対象:お金と資産の運用
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外貨建て保険
安定志向 様
おはようございます。ご利用ありがとうございます。
相続総合研究所の大泉稔です。
私は、個人的には外貨建て生命保険はおススメできません。
理由は『保障』と『資産運用』の2つの側面で考えてみましょう。
まず、生命保険の目的は『保障』です。
「被保険者(=保険を掛けられた人)」に「万が一」のことがあった場合
「定額(=決まった金額)」の保険金を受け取れます。
外貨建て保険の場合、「外貨(=たとえば、$とか€とか)」では決まった金額ですが、
「円」での金額は決まっていません。
為替があるからです。
「万が一」…時期を選べませんよね。円高の時にあるのか、円安の時にあるのか。
また、外貨建て保険の販売に際し、『資産資産運用』の一つとして提案することも多いようですが。
ご質問の文章でご指摘の通り、10年以内の解約は不利です。
解約控除があるためですね。
為替というのは先が読めません。
今後10年の間に、大幅な円安があるかも知れませんし、急激な円高になるかも知れません。
特に、豪ドルは動きが激しいです。
ひょっとすると、今後10年の間に、「チャンス」が到来するかも知れない。
でも、解約控除ゆえに、そのチャンスを見送らざるを得ない、というのも惜しいですよね。
為替というのは、短期間で大きく動くこともあるのです。
(もっとも「短期間」や「大きく」というのも、…感じ方は、人によってマチマチですが)。
外貨建て保険を運用商品として考える場合、
「為替の動き」の「タイミング」を捉え難く
資産運用にも向いていない、と考えています。
以上、私は『保障』と『運用』の2つの側面から、
外貨建て保険はおススメできません。
ところで、約款は確認されましたでしょうか?
不躾なお尋ねで申し訳ないのですが。
私は、今、さっと約款を読み流したのですが。
http://www.ms-primary.com/products/tanoshimi_zutto/index.html
解約控除は「解約返戻金」ではなく「保険金」を元に計算するようですね。
解約返戻金よりも保険金の方が金額が大きいです。
それに為替の額は、いつ決まるかご存知ですか?
ご存知のとおり、為替は時々刻々、変わります。
豪ドルでしたら、時差は、あまり考えなくても良いのでしょうが…。
以上、私の考えのありのままをお伝えしました。
ご質問、ご意見、反論等ございましたら、お気軽に書き込みください。
(ちなみに、販売者の視点では、非常に良い商品だと思います。
一般的に外貨建て保険は販売手数用が良いようです)。
回答専門家
- 大泉 稔
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 「保険と金融」の相続総合研究所
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安定志向さん (大阪府/40歳/女性)
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