犬の血液検査結果について。

人生・ライフスタイルペットの医療・健康 2015/04/14 00:53

オス2歳小型犬です。先日受けた血液検査の結果にて、以下の通り数値が高い項目がありました。
Glu→125、BUN→31、Cre→1.3

現状、見た目は元気なので経過観察とし数日後再検査となりました。
そこで質問です。
血液検査の際、食後まもなくにて行いました。また診察台を怖がるようになり、待ってる間はそわそわ動き、舌をだし息が荒くとても興奮状態でした。
上記検査項目は、運動後や食後は数値が高くなると聞きましたが本当でしょうか？
興奮状態でも数値がは正常に測れますでしょうか？
もし上記が本当でしたらどのような状態に気をつけて検査を受けたらよろしいでしょうか？

お忙しい所恐れ入りますが、ご教授頂けると助かります。
何とぞ、よろしくお願い申し上げます。

ぶち12さん（愛知県 / 女性 / 35歳）

回答：1件

Re:犬の血液検査結果について。

2015/04/21 08:59 詳細リンク

: (5.0)

動物の採血は人の採血とは異なり、その動物にとって不安な状況下であったり、ストレスのかかった環境となることがあります。そのため、ご質問にある項目などは異常値を示すこともあります。

GLUは血糖値であり、糖尿病などの際に上昇します。また、食後もしくはストレスを受けている状態でも上昇します。

BUN、Creは腎数値であり、腎機能を評価する値であり、腎臓障害がある場合に上昇します。それ以外にも、BUNの場合は、食事の影響、嘔吐や下痢などの消化管障害、脱水などでも上昇します。Creの場合、筋肉の代謝産物でもあるため運動後は上昇します。

上記のことをふまえますと、血液検査前は8時間以上の絶食を行い、来院後すぐに、できる限り安静下での採血を行うことで真の値を得られると考えられます。

再検査でも異常を示した場合には、糖尿病や腎臓障害の症状（多飲多尿など）の有無を確認し、追加検査として尿検査を実施することをお勧めいたします。

これらの病気は通常高齢動物で発症するものであり、２歳という年齢での発症は一般的ではありませんが尿検査を実施することによって尿糖の有無、尿比重の値でこれらの病気の存在がわかると考えられます。

可能な限り適切な環境下での採血を実施し、かかりつけの獣医師と再評価を行いましょう。