対象:新築工事・施工
中堅ハウスメーカーで今年9月に新築工事を着工しあと、10日で引き渡し(ERIの検査終了)と言う段階でとんでもない施工不良を私が発見しました。内容は、軟弱地盤の為8.5メートルの鋼管杭を38本打ち込みましたが、なんと捨てコンが割れて杭が露出し基礎から外れていました。南面の東角は杭のセンターから半分しか基礎に乗っていませんでした。同様に南面の西角の杭は基礎から完全に外れていました。1ミリも基礎にかかっていません。しかも、鋼管杭の頭は捨てコンの下にあります。鋼管杭で直接基礎を支えていません。捨てコンて構造物じゃないですよね?ハウスメーカーも確認済みで施工不良を認めています。つきましては、補修工事を行いますので現地で説明を行いますとの事。はっきり言って話になりません。基礎工事の初期で現場監督が発見し、補修をさせて欲しいと申しでれば、まだ仕方ないと思ったでしょう。しかし、私が発見していければそのまま引き渡しが完了していました。あまりにズサンな施工管理と施工不良に怒りを通り越して、どうすればいいか どこに相談してしたらいいかわかりません。地盤という一番大事な場所の欠陥で命にも関わる為私自身は、補修工事では済ますつもりは全くありません。契約解除で工事代金の7割現金で支払い済みなので返金 慰謝料を希望しています。専門家の方々どうかアドバイス宜しくお願いします。
博徒さん
(
兵庫県 / 男性 / 39歳 )
回答:2件

佐山慎英
建築家
-
まずは監理建築士をうったえることから、、、、、、、
図面どおりに工事監理するのが建築士です。損害賠償をおこしましょう。構造担当者にも責任はあります。姉歯以降厳しくなっています。全部設計図面どおりに工事やり直しさせる申し出と造り直し期間の損害賠償からはじめてはいかがでしょうか。
評価・お礼

博徒さん
2014/11/22 17:47ありがとうございます。これから弁護士と相談し損害賠償請求致します。

佐山慎英
2014/11/22 21:06間違いなく建築家が現場を全く見ていないことが原因です。まだ、その様な現場は他にもみえない所に欠陥がある可能性があります。施工中写真すべて提出させることです。工事が丁寧でないということは、職人に妥当性がある工賃が支払われてない可能性もかんかえられます。

中舎 重之
建築家
-
鋼管杭の芯ズレの対応
回転式貫入杭では、芯ズレは50~100mm位で基礎底版の範囲に収まるのが普通です。
鋼管杭の頭は100mm程基礎コンクリートに飲み込ませるのが、最低の基準です。
杭本数が38本は、当方から見るとかなり多いですね。
現実に鋼管杭と既存の基礎とをどの様に一体化させるかが大きな課題です。
それと、38本の鋼管杭の芯ズレを、どうやって確認するかも課題です。
遡れば、基礎の配筋検査の時点で、鋼管杭の芯ズレという此の重大な欠陥を発見できた筈です。
兎に角、当方の常識から懸け離れていて、言葉もありません。
これが、東京であれば、対応策にもアドバイスが出来るのですが。
対応の基本は、芯ズレの杭芯に合わせて新規に補強基礎を造ることです。
次に、既存の基礎と補強基礎と接合します。
此の時に高度な工学的判断により、既存基礎へのアンカー筋の配置をします。
杭による偏心モーメントが過大になりますので、計算のみでの配筋では失敗します。
一工夫も二工夫も必要になります。
以上です。 2014.11.22 中舎重之
評価・お礼

博徒さん
2014/11/22 19:24素晴らしいアドバイス本当にありがとうございます。
参考にさせて頂きます。

中舎 重之
2014/11/22 20:10損害賠償等は、当方の専門外ですので、話は出来ません。
今後、建物を技術的にどう対応させるかの話には、それなりの知恵はお貸しします。
多分、ハウスメーカーには、此の事態を解決出来るだけの技術は皆無と思います。
ハウスメーカーは営業窓口のみで、仕事は下請けの工務店任せと考えます。
最低限の技術もなく、杭は杭業者に、基礎は基礎業者にそれぞれ任せた結果が現状です。
ハウスメーカーの悪い所が、そっくり出てしまった様です。
2014.11.22 中舎重之
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A