強迫観念についてお聞きしたい事があり、相談させていただきました。
強迫観念からくる確認行動は、ほぼ徒労に終わっているような気がするのですが、何故でしょうか。
因みに私は強迫性障害と診断された事はないですが、発達障害を抱えているせいか、強い強迫観念に駆られやすいです。
私の場合はドアノブを閉めたかのような確認行動ではなく、思考における強迫観念がメインです。
(例:元々抱えていたとあるコンプレックスを認知療法で納得のいく結果に落とし込んだ→後で落とし込みに不備があったかもしれないという強い強迫観念に駆られ、落とし込みまでのプロセス見直しなどの確認行動を行う→落とし込み結果は変わらず、その確認行動は無駄だった)
すみませんが、よろしくお願いします。
namikenさん ( 広島県 / 男性 / 31歳 )
回答:2件
強迫観念とこだわり
Namikenさん、こんにちは、「強迫観念からくる確認行動は、ほぼ徒労に終わっているような気がするのですが、何故でしょうか。」答えから言えば、頭(心)の中で起こっている観念だからです。確認行動が伴わなくても、事実とは関係なく観念に支配されているからだと思われます。発達障害を抱えているとありますが、“なにか”へのこだわりがあるのだと思います。それが強迫観念へと繋がっている可能性もあると思われます。一度心療内科等で診断を受けてその関係を聴いていると良いと思います。
強迫性障害だとすれば、強迫観念に対して精神的苦痛が伴っていると思います。いわゆる強い不安や恐怖です。それを打ち消すために確認行動が行われます。その不安や恐怖を和らげるためにお薬も必要なります。認知療法とありますが、認知行動療法であれば、日常の行動ベースに具体化され、それを確認しながら進めていくことになります。
「落とし込みまでのプロセス見直しなどの確認行動を行う→落とし込み結果は変わらず、その確認行動は無駄だった」とありますが、プロセスの見直しを再度、行動レベルで見直し必要かもしれません。充分に見直しての確認行動であれば、何らかの変化が起こるはずです。
認知行動療法の進め方は専門の先生と行っていますか。自分一人では難しいと思いますので専門の先生に問い合わせてみると良いと思います。
発達障害におけるこだわりであれば、それも個性ですので、個性として割り切ることも大切だと思います。周りからすると、「そこまで…」といわれても、その個性で成功されている方もたくさんいます。個性としてのこだわりがあるために結果が出ないのかもしれません。自分の個性としてまわりにも理解してもらうことも必要かもしれません。答えにならなかったかもしれませんが。少しでも見直しのきっかけになったとしたら幸いです。
回答専門家
- 佐藤寛朗
- (心理カウンセラー)
- ミック研究所 理事長
カウンセリングは自分探しの共同作業
カウンセリングを始めて20年以上、カウンセリングの基本的なスタンスは相手に応じて方法論は変えていますが、カウンセリングの妙は一期一会の縁と出会い、そこに不思議な意味を感じています。
ご相談に対する回答です。
namikenさま
ご相談のメッセージをありがとうございます。
文章をよませていただきますと、背景に完璧主義であったり、ご自身へ厳しさも感じましたが、いかがでしょうか。
また、認知行動療法は、短期間で成果はあるものの、元の状態に戻りやすいという特徴も持っています。
具体的にどのような主訴で心理療法を受けられたのか具体的にお話をお聞きでいたらと思いましたが、ご自身の中にある完璧主義やご自身への厳しさの背景さぐっていくことも、大切かと思われました。
ご参考まで。
回答専門家
- shino nakamura
- (心理カウンセラー)
- shino nakamura
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