高校三年の女子です。
漠然と不安がつきまとっている、というか、自分でも良く分からないまま心身共に疲れています。自分は受験を控えていて、一般入試よりAO入試を受けようと考えています。AO入試は高校の欠席実数が多いと不利になるようなので、なるべく休まないようにと思っていても休みたくて仕方ありません。自意識過剰なのは承知ですが、容姿にコンプレックスがあり、いつも誰か一人にでも見られていたら...と思うと胸がつまります。極端に自信がなく、相手と話していても相手が私の顔を見て不快な感情を覚えるのではないかと思うと目を見て話すことができません。容姿のことや受験、周りの目、家に帰ってからも何かと手伝いやなんやらを申し付けられ、休まる暇がありません。手伝いはやってあたりまえだと理解はしているのですが、どうも心は分かってくれません。親の生活スタイルに合わせていると不規則な生活週間になり、それも心の不安を大きくしているような気がします。また、友達と話していても自分の事を理解してくれるような友達がいないため仲はいいのですが孤独感も度々感じます。土日や祝日でたっぷり好きなことをしてリフレッシュしても次の日が学校だと思うと胃痛やお腹を下したり...自分でもどうしたらいい変わりません。自分のこの生活や性格を今から変えた方がいいのでしょうか。まとまってなくて申し訳ありません。
みどりこ。さん ( 東京都 / 女性 / 18歳 )
回答:1件
あるがまま
心配症、心気症、自意識過剰…みどりこさんはご自分の性格を持て余していらっしゃるようですね。昔から似た性格の若者が大勢いました。その若者の性格を見事に説明した精神科医に「森田正馬」という高名な医師がいました。森田の名前にちなんでこの性格は「森田神経質」といい下記のように定義されています。
・ヒポコンドリー性基調:いたずらに病苦を気にする精神的基調
・神経質性格:弱力性(内向性・心配性・過敏症・心気症・受動的と強力性(完全欲・優越欲求・自尊欲求・健康欲求・支配欲求を合わせ持つ
・精神交互作用:ある「感覚」に対する「注意」が強くなるとその「感覚」が強くなり、「感覚」が強くなるとさらにまた「注意」が強くなる、注意と感覚の悪循環
・思想の矛盾:かくあるべしと思う「思想」とそうではない「事実」が反対になり矛盾すること、理想の自分と現実の自分のギャップ
・生の欲望:向上・発展しようとする欲望
このように心配する反面、上昇志向が強く、将来、活躍する若者の性格とも言えるでしょう。しかし不安に伴う苦痛は和らげたいものです。そこで森田は「森田療法」「あるがまま」を提唱しました。すなわち、不安や苦悩は上昇志向や欲望の裏腹に起きてくるもの、それを「あるがまま」に自覚し、受け容れることです。
それには、その心理を言葉や文字に表してみるとよいでしょう。漠然とした心配や不安は言葉や文字にすることで、格段と小さくなります。しかし一人で行うには辛いですし、続けるにも根気がいることでしょう。そこで精神科を受診されてはいかがでしょう。精神科医とよくお話してご自身のこころを客観的に観察されることをお勧め致します。みどりこさんは成長の可能性を十分に秘めています。頑張って下さい。
銀座泰明泰明クリニック
http://www.ginzataimei.com/
回答専門家
- 茅野 分
- (東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
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