対象:一般歯科・歯の治療
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副鼻腔内に歯根や器具の一部が入ってしまう事故について
初めまして、つくばオーラルケアクリニックの飯田です。
正直なところお答えしにくいご質問ですが、私なりにお答えしてみたいと思います。
上顎臼歯の歯の根の治療や抜歯の際に、歯根の一部や器具の一部が偶発的に上顎洞(上あごの空洞、副鼻腔の1つ)に入り込んでんしまう事故は、以前より稀ではない事故として報告されています。これは解剖学的に空洞と根の位置関係が極めて近い、あるいは歯根の先端が空洞の中に突き出ているために、一定の確率で起こりうる事故と考えられます。
(上顎洞の構造についてはコチラのコラムをご覧ください http://profile.ne.jp/pf/yiida/c/c-123310/)
さて、ご質問の「医療ミスなのかどうか?」については、「医療ミスである」と言えなくもありません、いわゆる「医療過誤」と考えられます。担当歯科医師に明らかな落ち度があって生じた医療ミスなのか、不幸にして起きてしまった偶発的事故なのかは当事者ではないため分かりません。
ただ、同じ歯科医師として申し上げれば、「3本ある根っ子の内側が、奥深くまで虫歯になっている・・・」という状況ならば、抜歯を選択するのが普通だと思います。根が割れたり、根の内部に穴が空いたり、根が傷んでしまった場合は通常は修復不能であきらめていただくのが通常です。
この担当医は、なんとか歯を抜かずに患者さんのために保存を試みた結果、不幸にして根の一部をおとしてしまったのかもしれません。
本件が起こる前までの質問者様と担当医の関係性や、どの程度の事前説明があったのかが分かりませんが、生じてしまった事故に対して適切に別の医療機関を紹介している点などは評価できるのではないでしょうか?
新たに生じた治療費などの補償範囲の相談は、当事者同士で話し合うよりも、弁護士さんなどの第三者を介して話し合いをする方が感情的にならずに済むかと思いますがいかがでしょうか?
茨城のインプラント専門歯科(歯科・口腔外科)/つくばオーラルケアクリニック
公式HP http://www.tsukuba-occ.com/
fb http://www.facebook.com/tsukuba.occ
回答専門家
- 飯田 裕
- (茨城県 / 歯科医師/医学博士)
- つくばオーラルケアクリニック 開設管理者/院長
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