対象:マッサージ・手技療法
カンボジア在住の50才男性です。
一か月半程前、ゴルフ練習場での練習後、右肩甲骨に小さな痛みが発生しました。一週間ほど後、違和感はあっても痛みは少なくなったので実際のラウンドをしてみました。ラウンド後は多少痛みが多くなりましたが、安静にしておけばそのうち取れるだろうと思いました。その後咽頭炎で4、5日間静養することになり、回復した頃には痛みは消えていたので室内で軽い素振りを20回程度行ったところ違和感がかなり強くなったため止めました。その明け方の事です。右肩甲骨を中心とした激しい痛みで目が覚めました。じっとしていても激しい痛みがあり、右腕は痺れが激しく筋力も低下していました。比較的楽な姿勢、すなわち右半身を上にして横向きに寝転がり、右腕を前方に伸ばした形で固定しつつ痛みに耐えながら朝を迎え、隣に住む知りあいの医師に強力な痛み止めの薬を処方してもらいました。そのおかげで翌日午後には何とか立って歩くことができるようになり、翌々日に一般相談医のクリニックを受診し、レントゲン写真では頸椎には異常が無いとのことで鎮痛・炎症剤を処方されました。また、その翌日に日本人鍼灸師に見てもらったところ、首の6番目(?)の骨あたりから肩に伸びる筋の緊張が原因で、背筋、肩甲骨の周りの筋肉が保護するために強張った状態だとのこと。腕の痺れは、その3種類の筋肉で作る神経の出口が狭窄してしているためとのことでした。首から肩の筋肉の深いところの緊張を緩めることを中心に治療しましょうとのことでした。
日本にはこのようなゴルフ障害に詳しいカイロ・整体のクリニックがいくつかあるようですが、当地には信頼のおける鍼灸師は他に存在せず、カイロ・整体等はありません。鍼灸による治療はこれまで5回受け、先生が用事で不在となる2週間を開けて再開することになっていますが、現在でも首の右傾斜は痛みによる制限があり、姿勢によっては肩甲骨周辺も痛み、右手は上腕外側から肘にかけての鈍痛、人差し指の痺れがあります。鍼灸治療のみで再びゴルフに復帰できるまで回復することができるかどうか不安です。鍼灸治療を補助する意味で、自分でできる指圧やマッサージ、ストレッチ等があれば行いたいのですが、良い方法があればご教示ください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
ran1990violetさん ( 神奈川県 / 男性 / 50歳 )
回答:1件
為ヶ谷 祐太
理学療法士
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ゴルフ障害について
ご質問ありがとうございます。
私は整形外科クリニックで勤務しています理学療法士の為ヶ谷と申します。
ゴルフや素振りをした際に何もしていなくても激しい痛みがあったということでおそらく肩に炎症が起きてしまったのだと思います。炎症が起きた際は、腫れているため痛み止めの注射や肩周りの筋肉が硬くなってきますのでよく温めたり、肩周りもマッサージを行い、安静にする他ありません。
状態は詳しくわかりませんが、鍼灸師の先生に施行して頂き、痛みは軽快傾向であれば心配はないと思います。
しかし、筋肉がほぐれて痛みが取れて治療が終わりっということではなく、その首の6番目から肩に伸びる筋の緊張がなぜ起こったかが重要になります。
ゴルフなどの運動は全身運動ですので下半身の柔軟性や普段の姿勢、重心移動に伴うバランス能力などが必要になり、一つでも上手くいっていないと腕だけの素振りになり肩に負担がかかります。
そのため、肩周りだけでなく、下半身や胴体部分の柔軟体操を入念に行うことが重要だと思います。
(現在のポイント:-pt)
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