい。
まずは200年住宅の勉強から始めてはいかがでしょうか?
※1電磁波問題も同時に勉強されると良いでしょう
※2お困りのことがありましたら喜んでご協力させて頂きますのでinfo@yumefacory.comまでご連絡頂ければ幸いです。
よければこちらも→ご覧ください
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森岡 篤
建築家
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住宅の寿命
ねこだいすきさん、こんにちは。
パルティータ建築工房の森岡です。
日本の住宅の平均寿命は、平成8年版建設白書によると26年ということです。
欧米先進国と比べ、非常に短いといえます。
日本の住宅の寿命が短いのは、耐久性が足りない(物理的寿命)からではなく、主に、日本人のライフスタイルの変化が大きく、建物はまだ健全(住める)のに、機能的に住みにくいので建て替える、機能的寿命によるものです。
住宅の耐久性については、例えば、湯沸器は10年で交換が必要になるかもしれないし、ある仕上は20年で手入れが必要になるので修理する、つまり、必要な修繕(メンテナンス)を繰り返すことで快適に住むことができるわけで、何の手入れもせずに耐久性を保つことはできません。
欧米の100年を超える建築は、日本以上にメンテナンスを繰り返し、存在を続けています。
木造の場合は、構造体の木材の修理・交換も比較的容易で、構造体も修繕することができます。
というわけで、あくまで一般論ですが、正しく建てられた住宅を、手入れすれば、30年どころでなく、もっともっと長く住むことができると考えられます。
但し、建て売り住宅の場合は、私も過去にひどいものを見たことがあるので、一慨に言うことはできません。
木造3階建ては、6月の基準法改正以降特に規制が厳しく、最低レベルを確保しているかもしれません。
木造2階建ては、現時点、建築士であれば事実上ノーチェックで通ってしまう法体系で、注意が必要です。
住宅性能評価を利用するのも一つの方法です。
住宅の寿命に関しては、私のコラム、シリーズ:「家の寿命を科学する」で連載していますので、よろしければ参照下さい。
ちなみに、私もねこだいすきです(経歴にも一言)。
評価・お礼
ねこだいすきさん
回答ありがとうございます。
欧米の住宅は、日本より柱や梁も太く湿気も少ないので、長く持つと思っていました。
日本以上にメンテナンスをしているんですね。
やはりメンテナンスが大事ということですね。
参考になりました。
宮原 謙治
工務店
-
長持ちする住宅の条件は・・・
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
私の住んでいる大阪にも、おたずねのミニ住宅も多くあります。私も若い頃は、三階建ての分譲住宅も手掛けました。30年経っても、使用されているものもあれば、20年足らずで建て替えされたものもあります。
■耐久性があれば住宅は長持ちするというのが一般的です。すなわち、丈夫(堅固)で、機能性があり、デザイン性(格好良さ)の良否です。
日本の住宅の平均的な寿命は、25年前後です。しかし、余程のことが無い限り、メンテをやれば50年くらいは十分に使えます。
それなのに、住宅は壊れるのでは無く、人間によって人為的に壊されているのです。まだ建物として十分使えるのに、何故、長持ちしないのでしょうか?
■その大きな理由は、住宅は新しい期間より古い期間が長いという認識の不足です。すなわち、いつまでも飽きることなく愛着を持って住める住宅の条件追究が無いことです。耐用性(利用性)の欠如です。
■また、対応性の追究不足も上げられます。時代の変転への対応です。年月の経過は、家族構成・経済力・気力・体力・集中力・気力・好みなど変化していきます。この変化をどのように考えて計画するかです。
どうぞ、長持ちする住宅の研究をしてみてください。失礼ですけど、この度の住宅取得が最後のチャンスではないかと思います。頑張ってください。応援します。
神奈川県であれば、長持ちする住宅の勉強を出来る教室があります。お気軽に声を掛けて見てください。
(現在のポイント:1pt)
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