対象:保険設計・保険見直し
回答数: 3件
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2009年2月より円建保険金額保証特約付新終身保険(米ドル建)
に加入しています。
月々約26000円、積立利率3%、払込終了は2019年1月、死亡保障1000万円、受取人は主人です。
子供が大学生ぐらいになる15年後ぐらいに資金として使う予定です。
現在の解約返戻金は約16800$でした。
ざっと計算したところ、円安なので払込額より解約返戻金の方が少し額が多く、このまま円安が続くのであれば、今解約した方が特な気がするのですが、半分以上払込をしていますし、このまま眠らせておいた方がいいのでしょうか?
よろしくお願いします。
りぷとんさん ( 兵庫県 / 女性 / 32歳 )
回答:2件
釜口 博
ファイナンシャルプランナー
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ドル建て貯蓄型保険の見直し
この度はご質問をいただきまして、ありがとうございます。
保険実務に強いファイナンシャルプランナーの釜口でございます。
http://www.bys-planning.com
子供が大学生ぐらいになる15年後ぐらいに資金として使う予定です。
⇒お子さんの学資資金としてお考えなのであれば、
保険に拘る必要はありません。
円建保険金額保証特約付新終身保険(米ドル建)は、保険会社が
どのような運用しているのでしょうか?
その運用先は、アメリカの債券です。
であれば、ご自身でアメリカの国債などを購入した方が、
運用効率は断然高くなります。
(ドルで積み立てられる保険は、徴収する保険料から手数料を
差し引いていますので、自身でドル建て債券を直接購入するよりも、
運用効率は下がります)
ざっと計算したところ、円安なので払込額より解約返戻金の方が少し額が多く、このまま円安が続くのであれば、今解約した方が特な気がするのですが、半分以上払込をしていますし、このまま眠らせておいた方がいいのでしょうか?
⇒考え方にもよりますが、原本以上になっているのであれば、
解約がベターです。
目的が貯蓄なのであれば、保険以外の金融商品をご選択されるのも
選択肢ですね。
なぜならば、マイフューチャーで貯蓄するデメリットは以下の通り
A.保険会社の破綻
B.解約返戻金が為替の影響を受ける
C.途中解約時、元本割れの可能性が高い
ドル建てで貯蓄することに拘れるのであれば、
・海外ETFで債券が入ったものを購入する
・1倍FX
・インデックス型の毎月積み立て型グローバル投信
などが選択肢です。
ご不明な点がございましたら、お問い合わせください。
http://www.bys-planning.com/
小川 正之
ファイナンシャルアドバイザー
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ライフプランに合った選択を。
りぷとん 様
はじめまして。
私、マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社の小川正之と申します。
教育資金準備(大学の学費等)というお考えであれば、解約をして他の方法をお考えになるのが良いと思います。
加入中の保険は、今後も為替リスクとともに解約返戻金が変動します(最低保障もありません)し、解約する時期(予定)が予め決まっている方にとっては注意が必要な商品です。
しかしながら、死亡保障の面では、現在加入中の保険商品は非常に魅力的です。もともと解約返戻金が低く設定されていて、その分死亡保障を手厚くした設計になっています。りぷとん様の死亡保障が必要であれば、現在の保険を継続されるのも一考です。
ご主人様も含めて、ご家族全体のライフプラン(資金計画)からお考えいただいた方が良いと思います。商品や方法を選ぶよりも、計画を立てて目的や目標等を明確にすることの方が大切です。
その上で、こちらのご資金(現在の保険)を教育資金準備とするのであれば、利益が出ている内に解約をして、他の方法を考えるのは良い選択だと思います。
来年からはジュニアNISA(こどもNISA)もスタートしますし、教育資金準備もそれぞれのお考えに合わせて色々な方法が考えられます。
りぷとん様とご家族のライフプランやお考えに合った方法を選択していただければと思います。
以上、抽象的なアドバイスになってしまいましたが、お役立ていただければ幸いです。
弊社は、お一人おひとりの夢や目標やご意向に合わせたライフプランニング(ファイナンシャルプランニング)を提供しています。
ご質問やご相談等がございましたら、お気軽にお申し付けください。
マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社
小川 正之
評価・お礼
りぷとんさん
2015/08/02 15:50回答ありがとうございました。とても為になりました。
最初は学費のためと思い加入しましたが、おっしゃる通り終身の死亡保障として継続を考えています。が、私に1000万円の保障は必要なのかと思ってしまいました。
今解約して今の保険より確実に増やせる低解約返戻金型終身保険に主人の名義で加入しなおすのはどうなんでしょうか??
小川 正之
2015/08/02 16:45りぷとん 様
この度は、コメントと評価をいただき、誠にありがとうございます。
りぷとん様ご自身の死亡保障が不要で、教育資金準備というお考えであれば、現在の保険商品よりも他の方法の方が良いと思います。
学資保険の代わりに、解約返戻金の返戻率重視で終身保険(特に、メットライフ生命「つづけトク終身」)という提案が、保険ショップや銀行では多いです。為替リスクは無くなりますし、契約時点で予め解約返戻金が分かるので、教育資金準備の計画が立て易いと思います(積立利率は10年毎に見直しされますが最低保障があります)。
しかしながら、保険商品に拘り過ぎない方が良いと思います。保険商品は、実は内部での費用が結構高いので、資産運用として非効率な面があります。
保障を備えるには保険商品が良いと思いますが、教育資金準備を目的とするのであれば、選択肢は沢山ありますので保険商品以外の選択肢を考えてみるのも一考です。
その上で、りぷとん様ご家族のお考えに最も合った選択をしていただければと思います。
また、教育資金準備が全てではありませんので、他の資金計画(住宅資金や老後資金等)も含めたライフプランを立てて考えることが大切です。
以上、お役立ていただけますと幸いです。
弊社は、ご相談者様に最も適したアドバイスを提供する為に、保険も含めて金融商品の販売や仲介・媒介を一切しておりません。
ご質問やご相談等がございましたら、お気軽にお申し付けください。
(現在のポイント:-pt)
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