質問させていただきます。
大学一年の女です。中学生の頃から、「親に虐待されている」という嘘をつくことをやめられなくなってしまいました。
両親とちょっと揉め事があると、ストレス解消のように嘘をつき、可哀想に、と言われる快感を覚えてしまったのだと思います。
実際、両親に殴られたことはあまりありません。ただ、両親を悪者にしているわけではないのですが、母親はものの言い方がきつかったり、人を差別するような言動を悪意なく(テレビに出ている人を不細工だとか言う)ところがとても好きになれません。父親も普段は優しいのですが、不機嫌になると外にまで聞こえる声で怒鳴りまくります。
また大学生にもなって、部屋の都合上(ものすごく狭い賃貸です)父と一緒に寝ています。それが父には申し訳ないのですが気持ち悪くて堪りません。なんとか父から避けようとすると不愉快だと、寝ぼけている父に蹴飛ばされることもあります。
母から、あんたは家族を家族とも思わないね、と吐き捨てられたことがあります。私が家事をしないことを責めた言葉だったのですが、この言葉で私は父母と相性が悪いのかな?と思うようになりました。
だからと言って私のしていることが最低なのは変わりません。分かってはいるのですが、息をするように嘘をつき、同情を買おうとしてしまっています。
こんな私でも、カウンセリングなどを受けたら、少しは症状がよくなるのでしょうか。そもそも私は虚言癖なのか、違う心の病なのか、何もかも分からなくて苦しいです。変わりたいです。ご教授ください。
げんだーさん ( 千葉県 / 女性 / 19歳 )
回答:1件
シェシャドゥリ(福田)育子
メンタルヘルスコンサルタント
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自分を責めないでくださいね!
はじめまして、げんだーさん。
大学生でおられるとのこと、げんだーさんが基本的な活動が出来ておられることに安心致しました。まず、この部分に自信を持って頂きたいと思います。
苦しくて変わりたいというのも あなたが本来健康な方であるからこそ ご自身の不健康な部分に気づいておられます。これもとても肯定的なことです。
更に、どうしたら現状を変えられるかと他者に援助を求めておられます。
このことも 方向性を持っておられる健康な証です!
さて「ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論)」の観点からげんだーさんのおっしゃっていることを考えてみましょう。げんだーさんが
「ストレス解消のように嘘をつき」
とおっしゃっているとおり、自分を守るための「防衛反応」だと説明できます。
ご両親の言動に違和感を感じていたげんだーさんは 子どもでしたから「逃げることも戦うこと」も出来ない状況だったと思います。その中で見つけたのが「可愛そうに」と言ってもらうことで 一時的にでも自分の「安心できる居場所」を持つことだったのです。
これは「幼い私は自分で居場所を見つけようと 創造性を働かせたのだ!」と肯定的に認めてみませんか?
子どものこころの健康には「安全で安心できる養育環境」が重要です。
ポリベヴェーガル理論では こころの安定を保つ腹側迷走神経は「社会性神経」とも呼ばれ、健康な養育環境で培われると言われています。
げんだ―さんの課題を解決するには 言語によるカウンセリングではなく、「ソマティック・エクスペリエンス」あるいは「ブレインスポッティング」という神経に働きかけるセラピーをお勧めします。
ソマティック・エクスペリエンスは ひとことで言うと
「感覚のトラッキングによって 未完了の防衛反応を完了させる」
セラピーです。
ブレインスポッティングは 「脳幹部分と関連があると考えられる生理的な反射を示す視点を見ること」で 脳が「適応的情報処理」を行うというセラピーです。
これはEMDRとソマティック・エクスペリエンスというトラウマセラピーから開発されたものです。
どちらのセラピーも 内容を話す必要は全くありません。セラピストの介入も無く、ご自身の本来持っておられる回復力だけで処理が進みます。
自分を責めてしまう時、次のエクササイズをしてみて下さいますか?
1.両手を「ゆっくりにぎって~~~、ゆっくり開いて~~~」と言いながら グー、パーをゆっくり繰り返す。
2.大きく息を吸って、吐くことに意識をおいてゆっくり ゆっくり吐く。
げんだーさんが 少しでも楽になられることをお祈り致しております。
(現在のポイント:-pt)
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